住宅クレーム110番

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竣工図 確認申請図について


<広島県広島市・Tさん(女)>


 今期より住んでいるマンションの管理組合の理事長になって、1年2年点検の不手際等を感じ、いろいろ調べているのですが、竣工図・確認申請図は管理組合の方が所有し管理すると人から聞きました。しかし現在、竣工図は管理人室にて保管しているのですが、確認申請図は販売元が管理していて渡していただけません。販売元は「当社が申請し、当社の印を押したものだから、こちらが管理する」と言っています。それが正当なのか教えていただけないでしょうか? 地方によって異なったりもするのでしょうか。ちなみに、こちらの住んでいるところは広島市です。



アドバイスいたします
いずみ建築工房
泉 徹
電話:011(738)2006


ブログ:http://kenchikudanten.way-nifty.com/
建築の不思議な納まり:http://kenchikudanten.way-nifty.com/photos/izumiya_phot/

 この件の答えは弁護士法に抵触する恐れがあります。詳細は弁護士もしくは全管連に問い合わせてください。
 さて、経験とわかる範囲でお答えします。確認申請は申請者が保管するのが原則です。分譲集合住宅の建物所有者は管理組合が所有するので、申請者(分譲会社)が所有していても意味がないと思われます。代表的なマンション管理会社(デベロッパーの系列会社)では全て管理組合に引き渡しています。いわゆる「マンション法」では下記のような文言で表記されいます。

◆マンション◆の管理の適正化の推進に関する法律施行規則(平成十三年七月十九日国土交通省令第百十号)最終改正年月日:平成一八年四月二八日国土交通省令第六〇号

第百二条
 法第百三条第一項の国土交通省令で定める図書は、次の各号に掲げる、工事が完了した時点の同項の建物及びその附属施設(駐車場、公園、緑地及び広場並びに電気設備及び機械設備を含む。)に係る図書とする。
一 付近見取図
二 配置図
三 仕様書(仕上げ表を含む。)
四 各階平面図
五 二面以上の立面図
六 断面図又は矩計図
七 基礎伏図
八 各階床伏図
九 小屋伏図
十 構造詳細図
十一 構造計算書

 これは設計図書を指すもので、確認申請複本および竣工検査済書を指すものではありません(解釈は弁護士とご相談を)。建物を維持管理、建物の法的合法性を維持するために、確認申請の副本および検査済書、当然、消防の検査済書も必要です。後は最寄りの全管連に問い合わせるのがよいと思います。

特定非営利活動法人広島県マンション管理組合連合会(広管連)
〒732-0807 広島市南区荒神町5-5 ライブタウン荒神町2階
URL http://www.hirokanren.org/  TEL 082-568-8752
E-mail webmaster@hirokanren.org  FAX 082-568-8753

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寒さのたまる地下室


<東京都練馬区・MTさん(会社員・43歳・男)>


 築17年の中古住宅を購入しました。RCの半地下に駐車場と和室、お風呂があります。地下は冬暖かいと聞いていたのに、真反対です。過去の情報を見ると断熱材に関係がある様子。
 この地下を快適な空間にするには、どうしたらいいのでしょうか。物件が古いので外壁断熱をしようかと考えていますが、地下部分にもRCを断熱材で囲むと、改善するのでしょうか?



アドバイスいたします
住まいを科学する技術集団・新住協理事
兼 北海道Webサイト事務局 兼 札幌支部事務局
勇和建設株式会社
代表取締役 齋藤 保雄

新住協北海道:http://www.shinjukyo-h.jp/
勇和建設HP:http://www.yuuwakk.co.jp/
ブログ:http://blog.livedoor.jp/replanblog012/
Eメール:shinjyukyou@yuuwakk.co.jp

 RC半地下部分の断熱施工は、内・外両面断熱が最も優れています。外断熱だけですと、梅雨時に室内側で結露を起こす可能性があります。
 東京の場合は、押出発泡ポリスチレン板の20〜30mmをコンクリートの内外両面に接着すると、十分な性能と思われます。室外側は、左官材料で仕上げてください。押出発泡ポリスチレン板は、紫外線に弱いので、被服が必要です。室内側は、紫外線が当たらないところであれば、そのままでかまいません。

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雨降り後のタイル目地よりの湧水


<東京都葛飾区・ばななさん(会社員・39歳・男)>


 A社で2001年に賃貸併用の3階建ての家を建てました。建築してから2〜3年で外廊下のタイル目地からの湧水を確認しました。
 雨降り後の数日間は、じんわりと数ヵ所から水が出てきます。その内1ヵ所は出てくる水の量が多く、とうとう、雨降りの翌日にはポタポタと数秒間隔で3階階段から2階フロアに垂れるようになってしまいました。
 何度か、A社に対処してもらったのですが、目地のコーキングを充填し直すくらいしかしてもらえません。担当曰く、「防水シートがあるから大丈夫です」とのことですが……そこにいつも水が入っていていいのでしょうか?
 また、濡れてる当該目地箇所を触ると、コンクリートが溶けたような、灰色の砂のような、粘土のようなものが確認できます。見た目的にも、汚いです。何とかならないものでしょうか? 放置してよいものなのでしょうか……。

添付写真



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共同住宅の共用通路の床ですね。
タイル下地で防水処理をしてから、タイルの施工をしているものと思います。タイルは耐久性の高い材料ですが、その目地部分は少し吸水性があります。また、目地とタイルの継目からも水が浸入する場合もあります。雨天時に目地部分からタイル下地に雨水が浸入し、翌日までかかって、雨水が防水の弱点から流れ出てくるような状況と判断できます。
 現状のままよりは、防水処理をしたほうが良いでしょう。工事は比較的簡単です。「水性浸透型防水剤」あるいは「水性浸透型吸水防止剤」という材料があります。タイル目地材に浸透させて、目地の吸水を防止する防水塗料です。防水工事に慣れた塗装やさんに工事をお願いすると良いと思います。

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基礎のしみ


<千葉県松戸市・SAさん(会社員・40歳・女)>


 一戸建ての木造住宅購入後、半年になります。基礎の下部に水がしみているような跡があり、天気が良くてもそのままの状態です(この場所の芝はみな枯れてしまっています)。また、しみの一部に白い部分も見られ、こすってみましたが消えません。これは白華というものでしょうか?
 このまま放置しておいてもいいものかどうか、土台への影響や湿気などが気になります。お忙しいこととは思いますが、アドバイスをお願いいたします。

添付写真



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 写真を見る限りでは、心配することはないと思います。いわゆる「仕上げモルタル部分の白華」と思われますが、地面に接している部分で、芝の根によって、土中の水分が多い状態が続いているために発生したのでしょう。しかし、見た目を気にしなければ、構造上の主要な部分(基礎そのもの)には何も支障はありません。
 少しだけアドバイスするとすれば、基礎の周りは、水はけを良くするほうが良いので、基礎面から40〜50センチの部分は排水性の良い火山灰や砂で埋め戻しして、表面は小粒の砂利を敷くほうが、水はけが良くなるので、白華も起こりにくくなると思います。

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ネオマフォームの必要厚について


<愛知県一宮市・Yさん(40歳・男)>


 こんにちは。いつも参考にさせていただいております。
 現在、住宅を建築中なのですが、壁断熱を外断熱にしており、断熱材ネオマフォームの厚みが25ミリとなっています。外壁材は、16ミリ厚(サインディング)です。工務店は、通常の内断熱(グラスウール使用)より効果は上がるといっています。工事費用も追加となります。場所は愛知県ですが、本当に効果が上がるのでしょうか。また、断熱として十分なのでしょうか。



アドバイスいたします
HQ住宅研究所 FAS本部
代表 福地 脩悦


 断熱材の性能は、断熱材の厚さ(m換算)を、断熱材の熱伝導率で割った数値の逆数が熱貫流率という、逃げる熱の量を計算することができます。
 ネオマフォームの厚さ25ミリ(0.025m)÷ネオマフォームの熱伝導率(0.019)=1.32 1÷1.32=0.7575。つまり25ミリのネオマフォームは1m2あたり時間あたり0.7575wの熱を逃がします。これをグラスウールにしますと、50ミリ(0.05m)÷GWの熱伝導率(0.042)=1.19 1÷1.19=0.84。つまり50ミリのグラスウールは0.84wの熱を逃がすことになります。
 これはあくまでも計算上のものですが、家からの熱損失係数はこのようにして求められます。これで見ますと、25ミリのネオマフォームは、50ミリのグラスウールより逃がす熱が少ないことがわかります。当然、施工法や施工精度が実際の熱損失に大きく関わってまいります。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。

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水漏れ事故の区分所有と共用部分の負担金はどちらにあるのか教えてください。


<大阪市住吉区・SFさん(会社員・52歳・女)>


 自主管理している分譲マンション、136戸・築33年の2階に住む区分所有者です。下の居住者から、上階の私の所より漏れが発生していると組合の理事長より連絡受け、水漏れ調査をしました。しかし、自己負担で電気温水器・水道管(メーター)の圧をかけても異常なく、まだ水漏れは解明できていません。漏れは続き風呂場ハツリを調べたところで、組合側に本管の漏れかもしれないと言われました。状況工事の立会いと組合側の水道工事屋でも圧をかけたが、原因がわからず、当工事業者が風呂場のスラブにある本管をたどり、ハツルことによって、共用部分のメーターボックスの本管が緩んで、私の風呂場のスラブから漏れた被害と判明しました。
 その本管修理・自己の調査のためハツッタ風呂場・下の階の原状費用は、本管であれば組合側が全て負担すると、理事長は言い、工事進行について見積を提出してくれというので出しました。工事完了後、請求書を出して1ヵ月、組合側が掛けている損保保険からは下の階の復旧費用しか出ないので、後は自己負担で支払えとのことです。
 この場合、私は共有部分の漏れを私の所からの漏れと決めつけ、その調査のためにハツッタ風呂場の原状復旧費は、区分所有者の負担となるのでしょうか?



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いずみ建築工房
泉 徹
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 たいへん難しい問題です。設計図を拝見してないので文脈からの推測です、言葉は暗示性が強いので現場を確認した際、見解が変わる可能性があるという前提でお聞きください。
 さらに、この事案は弁護士に相談すべき事柄ですので、あくまで技術的範囲で考えたいと思います。また、弁護士に相談しても技術的見解を求められるので、その範囲で考えたいと思います。

 あなたのマンションは築33年を経て、給水管の更新を行っていないのでしょうか、管理組は設備系統の全容を把握していないように思われます、長期修繕計画でどのような計画がなされいたか、給水管を抜管し、給水管の更新の具体的調査を組合員に報告していたでしょうか。
 漏水箇所の給水管が区分所有者の責任範囲でも、躯体が共有部である以上、管理組合の承諾なしに改変することはできません(広義に)。給水の枝管が躯体内のコンクリートの床(スラブ)に配管され、改修後、その管はスラブに埋め戻したのでしょうか。現況復旧であれば修繕、ルートを替えれば改修になります。
 この問題は管理組合が早めに給水管の更新を行い、専有部と共有の仕分けを明確にしておけば、回避できた問題だと感じます。問題の先送りが原因で起きたことで、占有者の自己責任と雖も限界があります。自主管理なので10:0で管理組合責任を問うことに疑問を持ちますが、これより先はお近くの全管連の顧問弁護士へ。あなたのマンション管理組合が全管連に入会していれば可能です。

特定非営利活動法人
関西分譲共同住宅管理組合協議会(関住協)
〒530-0044
 大阪市北区東天満2-8-1 若杉センタービル別館3階
 URL http://www.mmjp.or.jp/kanjukyo/  TEL 06-4800-0505
 E−mail kanjukyo@basil.ocn.ne.jp   FAX 06-4800-2929

 終わってしまったことですから、その後始末は円満に終わればよいのですが……。
 さて、このような問題が発生した場合は、建築士か有資格者がコーディネーターになって、先にいくつかの選択肢を決めてからスタートすると処理が迅速に終わります。当然、コーディネーターの費用は掛かりますが、当事者の精神的負担を考えると決して高くはないと思います。

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