住宅クレーム110番
J110 News

水田の水がU字溝の下を通って染み出してくる


<P.N.ゴンタさん>


 現在、新築住宅を建築中です。建築場所は、もともと田んぼであり、田んぼの谷側に擁壁をL字型に施工し、30センチ程度土を入れ替えて、現在、基礎工事のはじめのほうです。
 そこで、問題を発見しました。新築中の現場の土地の山側の田んぼに、田植えのため水を張ると、新宅の土地に水が流れ込んでいるようです。私の考えでは、上の水田の水は新宅用雨水排水路に流れ込んで新宅には染み出さないと思っていたのですが、どうも思ったようにいきません。状態は新宅地面の表面に水溜りができており、山側のU字溝にきちんと水がはいらず、U字溝のしたをくぐって染み出しているようでした。
 新宅用雨水排水路(U字溝)は深さ25センチぐらいです。U字溝は土を入れ替えたときに、一緒にしてもらいましたが、2ヶ月たってから、U字溝のすぐ脇の土を足でぎゅーっと踏むと、約3〜4センチぐらい沈み込みました。これって???と思い、昨日、自分でで土を固め、出来た隙間をまた土で埋めました。
 水はけはそんなに悪くないようですが、すごく心配です。原因と対策を教えていただければと思います。
土地断面図・平面図



アドバイスいたします
HQ住宅研究所 FAS本部
代表 福地 脩悦


 意外と思われるかもしれませんが、水田に水を張った場合においても水田の底の泥が水止めとなって、ほとんど水を浸透させないものなのです。
 本件の場合、25センチの側溝を入れてありますが、敷地の表面がしっかりと固まった状態でその側溝の役割を果たします。当分の期間は敷地表面に盛り土した地中に浸透するもので、側溝の役割は大雨の降ったときでしか効果を現しません。本件の場合、新敷地の上部に水田がありますが、その境目に側溝がついており、敷地外の排水路とつながっています。また旧敷地が低く、さらに旧敷地の下方も低くなっているので、新敷地の地下水面位はかなり低い状態にあり、敷地状況に問題はないと思います。
 しかし、新敷地に新築の際は、新敷地の地盤面より床下地盤面が必ず150ミリ以上高くすること、さらに地中の湿気が家屋内に上昇しないように、ベタ基礎方式や防水シートを施して、床下が常に乾燥状況を維持できることを、意識した設計施工を行うようにしてください。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。

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