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![]() 充填断熱工法の外壁、天井について<滋賀県大津市・TYさん(会社員・35・男)>
いつも拝読させていただきありがとうございます。
さて、以下の2点の充填断熱工法について問題(内部結露)が発生しないかご教示していただければ幸いです。 1 : 外壁について 外壁は、屋外から窯業系サイディング、通気層、防水シート、構造用合板、断熱材(グラスウール16k、防湿シート、内装材(石膏ボードorコンパネ)、クロス、(屋内)の順に構成しています。その構成で、構造用合板が断熱材から発生する内部結露に支障が生じないか。 2 : 天井について 天井は、屋外から瓦、コンパネ、屋根裏、断熱材(グラスウール16K)、内装材(石膏ボード)、クロス、(屋内)の順に構成しています。通常、断熱材を敷設後、屋内側に防湿シートを行うことが原則と思いますが、ビルダーより屋根裏に換気扇(排気)を設置すれば問題を回避できるとお聞きしましたが、適切でしょうか? アドバイスいたします 住まいを科学する技術集団・新住協メンバー 須藤建設(株) 副社長 須藤芳巳 ホームページ:http://www.sudo-con.co.jp/ Eメール:sudohome@sudo-con.co.jp
■高気密・高断熱の建物仕様の考え方について
外壁について 文面の外部側の防水シートですが、これはタイベックのような透湿・防水シートと思います。外からの防水性能があり、内部からの水分を通気層に排出するものです。 今回の仕様の場合、結露においてご心配のように外部側の構造用合板の透湿抵抗が問題になります。 考え方としては、内部気密シートで確実に湿気を止めることができる(次世代基準より低いC値が1.0以下程度)のであれば、OSB合板のような透湿抵抗の高い構造用合板でも良いのですが、そうでなければ透湿抵抗の低い材料で構造をとらなくてはいけません。 天井について 建物は内部気密・外開放が原理原則です。したがって今回の天井の部分においても、外壁と同様に断熱材の内部側に気密シートを施工し、特に外壁・内壁の上下部に気流止めを行い、床下の空気を壁内から屋根裏に上げないことが大切になります。 ■室内の湿った暖かい空気を、壁・天井の気密シートと断熱材で確実に遮断し、その上でどうしても止めきれないわずかな空気を外壁通気・小屋裏で排出すると言う考え方で施工を進めてください。
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![]() コ−キングの対応年数とサイディングの伸縮について<北海道札幌市・AHさん(会社員・45・男)>
一般的な回答で構わないので教えてください。
築年数7年の木造2階建て住宅です。建築場所は北海道(夏冬気温差40度)です。サイディングとコーキングに隙間が見えてきました。コーキングに亀裂が生じてきました。 質1:サイディングの品質にもよるでしょうが一般的に、夏冬でどのくらいの伸縮があるものでしょうか?(?mあたり?mm) 質2:サイディングの伸縮は経過年数によってどのように変化するのでしょうか? 伸びるのでしょうか? 縮むのでしょうか? どれくらい? 質3:コ−キングは何年くらいで劣化しはじめるでしょうか? 質4:上記3項目に対して詳しく掲載されたHPや書物があれば教えていただきたいのですが。 質5:内部に影響がでないうちにサイディングを張り替えるか、塗装で処理するか悩んでいます。対応年数や金額のこともありますので教えてください。 アドバイスいたします 三王建設興産(株) リファイン西野 営業 田中宣久 電話:011(661)1567 ホームページ:http://www.sanoh-home.co.jp/
答1:サイディングにも現在たくさん種類があり、具体的な数値は協会としてはお答えできません。 建てられたビルダーもしくは工務店に相談してサイディングのメーカーだけでも調べていただき、そちらに問い合わせされることをおすすめします。
答2:答え1のとおり、具体的な数値は当該サイディングメーカーでないとお答えできませんが、一般的に縮む傾向にあるようです。 答3:コ−キングのメ−カ−および施工の出来具合によって差はありますが、一般的に5〜6年で劣化が見てとれるようになってきます。 答4:いろいろな文献はありますが、住宅外装テクニカルセンターおよび日本窯業外装材協会の発行している「テクニカルレポート1.不具合は何故おこるのか (窯業系サイディング不具合の原因と補修事例)」という小冊子があります。多少参考になると思います。 答5:塗装については、特殊な塗装を施している場合を除いて、一般的に築後10年が再塗装の目安とされています。AHさんのご自宅の補修については、現状を見ないと何ともいえません。建てられた工務店もしくはビルダーとご相談願います。
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![]() 24時間換気の設置について<三重県三重郡・URさん(会社員・42・男)>
24時間換気の設置義務は理解できるのですが、ワンフロアに1台でいいのではないのでしょうか? 私の家のリビング・ダイニングは吹き抜けになっているのですが、リビングの1階部分に2台、2階部分に2台付いています。設計士は必要だと言うのですが…。もちろん1階部分のキッチンにも換気扇は付いていますし…。吹き抜けの場合、1階部分と2階部分は区別されるのでしょうか? 明確な基準を教えていただけませんでしょうか?
アドバイスいたします 住まいを科学する技術集団・新住協メンバー 須藤建設(株) 副社長 須藤芳巳 ホームページ:http://www.sudo-con.co.jp/ Eメール:sudohome@sudo-con.co.jp
法の改正があり、具体的には、0.5回/hの換気性能またはホルムアルデヒド0.08PPM以下に保つことができる換気設備の設置が義務づけられました。自然換気では難しいので事実上24時間0.5回〜0.7回以上の換気できる換気設備の設置になります。
したがって台数の問題ではなく、いかに正確に必要量の空気を入れ替えるかになります。もちろん吹き抜けも1階2階も関係ありません。 換気の種類にもいろいろあり、換気扇本体が1台で行うセントラル換気(計画集中換気)で代表的なのが3種換気(自然吸気強制排気)、さらにこれからは1種換気(吸気と排気を同時に行う熱交換型)も増えてくると思います。このように1台でも何台でも良いのですが、いかに経済的に効率よく正確に空気(0.5回/h=部屋の隅々の空気を2時間で1回)を入れ替えなければなりません。建物の方位、風向きなどの自然環境、あるいは断熱気密・窓の程度、暖房種類などの建物の性能を確認し、暮らしから新鮮な空気を入れるところ、汚れて湿気のある空気の出るところを熟知し計画的に配置をすることにより、家族が安心して快適に暮らせる家になります。 法的には施工された換気設備の測定は義務付けられていないのですが、完成後実際に風量測定をして、バランスよく0.5回/hの換気が働いているかを調査してください。
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![]() 「歩くたびに床が振動します」について追加質問<埼玉県所沢市・T.Fさん(会社員・36・男)>
以前床の振動について相談させていただいた者です。1年が経過し、もう少し詳しくお聞きしたく投稿いたします。家の構造は2×4です。1階のリビングには床暖房が入っており、建て売りとしては珍しくリビングの部分が吹き抜けになっています。このリビングの部分が歩くたびに振動することを相談させていただき、根太材を入れてもらうことを提案したらよいとの回答をいただき、そのことを建築業者に提案したところ、そのようにしていただけるとのことでした。確かに以前に比べ振動は弱くなりました。今は支えをしている状態であり、まだ固定はしていません。もちろん固定をしていただけるとのことなのですが、そこでいくつかの質問があります。
・支えのために持ってきた材木が少し古いような感じがしたのですが、このような補修の場合は新しい材木を使わないのか? ・その木を固定することをしてしまったほうがいいのか?(この補修方法で本当によいかどうかわからず、保留にしている状態です) ・上にも書いたように吹き抜けになっており、逆になっていない部分の上は部屋になっています(ダイニングとキッチンの上)。その部屋の振動が1階によく伝わってきます。これに対しての対処をどうすればよいか? この3点において悩んでいます。購入して約1年が過ぎ、瑕疵担保責任が2年であることを考えると、住宅をきちんと検査してもらう必要があるのかということに今悩んでいます。また検査をしてもらうなら、どのような業者にするべきか。その検査結果から建築業者にどれほど話ができるのか、質問が非常にわかりにくくなってしまいましたが、よろしくお願いします。 アドバイスいたします HQ住宅研究所 FAS本部 代表 福地 脩悦
とにかく丁寧に根気よく、感情的にならずに業者さんをモチベートすることです。
1・補強部材は古い木材でも全く問題はありません。 2・束材の固定を行うことに要件はいりません。 3・階下の振動は、2階の床と1階の天井が梁を挟んで太鼓張りの構造になる、2×4工法の宿命的な部分でもあります。2×4工法は気密性能が出やすいのですが、その分の室内反響音が泣き所となります。ある程度は致し方ないものだといえるので、2階に吸音性の高い絨毯を敷くとか、家族で使用方法を相談し合うことが賢明と思われます。 瑕疵担保責任は雨漏りと構造体の瑕疵(トラブルの要因)に対して10年間と法律で定められております。 本件は瑕疵担保責任の対象外と思われます。2年というのは、施工責任のことと思いますが、法的な期間規制でなく同義的な責任です。これは建築業者さんとの関係を良好に保持することで、無期限で安価なサポートを受けられることと思われます。 ★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。
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![]() 「システムキッチンのステンレス天板の施工ミス?」について、別の見方<北海道札幌市・勇和建設(株) 齋藤保雄>
<〜NPO住宅110番より〜 以前より掲載中の「システムキッチンのステンレス天板の施工ミス?」について、すでに掲載済みのアドバイスとは違った見地での、以下のようなアドバイスが寄せられましたので、掲載いたします。それぞれのアドバイスを参考にしていただけると幸いです。>
広瀬さんの回答に対して、別の見方があるように思いましたのでご意見申し上げます。 システムキッチンのステンレス天板は、ステンレス板としての厚さが0.8mm程度ですので、天板自身ではネジレなどに抵抗できる強度はありません。取り付け後のステンレス天板のネジレの原因の多くがシステムキッチンの下台(箱)連結状態での水平度の悪さです。システムキッチン下台それぞれは、工場で高精度に加工組み立てられているので、それぞれの箱として直角や水平は高精度です。現場では、いくつかの下台(箱)を連結してからステンレス天板を載せ、裏側からビスで固定します。このとき、連結する下台(箱)の天板取付部分が水平になるように下台(箱)の下にスペーサーなどを挟めて、調整する必要があります。これを怠ると、床の不陸がそのまま下台(箱)の不陸となり、そこに天板をそのまま固定すると、天板がねじれた状態となります。リフォームの場合、床を支える木材のヤセ・ネジレなどによりキッチンを設置する部分の床の水平度が悪いのがほとんどです(新築でもありがちです)。 本件の場合も、この状態に相当するような気がします。天板をはずして、下台(箱)の連結をはずします。下台(箱)の上部が水平になるように、下台(箱)の下にスペーサーを入れて調整しながら、下台(箱)を連結します。こうしてから、ステンレス天板を再固定すれば、ネジレ状態が改善されると思います。スペーサーを挟んだ部分は、コーキングや目隠し板などでカバーすると見栄えがよいでしょう。 キッチンでは、「フライパンに油をうすく敷く」などの作業が日常のようにあるのでキッチンの組み立てには、精度の高い水平性が要求されます。「床は平らな部分」という思い込みがこのようなトラブルのそもそもの原因で、施工店の不勉強と配慮のなさが誘因のような気がします。施工店にこの様な対応を求めてはいかがでしょうか。
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![]() 「基礎コンクリートの欠落(四隅)」に対する、技術屋的アドバイス<北海道札幌市・勇和建設(株) 齋藤保雄>
<〜NPO住宅110番より〜 以前より掲載中の「基礎コンクリートの欠落(四隅)」について、すでに掲載済みのアドバイスとは違った見地での、以下のようなアドバイスが寄せられましたので、掲載いたします。それぞれのアドバイスを参考にしていただけると幸いです。>
写真を拝見すると、砂利が表面に見えます。この状態をジャンカといいます(豆板ともいいます)。コンクリート打設時の充填不良です。問題が生じてから、法的責任を問うような対応ではなく、問題が生じないような処置を要求すべきです。 ジャンカが発生している部分が基礎コンクリートと土が接する部分です。この状態で、土から上の見える部分だけをモルタルなどで表面仕上げを施工して、「健全に見えるように」してしまうことは、土中の水分が基礎コンクリート内部に浸入しやすく、基礎コンクリートの耐久性に大きな障害が起こることが予想されます。 ジャンカをそのままにしておくと、以下のような構造的影響が予想されます。 『ジャンカ部分は、CO2や水に対する抵抗力が弱く、強アルカリ性であるコンクリートの中性化(内部の鉄筋に錆び発生)を防ぐ効果が著しく低下します。ジャンカが鉄筋が存在する深さに及ぶ場合には、鉄筋の腐食が早期に発生するため、早急に補修を施す必要があります。』 土を除去して、ジャンカの状態を確認し、必要な補修を施工してから土を埋め戻す必要があります。 ジャンカの状況に合わせた補修方法は次のとおりです。 ●ジャンカの程度と補修方法 <等級A> ジャンカの程度:砂利が表面に露出していない健全な状態。 ↓ 補修方法:補修の必要なし。 <等級B> ジャンカの程度:表層に砂利が露出しているが、砂利をハンマー等で叩いても欠け落ちることが無い。 ↓ 補修方法:ポリマーセメントモルタルを塗る。 <等級C> ジャンカの程度:表層に砂利が露出していて、砂利をハンマー等で叩くと欠け落ちるものがある。しかし、砂利同士の結合力が強く、連続して欠落することはない。 ↓ 補修方法:健全部分が露出するまではつり取る。ポリマーセメントペーストを塗ってから。ポリマーセメントモルタルを充填する。 <等級D> ジャンカの程度:鉄筋の深さまで砂利が露出している。砂利同士の結合力が弱く、砂利をハンマー等で叩くと連続的にバラバラと落下する。 ↓ 補修方法:健全部分が露出するまではつり取る。無収縮モルタルを充填し、補修部分を覆うようにポリマーセメントペーストを塗って仕上げる。
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