■青森県岩木町・Sさん
■家族構成/夫婦、子ども2人
■システム設計施工/(有)エコマ TEL:0172-38-3602
 6歳の元気盛りの男の子と、生まれたばかりの双子の女の子がいるSさん宅は、オール電化の住宅を新築したばかり。「輻射熱のあったかさは安全だし、快適です」と満足そう。最初は使い慣れなかったというクッキングヒーターも「部屋を汚さないし、手入れもラク。火力があるのでお湯の沸くのも早いんです」と、今では奥さんのお気に入りです。
 Sさん宅では、電気温水器のほかに太陽熱集熱パネルも設置しています。給湯はほとんど太陽熱で暖めたものを使い、暖房は電気温水器を45℃程度に設定して放熱パネルに循環させています。さらに雪が降るとセンサーが感知し、25℃程度になった温水を、玄関前のロードヒーティングに引き込むようにしました。
 電気温水器は700リットル×3本の大きなものですが、割安な深夜電力を使っているため、月々の電気代もぐっと下がって、「設備にかかったイニシャルコストは10年で元が取れる」とSさんは試算しています。お得な電化生活にホクホクの笑顔です。

玄関の放熱パネル。「ただいま」の瞬間から暖かいのがうれしい。

玄関前のロードヒーティング。
暖房の温水を引き込んで2次利用。


放熱パネルはインテリアに合わせ、部屋によって色を変えた。
太陽熱集熱パネル。
厳冬期の1月、2月を除けば、給湯はこれで十分。


階段下のボイラー室。
ドイツ製のパイプは、温水が冷めにくい優れもの。



外付けの電気温水器。外物置に設置し、
東北電力の「やりくり8」で深夜電力を上手に利用。



※この記事はリプラン東北版vol.3に掲載