住宅クレーム110番

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木造の断熱と外部仕上げについて


<YMさん(38歳・女)>


 RCがメインの設計事務所に勤めています。現在、木造で大きなR壁のある一般住宅を検討していますが、ヘアークラックをなるべく入れない様にする工夫と断熱方法について、とても迷っています。私なりにメーカーなどで調べたところ、今の時点では以下の方法が良好かと思うのですが、第三者の方のご意見を頂きたく、投稿させて頂きました。よろしくお願い致します。

 外壁側より ●ヘアークラック対策「塗装仕上げ+メッシュシート+セメント樹脂塗装+断熱パネル(ダイライトなど)」 → ●通気層「DUPONドレインラップ」+構造用合板 → ●断熱「セルロースファイバー+シート+石膏ボード+仕上げ」

これについて、ご意見を頂けないでしょうか。

私の疑問は
○通気層が独立したカタチで設けられてなくて良いのか(メーカー問合せ中)
○断熱パネルは環境面・強度面でどうか
○セルロースファイバーが沈下した場合、断熱パネルでカバーできるものか

他に
○経済面がとても気になり、これらより性能が少し劣っても近いカタチで、もう少し手頃な工法はないものか?
○予算が追いつかない場合、本当に(地域と環境に依り)セルロースファイバーを割愛しても大丈夫なのか?
と悩みます。

長くなりましたが、どうぞ宜しくお願い致します。今後、事務所として木造も増やしていく予定なので、シッカリとした基本を身に着けたいです。



アドバイスいたします
住まいを科学する技術集団・新住協メンバー
須藤建設(株)
副社長 須藤芳巳


ホームページ:http://www.sudo-con.co.jp/
Eメール:sudohome@sudo-con.co.jp

物事が混乱していますので、問題別にまとめて対策を述べて見たいと思います。

木造の場合のヘアークラック対策
1、地盤を調査し、建物変位のない基礎とする。
2、構造計算をしっかり行い、揺れの少ないバランスの良いプランにする。
3、木材の乾燥収縮による動きを抑えるために、構造集成材など乾燥材を使用する。

漏水対策
1、タイベックは横貼り(上重ねで防水層と心得る)とする。
  ※タイベックドレインタイプは縦張り用なので防水層としては不可。
2、やはり通常の通気工法にする。
  ※タイベックドレインタイプはシワ部分から水が流れるが、通気層としては足りないと思います。

断熱対策
1、ダイライトは断熱材ではありません。
2、たとえシージングボードでも断熱効果はありますが、断熱材として捉えないほうが良いと思います。
3、セルロースファイバーが沈下するとダイライトではカバーできませんので、沈下しない技術を持った、しっかりした専門業者に頼んでください。可能です。

エコ対策とコスト
1、セルロースファイバー性能的に高性能GWと同じですが、コストは非常に割高になります。
2、エコ的にどこまで考えるかということになりますが、コストの点から言うと、気密シートの外側に断熱材ということを考えると、必ずしもセルロースファイバーということでなくてもと思いますが、後はこだわりの気持ちの問題です。
3、 断熱パネルの環境面について
ダイライトであれば火山性ガラス質材料と鉱物性材料からなり、日本国内に大量の資源として存在していますので、資源としては地球環境に負荷は与えませんが、製造過程では当然エネルギーを消費しています。強度的には構造用と認定されていますので有効と思います。

高気密・高断熱の施工
1、先張りなどの技術からC値(隙間相当面積)を小さくすること。
  ※室内側の気密シートの貼り方をマスターしてください。
2、充填断熱材に含まれる空気の流れを止めること。(気流止め)
3、Q値(熱損失係数)から仕様を考えること。
4、断熱欠損の箇所を作らないこと

木は水があると腐ります。腐らない家をお願いします。

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玄関ドアの反り、交換を正当に要求できる?


<神奈川県川崎市・HYさん(会社員・36歳・男)>


 初めて投稿させていただきます。
 我が家は平成16年末に引渡しを受け2年が経過した新築・木造(2×4)の物件です。入居後数ヶ月経った17年春頃、玄関ドアが(相当強く押さないと)開かない、閉まらない、鍵も掛からないといった現象が起き始めました。この現象は、直射日光が玄関ドアに直接当たる春・秋の午前中に発生しており、太陽熱によりドアが戸外へ向かって反っていたと思われます。ドアは鉄製のオーダー品で(オーダーは私ではなく、施工側に拠ります。いわゆる建売販売の物件です。)、開かなくなったときは中央から下にかけて隙間(5mm程度)が出来る状態でした。これに関し施工した工務店に対処を依頼しました。
 工務店も当初は反りを認めようとせず(ろくな調査もせず)ドアパッキンの交換や丁番の調整で対応しようとしましたが一向に改善せず、何度もクレームを入れた結果、約1年後にドア自体の交換となりました。その段階ではようやく工務店側も反りを認めました。しかし、この交換も同じ仕様のものの色違い(熱吸収が少なそうな色)への交換であり、その後も同じ現象は続きました。再三の申し入れにより再度交換となり、今度は内部に断熱材を入れたり、下部に空気を逃がす穴を開けたとの説明がありましたが、異常に重いものとなり、毎日の開閉にもストレスがたまるようなものでした。更にドアが開きにくくなる現象も改善せず、根本的な改善(私の素人考えでは素材自体に問題があり、別素材のものへの交換)を要求してきました。ここまできて、工務店側の回答がアフターサービスでの対応(調整等)では限界であるため設計側へ連絡を取る、場合によっては売主と直接相談をして欲しいといったものへ変わってきました。交渉を行うこと自体はかまわないのですが、そうなることによって責任の所在があやふやにされることを危惧しています。
 お尋ねしたいのは、上記のような場合交換を正当に要求できるか?ということ、その場合責任を取るべき(交換等に応じる必要がある)のは、どの立場の業者になるのか?という点です。私がこれまでやり取りしてきたのは工務店であり、売主へは今のところ連絡は取っていません。また、設計側へは最近(ここ1ヶ月ぐらい)ようやく本件が工務店より連絡された様子です。
 拙い文章で伝わりにくいかとは思いますが、何卒アドバイスいただけますよう、お願い申し上げます。



アドバイスいたします
HQ住宅研究所 FAS本部
代表 福地 脩悦


 南面に玄関があるのだと思いますが、夏場は太陽高度が高くなるので、受熱量が少なくなり太陽高度が中間にある春と秋に起きる現象です。このような場合には、重いドアにしなくとも、表面に太陽熱の70%も反射させる、熱遮熱シートを貼り付けたり、庇を工夫して太陽熱が当たらないようにすることで解決が出来たとも思われます。
 本質問は今後の対応ですが、基本的には販売者が第一責任者となります。不具合が生じたら先ず、販売者に状況を報告して対応していただくことです。その建主からの報告を元に、販売者は設計者や施工者に連絡をとり、然るべき対処法を検討して措置を行います。
 本件は先に建主さんが施工者に対応を求め、逆になったようですが、不本意と思いながらもここまで行う施工者は少ないと思います。施工者は販売者の下請け関係にあり、元請の販売者に知られる前に、出来れば施工者で解決したかったのだと思われますが、本件はその限界を超えたと判断したようです。
 販売者は建主さんからクレームが来た時に、その要因を特定するため設計者や施工者と連絡を取り合います。場合によっては玄関ドアメーカーに改善を求める対応を行ったかも知れません。販売者は施工者、設計者、メーカーに対して元請としての強い立場にありますので、建主さんと異なる対応が出来たと思われます。
 販売者がユーザーさんが満足できるようになるまで、何処まで対応できるはその業者によって異なると思います。本件の場合は瑕疵担保責任などの法的責任の対象外になるため、販売業者の誠意に委ねる方法しかないのが実状だと思われます。あくまでも施工責任と言う範囲での対応を要請するので、感情的にならず、上手に対応していただけるような環境を作るべきです。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。

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コーキングの打ち替え中に大雨」への意見


<メンテナンス業さん>


 私はマンション及び一般施設などのアフターの仕事をしている物です(自営)。
 私どもは一日の仕事サイクルでは、撤去したコーキングなどはその日に復旧できるように指示しています。これは当たり前かと思います。


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良心的な上階住人に、もう一つお願いしたいこと」への意見


<東京都港区・Markさん(会社員・34歳)>


 扉の音が響いているということに上階の方は気がついていないと思います。私自身も、周りから音がするたびに、こんなに聞こえるものなんだなぁ。と気がつくことが多いです。ですので、言ってあげるほうが親切ですし、上階の方も言ってくれた方が喜ぶと思いますよ。ただ、言い方は考えなければなりませんね。
 私自身、上階のかたの足音が気になったときに、お手紙を書きました。音が気になることはもちろん、かかとから足をつくと音も響くし体にも良くないこと、足から出すのではなく、足で支えるように歩くことで、かかととつま先が同時に付くようになり、音も出ず、膝を痛めることもなくなるのでおすすめだということなどを書いておきました。それ以降は、歩き方を変えていただいたようで、ほとんど気にならなくなりました。
 どうしたらいいのかをアドバイスしてあげることで、逆に感謝されると思います。扉が当たるところに、ゴムを貼り付けたりすれば、扉の開け閉めに気をつかうことなく音の対策が出来ます。自分で買って、自分でも使用してみて良ければ、「ウチでもやっているけど、とてもいいよ」と、おすすめしてみたらいかがでしょうか?

2002/02/23 「良心的な上階住人に、もう一つお願いしたいこと」への意見


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垂木の強度大丈夫?


<秋田県横手市・SAさん(会社員・48歳・男)>


 この間、新築現場を見たときに気づいたのですが、棟木と母屋が2間(3m以上)離れ2×8材を垂木として使用していました。しかし、垂木が母屋まで届かず手前で、そぎ継ぎもしないで合板(9mm×500×250)を1枚横に釘打ちかビスどめしているだけです。また継ぎ箇所が一直線に並んでいます。素人目にはとても強度が保たれているとは思われません。屋根は雪が滑り落ちるようにしておりますが、一晩で1m近くも降り積もることがあるので心配です。もし、補強が必要であればどのようにすれば良いか教えてください。
 また、耐力壁の合板の釘打ちも釘が2〜3mm埋め込まれています。こちらも大丈夫でしょうか?
写真



アドバイスいたします
HQ住宅研究所 FAS本部
代表 福地 脩悦


 2間と言うと3.6mになりますが、実際に3.6mを2×8の木材で持たすにはかなりの屋根勾配であることが前提です。写真で見ますと軸組みの骨組みにツーパイフォー(2×4)の材料で屋根を受ける構造のように見えます。軸組みだったら1m以内の母屋に50センチ以内の垂木(約45×45〜60ミリ×45)配置が通常です。
 本件は、8インチということで、約20センチ程度の背丈がある屋根受け木材を使用しているようです。残念ながら、その間隔が特定出来ませんが、それにしても母屋の間隔は3m以内が限度だと思われます。心配されておりますように、母屋に受け木がのっておりません。継ぎ手の補強は同じ2×8が使用されるべきです。その継ぎ手部分が一直線に同じ位置になっており、これも同じ材料で補強すべきでしょう。ツーパイフォー(2×4)と軸組みの折衷で構造が組まれており、何処までの強度が担保されているかを特定することができませんので、施工者に不安を訴えて、安心できるような対応を求めるべきでしょう。同じ材料で補強していただけると安心かと思います。
 構造用合板での耐力壁の釘打ち状況ですが、全ての釘が写真のように埋まっているのであれば問題ですが、一部にこのような釘が出てくるのは止むえないと思います。いずれにしても添付された写真だけで特定できませんが、建主さんが不安を感ずる状態である事を伺えます。
 現場を見るのが一番ですので、知り合いの他工務店さんにも見ていただくと良いでしょう。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。

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