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2008年01月12日
建築が土に還っていく美しさ

どうもこういう建物に道端などで出会うと
ついシャッターを押してしまいます。
住宅の取材が仕事の大きな部分なので、
年間で200件とか見に行くことになるのですが、
大概が立派な新築住宅か、きれいにリフォームされた家。
で、見ているとだんだん、還元してみるような心理が起きてきます。
そんな気持ちが、こころのどこかにあって、
こういう古い建物が無性にいとおしくなってくる部分がある。
この建物も、宮城県の山の中で発見した農作業のための小屋、でしょう。
人間が暮らしていた、というよりは
山仕事の拠点として活用していたような実用性を感じます。
しかし、それにしては窓がしっかり造作されていたりして、
2階が造作されてもいるのは、少し不思議。
ひょっとすると、少人数の家族が暮らしていたのかも知れない。
であると、どういう稼業で暮らしていたものか?
生活痕跡は見つけることができないだろうか、
などというように、思念が広がっていきます。
建築としては、素材の朽ち方から見て
50年以上の時間は感じられますね。
2階の塗り壁などは一部が崩壊もしているので
それくらいの時間は見ていいと思います。
たぶん、規格寸法通り、そのまんま造作していったというプロポーション。
屋根の傾斜もごく一般的なもの。
雨を避ける下屋のような屋根が1階に差し掛けられて
シンプルな切妻に変化が加わっている。
まぁ、こんなようなことがらが一瞬のうちに駆けめぐって、
なにか、メッセージを伝えようとしてくると感じるのでしょうか?
特段、どういう目的があるわけでもなく、
なんとなく導かれるように、写真に納めてしまうのですね。
ただ、なんとなく「古びてゆく」ということに
そのこと自体に、心惹かれるような部分があるのではないかと。
で、こんなふうに堂々と清く正しく(笑)、
正直にわたしは古びてきましたよ、と語っている建物に
「よくぞ、まっとうに古びてきたな(笑)」みたいな感情を持つのかも知れませんね。
ちょっと、変な偏りかなぁ、と
密かに自分自身を心配する部分もあります(笑)。
2008年01月11日
寒い仙台

仙台で賃貸住宅でそこそこ断熱されている物件を探すのは難しい。
仙台のスタッフを拡充して、札幌から転勤いたしましたが、
一昨日、着任。その様子を聞きました。
借りた賃貸住宅の寒さにびっくりしたという印象を語ってくれています。
札幌から来ると、やっぱり信じられない寒さに対して無防備な建物しかないのです。
不動産屋さんにも、そういう常識理解がないから、
「あたたかい建物の賃貸住宅」とリクエストしても
「なに言っているんだこの人、冬寒いのはどうしようもないでしょが・・・」
という顔をして、ほとんど話を聞いていない。
事務所はちょっと古い建物でしたが、その分、
自由に改造しても良い、という許可を取って、
アルミサッシ1枚ガラスだけの開口部に、ペアガラスの樹脂の内窓を付加。
暖房も、きちんとFF式ストーブを設置して
2年近く経過していますが、そこそこの居住環境が得られています。
その当時のことを思い出しておりますが、
そのように断熱強化と暖房の強化を図らない段階では、
むしろ外の方が建物の中にいるよりも暖かいという実感でした。
後で考えてみると、太陽日射の輻射熱が得られる外が暖かく感じられ、
ひたすらにヒートブリッジになる無断熱RC駆体から熱が奪われていく
建物内部では、やはりその方が寒いというのは理にかなっている事実。
関東以南のように年平均気温が16度前後ならばいざ知らず、
12度程度の仙台では、無断熱、もしくは無理解な建物に冬住むのは、やはり無謀。
なんですが、そういう賃貸を探すのは大変難しい。
ちなみに札幌は年平均で8度ほど。
札幌では断熱し、暖房を基本仕様として考えるのが当然なのに、
仙台では、そのような常識が一般レベルでは理解されていない。
年平均気温で4度も違う、関東以南の「常識」に制圧されているのですね。
そのうえ、暖房設備としてはエアコンなので、
あの吹き付ける空気暖房の過酷さ、体への無配慮さもたまらない。
建物自体があたたまって、遠赤外線的に、というか輻射熱的に暖められないと、
「体の芯からあたたまる」感覚が得られないのですね。
そうは言っていても仕方ないので、
生活的に対応しなければならないので、カーペットを敷き込むとか、
厚手のカーテンをつけるとか、窓周りの気密化を図るとか、
暖房を熱源輻射的なものを考えるとか、
いろいろな「できる工夫」でしのいでいくしかありません。
北東北地域であれば、このあたり、北海道的な常識も通じるのですが、
こうした断熱常識が通用しない、最北端地域が仙台なのかも知れませんね。
最北の、厳寒の、「温暖感覚地域」ともいえるかもしれません。
こういうテーマで考えるというのも、かえって実践的でいいかもしれません。
寒い賃貸住宅をどうすべきか、重要なテーマである気もしますね。
2008年01月10日
日本の家系

最近、いろいろな家の家運の盛衰の話題を聞きます。
以前はすごい大成功者と思われていたお宅が、
進路選択上での判断のミスで商売の第一線から姿を消すケースが多い。
老舗の行き詰まりというようなことで、語られるケースが増えていると思う。
失われた90年代以降、骨の太い戦略という部分が見えなくなってきていて、
手探りでの試行錯誤が常態化しつつあるのが経済の実態といえるなか、
もはや、家系というような継承的なことでは立ち行かなくなるのかも知れませんね。
写真は山形・庄内地方の大豪商・本間家の本邸。
江戸期、北前の交易やコメの問屋など、
幅広いビジネスを展開して、
「本間さまには及びもせぬが、せめてなりたや殿様に」
とまでうたわれていたという伝説的大成功家系といえます。
聞いた話では、地域を基盤として経済を動かす中で、
飢饉のときなどには、自らの私邸の建築工事を起こして
多くの職人に仕事を作り出し、
まぁ、現在で言えば、不況時の公共事業のようなこともやっていたそうです。
大阪市場でのコメや色々な産品の投機的な売買ビジネスから、
そうした公共事業的なことまで、
幅広い展開を行っていたのだそうですね。
本間家の家訓のようなものも残されていると聞きます。
現代では、「本間ゴルフ」という会社が名を知られている。
この家には、本家の当主のための居室が残されています。
一番奥の部屋で、4畳半ほどの床の間付きの部屋。
方角的にもっとも運気がよいとされる場所に置かれていたそうです。
歴史的には方位学などはもっとも「実学」的なもので、
現世利益の象徴のような学問だったそうですが、
そうした粋を凝らして、ひたすら家運の隆昌を請い願っていたのでしょう。
面白いデザインの床の間で、幾何学的な、むしろモダンなデザインが施されていました。
(撮影禁止)
きっと、こういう床の間デザインも
そういういわれのあるものだったのだろうと推定できました。
江戸中期から今日に至るまで、
家系を保ち続けてきているというのは、敬服に値するものと思いました。
やっぱり年の初め、経済的な話題が続きますね(笑)。ではでは。
2008年01月09日
新年交礼会

きのうは早朝からの結石騒ぎで、近くの総合病院へ。
自宅から1kmほどに以前の「国立西札幌病院」がありまして
(現在は国立行政法人ということだそうです)
以前にそこで胆石の手術をしてもらっていたのを思い出し、
見ていただいてきました。
おかげさまで激痛はウソのように消えていまして、
CTスキャンの結果、もうすこしで体外に出るようなところに
石を発見。そう大きくもないので
「たぶん、自然に排出されると思いますので、水、一杯飲んでください」
というのが処方。
若干、まだ出血は見られると言うことですが、
大事にはならずに済みました。
万が一の痛み止めもいただいて参りました。
ということで一段落。
なので、病院から帰ってきて溜まっていた作業を片付け、
予定通り、夕方から中小企業家同友会の新年交礼会に出て参りました。
わたし、この会にはもう15〜6年は参加していると思います。
やはりいろいろな経営者のみなさんと、同じ目線で話せるというのは
得がたい機会。
厳しい経営環境の中で、どうやって元気を出すのか、
みなさんのアイデアや、発想法、気の持ち方など参考にさせていただいています。
きのうも、大変数多くの顔見知りや仕事上の関係者の方たちなど、
40〜50人くらいの方たちと旧交を温めて参りました。
そう考えると、こういう新年交礼会っていうのも
やっぱり便利なものです。
ふつう、それくらいのみなさんと出会おうと考えたら
1週間くらいは出ずっぱりで訪問することになるし、
そうなれば、手ぶらで気軽に話ができる、わけでもない。
年の初めに、こういう機会を作って話の糸口を作っておくというのも
日本人的な知恵だとも言えると思いますね。
参加したての頃とは違ってきて
いろいろに活用方法が見えてくるようになる、っていうことかも知れませんが。
ただ、どうしても仕事が片付かなかったので、
って、結石騒ぎで時間が取られたので、
2次会には行けず仕舞い。ちょっと残念ではありました。
2008年01月08日
激痛到来

本日早朝、いつものように食器を洗って、
さて、ブログでも書こうかなぁ、とMacを開いて向かったトタン、
左側脇腹の中側に激しい疼痛、到来いたしました。
ちょっと名状しがたい感じ。
で、とりあえず直前にコーヒーを一口すすったところでもあったので、
トイレに向かって用を足したのですが、
その間にもまた、ふたたび大きな波の疼痛がやってきました。
やむなくソファに横向きに寝たのですが、
むしろ痛い方の側をしたにした方が少し楽で、
5分ほどでやや快方感。
「まぁ、ちょっとした腹痛かな」くらいに考えて、
ふたたびパソコンに向かうと、ふたたび激痛到来。
こんどは結構、大きな波だったので、カミさんに助けを求めて寝室へ。
吐き気も来て、嘔吐は出ないけれど、激痛が長い。
「盲腸かな、腹膜炎かな、それとも、それとも」
と、考えられる病名を「家庭医学百科事典」でカミさんが見てくれますが、
どれも当たっていない感じ。
七転八倒の末、四つんばいの体勢を取って過ごしていましたが、
仕方ない、ということで、救急病院に向かった次第です。
とは言っても、なかなか、身動きがおそるおそるしか動けない。
身動きするとまた、あの激痛が来るのでは、
という恐怖で、ゆっくり歩行にならざるを得ない。
ようやく、といってもわが家から夜間救急病院は車で約10分。
尿を調べてもらってりしたわけですが、
この段階になると、激痛はうそのように消えております。
お医者さんの見立ては、「たぶん、結石ですね、腎臓から尿管の・・・」
「今日の日中に、泌尿器科行ってみて、診断を受けてください。」
ということでした。
「とりあえず、痛み止めとして飲み薬と座薬両方出しておきますが、
激痛が来たら、両方いっぺんに使ってください」と、投薬もいただいた次第。
わたし、3年前くらいに胆石になって、胆嚢を除去しておりますが、
石が溜まりやすいのでしょうかね。
仕方ないので、きょう、病院に行ってみたいと思っています。
まぁ、「痛いんですよ」と話には聞いておりましたが、
もう二度とこういう痛みは勘弁して欲しいものです。
ということなので、テーマはこんなことになってしまいました。
住宅ネタに早く戻れるようになりたいと思います(笑)。ではでは。
2008年01月07日
寒中施工

さて、本日から本格的に仕事の開始です。
ことしはほぼカレンダー通りのケースが多いようで、
先週末から始動した会社も多いようですが、
仕事、本格的に始まるのはきょうからが一般的だと思います。
どこにも行かない、地味に過ごした休暇でしたが、
その分、ゆったりできた休暇でした。
ということで、会社の近くでは
知り合いの建築会社の現場がスタートしておりました。
冬もこのように現場にシートを架けて
雪を防ぎながら、場合によってはバーナーで暖を取りながら
施工するわけですね。北海道は積雪もするし、
なんといっても寒さも厳しい中での作業。職人さんたちも大変です。
寒中施工には良い面もあって、
コンクリートの打設、乾燥にはドライな北海道の冬は似合っている、
というようなこともあります。
また、こうやって冬場も仕事ができるというのは
企業経営で考えれば、大変有意義。
これまで、北海道では冬場は工事が行われず、
職人さんたちはいったん離職して、
冬の間は「雇用保険」でつないで、春から再雇用される、
そういうケースが一般的に多いのですね。
ただ、最近はそういうしのぎ方ができにくくなってきている。
まぁ、構造改革路線の結果、そういう雇用のセーフティネットに
政府資金を使うのを避けようという方向が強まっている。
もちろん、北海道の建設業でもこのように
冬場、寒中施工をできれば雇用の継続がはかれるので素晴らしいのですが、
しかし、寒中施工はやはり経費が膨らんでしまうので、
経営的に見てみれば、収支計算上は利益を圧迫するだろうと思います。
単純にこのような外皮を現場にかけるわけで、
その「損料」だけでも、夏場に比較すると経費増になります。
もちろん、最近の灯油高騰もあるわけで、燃料費も余計かかる。
しかし、こういう冬期、なにも仕事をしないで過ごす、
というのも経済的には不健康な姿。
さて、こういう問題をどう考えればいいのか、
簡単に二者択一と言うことはあり得ないと思うのですが、
解決の方向性は考えなければならない問題。
ひとつの方向性としては、北海道の冬期間に温暖地での仕事を取る、
という考え方もあり得ると思います。
その場合、どういう方法が考えられるのか、
北海道の建設産業全体で、考えていかなければなりません。
2008年01月06日
冬の雪道散歩

先日の健康診断で、ついにわずかですが肥満に認定されまして、
いろいろな数値もわずかずつ健常値をオーバー。
ということで、冬場に向かってどうすべきか、
悩んでおりまして、ジムみたいな、プールみたいな会員制の
フィットネスクラブなんかも見に行ったのですが、
どうも、ああいった施設と「健康」というイメージはどうも結びつかない。
なぜなんでしょうか?
施設を見に行くと、やたら湿度が高くて、すこしカビくさい。
たぶん、空調で解決するのには限界があって、
メインのプールの施設維持の結果、相当に結露していると推定されるのですね。
そういう空気を吸いながら、健康になろう、というのが
なかなかイメージが持てない感じがする次第。
まぁ、あくまでも個人的な感じ方なので、
調べたということではありませんが・・・。
そうなると、冬場に体を動かすのはなかなか難しい。
で、陽が長くなり始めてきたのを幸いに、
やはり、散歩に出かけております。
早朝の零下の気温、といってもマイナス5度前後ではないかと思いますが、
やっぱり空気のきれいな外気を胸一杯に吸い込めるのがうれしい。
写真はわが家の近くの「発寒川」周囲から遠景に「手稲山」をみたところ。
雪道って、確かに歩きにくいので、やや慎重にはならざるを得ませんが、
夏場のコースとは変えて、だいたい1時間くらいの時間を歩き始めた次第です。
雪道の散歩なので、足下が問題。
いろいろシューズを吟味いたしましたが、
機能性は長靴がオールマイティ。やはり最強は長靴なんですね。
かっこうよかったり、穿きやすそうなのはいろいろあるのでしょうが、
探すのも面倒。靴屋さん、4〜5軒は見てみたのですが、
やはり最後は屈強な長靴に軍配があがりますね。
まぁ、これからもちょこちょこ、探しては見たいのですが・・・。
着る方は、いまのところは上着のダウンジャケットだけで、
下半身の方のオーバーズボンまでは着込んでおりませんが、
帽子は2重にかぶるなど、そこそこ完全武装。
もうすこし、寒さが増す2月くらいにはオーバーズボンが必要かも知れません。
散歩のお供、ipodを聴きながら、汗ばむほどの運動にはなっています。
さて、成果のほどは・・・、これから、お楽しみ(笑)。
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