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2006年11月11日
犬も歩けば・・テレビドラマ撮影!

実は私、学生時代には演劇サークルに入っておりまして
って、これがとんでもない大根役者、ということを骨の髄まで認識したことがあります。
まぁ、役もそんなような役だったのは、
演出・監督の慧眼がなせる技だったのでしょうね、
おかげさまで、きれいさっぱりと、そういう思いを消すことが出来たのは
そのときの経験と、感謝してきております。
で、カミさんも学生時代には演劇をやっていまして、
なんとなく、そういうものには縁のある方なんですけど。
きのう、移動中に青森県西部の日本海側・千畳敷、という名勝地を
通りかかったところ、出会いました。
ときどき、見ているテレビ朝日系列の「土曜ドラマ」の撮影。
だいたい、このシリーズは「なんとか殺人事件」という謎解きストーリーが
多いと記憶しています。それも、全国の観光スポットを
これでもか、とパブリシティする内容。
きっと、制作費の捻出と旅行気分の演出という
一石二鳥を狙っているに違いない、というような企画が多い。
って、ちょっとうがちすぎの見方かなぁ(笑)。
車を走らせていたら、突然、人だかりだったので、
単調な海岸線風景の眠気覚ましと、さっそく見学してきた次第。
そういう人が多いようで、手慣れたスタッフのみなさんに
整理されながら、にやにやと喜んでおりました。
よくいますよね、そういうお馬鹿な手合いが。あれですね、完璧。
きれいな女優さんが、タクシー運転手とセリフを交わすシーンの最中。
写真も、迷惑にならないようにフラッシュなしモードで撮影しましたです。
たくさんのスタッフが寄ってたかって、
メガホンを持った監督さんを中心に、やっていました。
整理の方に聞いたら、12月9日(土)の放送予定分なのだそうです。
一ヶ月先ですから、けっこう短時間で仕上げるものなんですね。
まぁ、残念ながらカメラには写っておりません。(笑)
って、当たり前ですね。
単に歓迎されざる野次馬を楽しませていただいたところ。
で、早めに秋田に着いたら、なんと秋田ではTBS系列局がない。
ご存知、日ハム、きのうはアジアシリーズ戦っていたのに(!)。
きっと罰が当たったのでしょうか(涙)。
ということで、テレビで悲喜こもごもの一日でございました。
きょうはまじめに仕事で、取材いたしますです、ハイ。
2006年11月10日
新興住宅地の家

きのうは青森県六戸町にある「小松ヶ丘」ニュータウンでの取材。
この住宅地は、郊外型の典型的なモダン住宅地で、
100坪を超えるゆったりとした敷地の広さが特徴。
三沢の米軍キャンプなどで、アメリカナイズされた住宅を望むニーズがあり、
そうした住宅が似合うニュータウンとして、
建築会社も、地元のビルダーが頑張って、面白いデザイン住宅が
軒を競っています。
ごらんの住宅は、十和田市を初め、青森県東南部地域をテリトリーとした
Jホームさんの最新モデル住宅。
ツーバイフォーフォー工法ながら、
ジャパンデザインをコンセプトとした家づくり、
そして外張り断熱とオール電化の設備仕様が特徴です。
暖房方式は、土間床全面にヒーティングしての床暖房。
そこで暖めた空気を一階床面のスリットから上昇させます。
2階は補助するように蓄熱暖房を設置しています。
内部で面白かったのは、ユニバーサルデザインを表現したような
1階玄関から土間を大きく取って、もう1室、土間付きの部屋としている点。
将来的に傾斜アプローチを考えた、玄関への取り付きとあわせ
介助の必要になった方の居住性も考えられています。
同時に、そうではない場合でも、この土間付きの部屋って
楽しく使えそうです。
でも、いちばん面白かったのは、
こうした新興住宅地の家にありがちなそっけなさに
坪庭などのエクステリアの仕掛けで変化を作り出していること。
新興住宅地って、土地に起伏があるわけでもなく、
当然、近隣の歴史的な関係性というのも希薄。
緑などの環境にも乏しいというのが一般的。
そうなると、室内からの眺望など、内外部の関係性が乏しくなるんですよね。
言ってみれば、「広場の孤独」みたいな感じ、といえばわかりやすいか。
それに対して、たとえば外観写真の右手に目隠しのような
坪庭が配置されていて、
これが室内側からの生活上のきわめてポイントになる、安心感を生み出すのです。
このあたり意識的に仕掛けられていて、
玄関からのまっすぐ正面にも、低い位置の坪庭が
目に飛び込んでくるようになっていますので、周辺の所在なげな地域性を
打ち消してくれています。
けっこう大切なポイントだと思いますよ。このあたりって。
2006年11月09日
B級グルメ・高速PA輪厚「かにめし丼」

きのうからふたたび東北地区取材出張の行脚へ。
で、本日は朝、青森県六戸町が目的地ということなのですが、
仙台から青森県東部というと、約300km超の距離。
その後、秋田県でも取材予定があるので、東北のなかであっちこっち移動するワケ。
いろいろ交通手段を考えるのですが、やっぱり移動に便利な車を
仙台に置いているので、仙台への飛行機往復で入ることになります。
時間に追われての移動なものですから、
食事はどうしても、パーキングエリアのレストランを利用することが多くなる。
そんなみなさん向けに、B級グルメ・高速PAの名物料理シリーズ。
って、どうかなぁと、考えた次第なんですが、さて。
ということで、本日ご紹介するのは、前から気になっていた北海道内の
輪厚(わっつ、と読む)PAの定食メニュー。
ここのレストラン、いろいろ工夫していて面白い。
以前、味噌ラーメンを食べて、けっこう懐かしの味でよかった。
ご存知、北海道日本ハムファイターズを応援する「ハムカツ定食」なんてのもある。
でもねぇ、ハムのカツって、そりゃ語呂はわかるけど、ちょっとね。
札幌ドームでも、この手の弁当はありますが、敬遠しております。
なので、そのほかの名物として、
ごらんの「かにめし丼」。
名前はかにめしとなっていますが、いくらと毛ガニの2色丼といったところかな。
桃色の紅ショウガ、って、へんだな、でも桃色ショウガってもいわないし、
の下は、かには詰まっておりませんでした。(がっかり)
でも、まぁ、許せましたね。
ダイエットにはちょっと、ってこんなの食べて何がだぁ、という声が聞こえますが、
飯の量が多いのが困るところなんですが、
まずまずの食事を楽しめました。
定食・880円也。高いか安いか、評価は個人の趣味によりますが、
わたしとしては、合格点のランチ定食。
ダイエット、ここんとこ、あんまり天気も良くないので、
散歩は出来ていないのですが、それほど、体重変化はありません。
とにかく、食事の時間、とくに夕食を食べるのを早くするといいようですね。
寝る3時間くらい前までには、食事を終えているのが
いいんだそうで、そのとおり気をつけているわけですが、
どうも、正解のようですね。
おかげさまで、すっきり気分で、B級グルメ楽しめております(笑)。
でもね、やっぱり美味いもの、食べたいんですよね、本当は、もっとたくさん。
ってところから、ダイエットは破綻する、気をつけねば。
きょうは、しょうもないブログですが、お許しを。
2006年11月08日
無機質な素材

写真は先日取材した仙台の住宅の居間の様子。
施主さんが、無機的な空間へ、強いこだわりを持っていたという。
年代的には団塊の世代よりも少し若いくらい、
50歳前後という年代なのですが、こういう
コンクリートと金属、ガラスという素材に対して、
ある意味では感受性が芽生えてきたビジュアル世代ということなのか?
やっぱり団塊以上の年代では、こういう志向性は少ないと思います。
なぜなんでしょうか?
まぁ、空間としては、こういう背景のなかに点景のように
緑が、観葉植物であったり、借景としての隣家のみごとな庭木であったり、
強い存在感で、あしらわれているので、
正しく言えば、自分たちも含めて、有機的なものを
際だたせてくれるようなインテリア空間、ということなのかもしれません。
それをもっとも、感じさせるような背景として無機的な素材を
生かして使っていると言うこと。
でも、そうであっても、やはりこういう無機的な素材に対する
親和感というのは、この年代くらいから、ハッキリと出てくるのでしょうか。
わたしなんかも、そうした年代に属していて、
自分のこととして考えてみると、やっぱり、近未来的な都市感という
そういうような感覚がベースにあるのだと思います。
無機的な素材の冷たさが、なにか心地よいシャープさに見える、みたいな。
もっといえば、全部木を使ったような空間の持つ、
重さに対してみれば、軽快感に満ちているような感覚を持ちます。
それでいて、こういう無機的な空間は
光とか、陰影感、自然の移ろいとかもシャープに感じられる部分があります。
そういうことからすれば、素肌にそういう変化が直に伝わってくる感覚もありますね。
この家でも、一般的な家よりも、つよく日射感を感覚させられたものです。
ただし、こういう空間のなかで、暮らし続けるとなったら、
さて、どういう心理になるのか、すこし不安感を抱くかも知れません。
ちょうど現代の時間感覚そのもののようでもあるかも知れませんね。
などと、いろいろな想念を呼び起こさせてくれる家でした。
そういう意味からすれば、インテリアとしては、ある種、完成されたようなものとも言えます。
ミスマッチであったり、不釣り合いであると、
なんとはなく、居心地の悪さばかりがこころに残る場合もありますからね。
いろいろな素材を使って家って、形作られていくわけですが、
それらのハーモニーって、実に大切です。
インテリアは、それを毎日使う人の、こころのバックグラウンドなんですよね。
それを論議しないで、住宅は考えられません。
みなさん、どんな感想をお持ちでしょうか?
2006年11月07日
南斜面の景観住宅

札幌という街は、不思議な街でして、
方位学的には千年の都、京都とちょうど正反対だといわれます。
南側を山地が囲んでいて、北側に平野が開いている、
川も南東から北西の方角に流れて行っている。
地盤面の傾斜も、山側から平野側になっているので、
基本的にはやや北傾斜した敷地だらけという、
人間生活で考えれば、まったくふさわしくない地相の街と言われます。
逆に言うと、京都という街は画に描いたほどの「千年の都」であって、
ほんとうに千年以上、日本の首都でありつづけ、
いまでも、京都の街にとっては、天皇さんは
「ちょっと、武蔵野の方に、行ってきている」状態なんだとか。
一方の札幌ですが、これほど風水的にはまったく正反対になると
それはそれで、吉兆ともいえるのだ、なんていう説もあるそうです、が。
ということで、世界のどの都市でも、って、もちろん全部行っているワケじゃありませんが
一般的に都市の風上・西側にあって、高台、それで、南斜面という土地に
高級住宅街が成立するケースが多いと言われています。
この家は、札幌では希有と言ってもいい、
こうした条件を満たした立地にある住宅です。
ただし、札幌の中心市街地に対して、ひとつ山を越した位置にあるという点は
ちょっと違いがあると思いますが。
こうした敷地って、札幌では得難いので、よく建築家の人が
このあたりに自宅を構えている人が多い。
訪問したのは、つい先日の夕方4時頃。
つるべ落としの秋の日が、夕焼けに変わるような時間だったのですが、
見事な自然の変化の様子が、室内から我がものにできます。
ずっと見渡す視界には、札幌の南部市街地が広がり、
また、右手には定山渓から中山峠に至る、山並みが眺望されます。
日中の陽光は、ほぼ一日中室内に取り込まれています。
南側には、眺望と日射取得の用をなす2階分の大開口が取られていますが、
日射の過取得を制御するために、屋根から張り出すように
遮光用のルーバーが設置されています。
夏至の日射角度に合わせて、室内への日射を制限させている工夫。
こうした好立地の建物なので、
室内の壁・天井とも白に彩色して、四季や一日の時間などの
外界の変化による色合いの変化も室内に取り込ませています。
見事な夕焼け時間には、その見事さが室内を染め上げていくわけですね。
いや、実にうらやましい、暮らしのイレモノですね。
2006年11月06日
意地の都市住宅

っていう住宅紹介シリーズがあった。
ドーナツ化する都市の趨勢に反発して、
「意地でも住んでいてやる」みたいな住宅を見ていくものでした。
でも最近はマンションが都心では一般的になってきて
そういう意味で言えば、「意地の都心戸建て住宅」ってところでしょうかね。
ご紹介する住宅も、札幌の中央区の一角にある家。
周辺はどんどんマンション化していって、ほとんど戸建てはなくなっていくなかで、
鉄骨造4階建てという住宅を建てたものです。
主な居住スペースを4階に配置することで、劣化する眺望条件などから
自分自身を守ろうとする意志が明確なフォルム。
やぐら構造に近い構造になっていて、
1〜3階の4隅に太い鉄骨が入っているのです。
内部にはエレベーターが仕掛けられ、まぁ、ミニマンション的なもの。
しかし、こういう建て方をすることで、小さい敷地スペースでも
駐車スペースが見た感じでは3台程度確保されていて、
現代の車社会での利便性は十分です。
設計者に聞くと、この建物の建築中、周囲に建てられるマンション購入を
検討していた人たちの訪問が集中し、
完成後に開いた現場見学会では、実に300人もの人が訪れたのだそうです。
しかも、こうした奇抜な外観にもかかわらず、興味を持った人たちの多くが
けっこうな年配のみなさんだったということ。
老後の交通的な利便性からマンションを選択したいけれど、
マンションでは駐車場は1台しか確保できない、というのが大きなポイント。
それがこうしたプランならば、都心立地の狭小地でも
暮らし続けることが出来る、という夢が広がるんですね。
市街地の隙間にはこういう狭小敷地って、けっこう残っているもので、
この家を見に来た人たちが、この家のコンセプトを受け継いだ
その2,その3という家を続々、建築中なんだとか。
なんか、外観からして、
安易なマンション暮らしという「長いもの」には巻かれないぞ、
という団塊の世代らしい意気込みが伝わってくるようで、
都市のなかの点景としてもたいへんおもしろい景観を作っていきそうです。
ゆたかな暮らしへの想像力がふくらむ住まいですね。
2006年11月05日
囲炉裏内蔵の食卓テーブル

きのうは十勝幕別から地元建築士会のみなさんが
札幌の建築家住宅見学会に見えられて、ご案内役をやっておりました。
最近、札幌地区の建築家の活動ぶりについて関心が高まっていると思います。
2〜3年前から、こういう見学会を主に建築のプロのみなさん向けに
ときどき行っていますが、こういう住宅って、
実際に目にする機会というのはなかなかないので、
みなさん、いろいろな意味で刺激になるようです。
建築のディテールで気に付いたポイントなどをきっかけに
いろいろな面白い情報や考え方が浮き上がってきて、楽しいものです。
わたし自身、全国各地の住宅建築を目にする機会が増えていますが、
いっぽうで、この札幌地区の建築家のみなさんの住宅デザインのレベルの高さ、
それは、性能をわきまえながら、果敢に新しい空間性に挑戦している
という部分が強く感じられ、フロンティアスピリットみたいな部分でも
北海道らしさを実感できる、ということなのかも知れないと思っています。
いまは、どんどんと新しい個性が、新たな住宅を生み出し続けています。
という前置きは、まぁ、別の機会にまた・・・、
で、写真なんですが、ヒココニシさんという建築家の自邸にある食卓テーブル。
卵を半分に切ったようなかたちで、上部には換気扇。
テーブル面には炉が切ってあって、右側写真のようにコンロが仕込まれている。
さてこういうの、なんていったらいいのでしょうか?
機能としては昔の「いろり」そのものですね。
まぁ、自在鉤は付いていないけれど、付けようと考えればすぐできそう。
室内置きのバーベキューコンロ。
遠赤外線の炭火で、お肉を網焼きするとか、魚の串焼きなんかも楽しそうです。
そして、その焼き加減を楽しみながら、円形のテーブルで
会話も楽しく盛り上がりそうですね。
椅子も長時間座っていても楽なインターナショナルデザインなもの。
そのうえ、このコンロ、よっこいしょと移動させることも出来るので、
外に出て使うことも出来ます。まぁ、排煙の換気扇は持って行けませんけど(笑)。
なんでも、ヒココニシさんのおとうさんは金物職人さんだそうで、
卵形の部分はおとうさんの手作り作品なんだそうです。
この食卓テーブルで、住宅希望の施主さんと打ち合わせると、
「これいい!」というリクエストをしてくれる人も多いのだとか。
わかりますよね、その気持ち。
機能性とデザイン性、たいへん調和も取れていて、
とても楽しい生活装置、仕掛けだなぁと思います。 いかがでしょうか?
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