住宅クレーム110番

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J110 News

水道水の浮遊物と臭い


<山梨県上野原市・KYさん(主婦・34歳・女)>


 こんにちは。わが家の悩みを聞いてください。
 2000年に念願の木造一軒屋を新築しました。ところが入居した初日から、赤茶色に濁った水がキッチンとお風呂場の水道から出ていました。出しっぱなしにしておくと、すぐ透明になるし最初のうちだけだろう、と思っていましたが、1ヵ月たっても状況が変わらないので、大工と水道やに見てもらいましたが、異常ない、の一点張り。保健所に水質検査を依頼したところ、鉄と銅が基準値を超えていて、沈殿物もありでした。そこで水道やに問い詰めましたが、違法な鉄官は、使ってない、とのことで素人の私たちにはそれ以上調べようがないので、とりあえず水道管に圧力をかけてそうじをしました。すると濁りがだいぶ良くなったので、飲み水には浄水器を付けてがまんしました。
 ところが最近、白っぽい浮遊物が浮かび、生臭い匂いもします。もちろん浄水器のフィルターも変えましたが、状況は変わりません。このままこの水を使い続けて、大丈夫でしょうか。非常に不安です。



アドバイスいたします
山本技術士事務所
所長 山本廣資

Eメール:hyk488@ybb.ne.jp

 最近の水質は検査していますか? まずは水質検査をしてもらってください。最近の汚れは竣工時の汚れとは違います。原因はクロスコネクションによる汚れた水の混入と思われます。クロスコネクションとは、給水栓が何らかの形で汚れた水とつながっており、他の水栓を開いた際に、汚れた水が逆流する減少です。洗濯機の水槽や浴槽に給水のホースなどが浸かっていて、水栓が開放されていると、逆流の可能性があります。上記以外では散水栓のホースも要注意です。ただしクロスコネクションの可能性があっても、水栓が閉じられていれば逆流は発生しません。
 白っぽい浮遊物や、生臭い匂いが常時するようでしたら、保健所か水道局に相談してください。

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ウオターハンマー現象への対応について


<TKさん(40歳)>


 はじめまして。お忙しいところ突然のメール申しわけありません。
 実は、ウオターハンマー現象で困っております。築1年半のマンションです。当方、最上階の11階の角部屋に住んでおります。最近になり、角部屋の中でも隣と接していない角部屋であるベッドルームの壁の中からコツコツコツ、カキーンという音が毎日、不定期な時間に聞こえてきて困っています。しかし、ベッドルームの隣にはトイレ横があり、パイプスペースがベッドルームに沿って上下に走っています。最初は、階下の人かなということで、この10月中をかけて、管理会社を通じて、たて系統の全戸を調べてもらいましたが、そんな音を誰も出していないことを確認しました。最近あるサイトにたどり着き、ウオターハンマー現象であることを確信しました。さらに、早朝6時ごろコツコツコツときまってきこえくるのは、10階の方の生活スタイルと合致します。10階の方が毎朝早朝トイレに行くときにウオターハンマーが発生しているのでしょう。今後、改善を申し入れるわけですが、私が壁に耳を当てて音を確認したところ、
1)トイレのフラッシュによるウオターハンマー現象
2)パイプの共鳴現象
3)壁がGL工法によってできているためさらにひびきがましてる。

これらのことが、あいまってきこえてくるのではないかと推測します。
 以下質問ですが、
a)どこに改善を申し入れればいいのでしょうか。(販売会社、施工会社)
b)トイレのフラッシュによるウオターハンマー現象はどのようになおすのでしょうか。また、修理にはどれくらい時間がかかるのでしょうか。
c)パイプの共鳴現象はどのようになおすのでしょうか。また、修理にはどれくらい時間がかかるのでしょうか。
d)ウオターハンマーが発生するとパイプをいためるとありますが、今後は大丈夫でしょうか。
e)ウオターハンマーは瑕疵責任の対象になるのでしょうか。
f) 再発した場合、保障期間との関係はどうなるのでしょうか。

お手数ですが、ご回答のほど、よろしくお願いしたします。



アドバイスいたします
山本技術士事務所
所長 山本廣資

Eメール:hyk488@ybb.ne.jp

a)改善申し入れの相手先は、通常は販売会社です。個人で行うより管理組合を通して行ったほうが良いでしょう。
b)マンションのトイレには、一般的にはフラッシュバルブは使いません。竣工図で確認してください。また、フラッシュバルブであれば、使用時の流水音の方が大きく聞こえるはずです。フラッシュバルブは、閉じるのはゆっくりですからウォーターハンマー(以下WHと略す)は発生しないと思います。このトラブルは初めて聞きます。これが原因なら、大便器をロータンク方式に取り替えればWHはなくなります。
c)「パイプの共鳴現象」とはどういう状況を言うのか不明です。コツコツ音やカキーン音はパイプの共鳴現象とはいえないでしょう。騒音に限らずトラブル発生の原因・要因は建物の状況によって違います。文書による説明だけで、原因を特定し対策案を立てることはできません。しいて言えば、直し方は『配管ルートの床又は壁をはがして配管を露出させ、トラブル原因を除去して(具体的内容は対策により違います)復旧する』ということになりますが、状況も見ておりませんので修理時間の回答は勘弁してください。
d)パイプをいためる程度は、WHの程度によります。大丈夫かどうかは聞いてみないと何ともいえません。ただし、水圧を考えれば最上階の下の階で発生する程度の音であれば問題はないでしょう。
e)瑕疵責任の範囲かどうかも程度によります。日常生活に差し支えるような騒音でしたら瑕疵でしょうが、許容範囲なら瑕疵にはなりません。ただし、どのあたりが許容範囲なのかは個人差もあって何ともいえません。
f)WHが保障項目に入っているかどうかによります。通常はWHの保障はしないようです。
適切な対応策が講じられた場合は、再発は考えられません。対策として減圧弁やWH防止器をつけ、これらの故障で再発した場合は対象外です。

◇騒音への考察
 壁の中から聞こえてくるということは、10階で発生した音が、躯体(コンクリート)に伝達し、TKさん宅のGL工法の壁により騒音が増幅され10階より大きい音になったものと思われます。音はコツコツ音とカキーン音とがあるようですが、「カキーン音」はWHでしょう。WHは水圧の高い所で水栓等を急激に閉じた際に発生します。最近になって聞こえてくるということですから、給水減圧弁の故障も考えられます。
 通常は故障しても、最上階のすぐ下の階での水圧は低いので、WH音が発生してもトラブルになるほど大きくありません。給水ポンプの圧力設定が高いことも考えられます(高置水槽からの給水の場合は最上階で必要な最低圧となっていますから、直下階の水圧も高くありません)。WHが発生している箇所(水栓等)に水撃(WH)防止器を取り付ければWH音は小さくなります(修理方法略、修理時間半日程度)。
 「コツコツ音」は配管の膨張・収縮により固定器具との間でこすれて発生する音と思われます。寒くなりお湯を使うようになると、塩ビ排水管を使用の場合発生することがあります。初年度は気が付かなかったのかもしれません。
 給水管と排水管を床スラブまたはコンクリート壁に固定する際に緩衝材(クッション材)がなかったり、あっても固定の仕方がきつい場合は、WH音やコツコツ音が躯体に伝わりやすくなります。
 対策は10階の方の住居で行う場合は、原因および発生箇所の特定、施工方法・期間の検討、工事費の負担等、問題がたくさんありますから、まずはTKさんのGL壁に対策をしてもらってはいかがでしょうか。GL工法で音が増幅されるのは、内壁のボードがGLボンドという材料(接着剤)でコンクリート壁から離して設置(点接触)されているためです。ボードをはがすか、ボード壁に何箇所か孔を開け、GLボンド等の接着剤を注入しコンクリートに密着させれば、壁に伝えられた振動の増幅はなくなります。10階で聞こえる程度には音は小さくなります(修理方法は上記、修理時間は壁の面積による)。
 いずれにしても原因の特定、対策の検討についてはゼネコンの技術者と相談してください。

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逆流防止装置の弁が台風ではずれた


<福岡県福岡市・K.Yさん(主 婦・37歳・女)>


 今年3月入居の新築マンション、14階建の12階13階角部屋(わかっている分だけで)のレンジフードの上記弁(円形の金属板)が、秋の台風の強風ではずれレンジフードの中に落ちてきました。
 当時ニュースでは、風速50mほどと言っていました。この修理に関して、マンション管理組合は、共用部分ではないので自己負担という回答。施工建築会社とメーカーとの話では、メーカー保証の範囲ではないとのこと(風の強さが想定外だとかいう理由)。新築であり、高層階は特にふだんから強風にさらされる、地域的にこれからも台風の被害に遭うことが予想されるので、メーカー、施工業者に何らかの対応をしてもらいたいと考えています。
 そう簡単にはずれるものでしょうか? 強風に強いタイプなどあるのでしょうか? ”ダンパー”と呼ばれているようですが、風速何メートルまで保証されるのかなど具体的に確認したほうがよいのでしょうか?
 メーカーは状況を確認にも来ず、同じ修理で各戸代金が違っていることも最近わかりました。長々と書いてしまいましたが、よろしくお願いします。



アドバイスいたします
山本技術士事務所
所長 山本廣資

Eメール:hyk488@ybb.ne.jp

 レンジフード(RHと略)のチャッキダンパーは排気口からの逆流を防ぐためのもので、円形の金属板をレンジフードの出口にぶら下げて、排気時には排気に押されて開き、停止時には下がって逆流を防ぐような簡単な構造になっていますが、外から風で押された程度では壊れないでしょう。台風時の吹き込みや引っ張りの風でカチャかチャ動き、外れたか壊れたものと考えられます。
 このトラブルは初めて聞きます。構造的には簡単なものですが、多少の頻繁な動作では外れるようには見えません。確認してください。想定外のことで自己負担というのはやむを得ないことと思います。また、風速何メートルという保証も難しいことです。
 再発防止策はどうなっていますか? 各戸代金が違っているということは他にも発生しているということですね。強い風の影響を受けやすい地域ということですから、単に同じものを取り付けて直すだけでなく、再発防止策を講じるべきでしょう。これはメーカーだけの問題ではないので、デベロッパー・施工業者も入れて立案してもらったらいかがでしょう。チャッキダンパー取り付け部の強度を上げる等の方法は考えられます。
 各戸で修理代が違っているのは、取り付け方の違いや工事の難易度によるものと思われます。被害が多発しているなら、共通の価格となるように管理組合で話をまとめればよかったといえます。

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野地板から釘


<カンさん(自営業・43歳・男)>


 今月に引渡しの段階になっている者ですが、建築の途中で知り合いに言われて気づいたのですが、野地板から釘が無数にでています。いろんな方や業者に聞いたのですが、垂木以外には釘を出さないそうです(雨漏りがするから)。
 ハウスメーカーに聞いたところ、垂木の間には6〜7本出ていても問題ないし、何かあっても10年保障で対処しますと言われましたが、10年過ぎたら保障しませんとも言われました。ルーフィングはゴムアスです。
 今は大丈夫でしようが、10年以上経って家が古くなってくるとどうなるか心配です。よろしくお願いします。

●添付画像●



アドバイスいたします
HQ住宅研究所 FAS本部
代表 福地 脩悦


 屋根の素材が何かがわかりませんが、屋根材の種類によっては、本件のように釘が突き出ることもあり得ます。この突き出し釘だけで欠陥施工とは言い切れないと思います。
 決して好ましいことではありませんが、垂木だけの真上だけで納まらない場合も生じます。確かに雨漏りは瑕疵担保責任の対象でので、10年間、ハウスメーカーが責任を負うことが法律で義務化されていますので、保障というより法律で決められているのです。この法律は竣工より10年間にわたり施工者が責任を負うようになっております。
 本件のような野地板に釘が突き出たことがそのまま雨漏りの要因にはなりません。瑕疵担保責任の法律があるため、要所要所を垂木などに止められていなければ、10年以内に雨漏りが発生する場合もありますので、そのようなリスクを負ってまで安易な施工をしないものと思われます。ルーフイングもブチルゴム系のかなり高性能のものを使用しているようですが、これは釘穴からの漏水を防ぐタイプです。
 また10年間、雨漏りがない場合、それ以後も雨漏りが生じ難いものです。引渡し目前となった現在においては、10年以後に雨漏りがあった場合は法的な責任期間が切れますので、それ以後、たとえ有償になったとしても、スムーズな同義的な責任を果たしていただく確認をしておくべきと思います。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。

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図面と違う屋根が施工されどうしたらいいのでしょうか?


<兵庫県三田市・Oさん(40歳・男)>


 新築住宅を施工してもらっています。本来、2階の南側のベランダ部分全部を屋根で覆ってもらうようにお願いし、図面もそのようになっているにもかかわらず、施工がなされていません。工務店側は、非を全面的に認めています。
工務店側からの申し入れで
1.このままの屋根で、テラスをつける
2.屋根をやり直す
と2つの提案をされました。
 2.屋根をやり直す場合は、ベランダまでの屋根の高さが現状では低くなってしまうため、2階部分を全部一度はがして全体の屋根の高さをあげて、もう一度作業をする形になると思います。その場合、柱は継ぎ足されたりするだけなのでしょうか? 耐震性に問題は?
 また、屋根が現状のままだと値引きなど工務店側に要求できることはありますか? 信頼性にも大きくかかわってきていて困っています。



アドバイスいたします
HQ住宅研究所 FAS本部
代表 福地 脩悦


 家づくりの発注契約を行う場合、見積もり金額の元になる図面と仕様書に沿って約定を交わすことになります。本件の場合、その仕様に沿っていないわけですから、工務店側が変更の工事を実施することは当然のことだと思われます。
 確かに屋根を長くしてベランダを覆いますと、突端の高さが保てなくなります。屋根を剥がして遣り変えを行う場合、屋根束が短くなる場所が出てくることもありえます。この場合、屋根の束柱を取り替えることになるでしょう。構造的に柱を継ぎ足す部分が出てくるとしたら、しかるべき柱補強が伴いますが、構造的な強度が担保されることが基本となります。主要の柱は継ぎ足しであっても、耐震性の強度が瑕疵担保責任の法律で義務化されます。
 この瑕疵担保責任の存在をしっかり意識していただいて施工を行うように要請すべきです。それでも、契約仕様と異なる屋根となってしまう場合、ある程度の工事費交渉を行う事も可能と思われます。
 工務店側が非を認めて変更工事を行う姿勢が伺えるので、友好関係を保てるように工事を進めることが建主として賢明な方法だと思われます。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。

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