myph

[1019]水性アクリル樹脂の塗り壁材に浮き出た原因不明のシミ

質問者:ミー / 最新の回答・ご意見者:ミー / 回答・ご意見数:2件
カテゴリ:工事ミス・トラブル / 2010年12月09日 12:30

築1年の、モルタル→水性アクリル樹脂の塗り壁材で施行された家に住んでおりますが、
住み始めて3か月くらいから、壁に薄茶色のシミが出てきました。(画像1)

全ての面に出ていますが、西日の当たる西側の面が酷く
築1年には見えないレベルです。
シミの出方や様子が砂埃とは違うという事で、水性アクリル樹脂の塗り壁材のメーカーさんが
塗料を一部(2?)はがして簡単な検査して下さいましたが、
元素レベル有機物は検出されましたが錆は出ませんでした。
ちなみに水性アクリル樹脂の塗り壁材もアクも有機物なので、アクの特定はできていません。

カオチン(アク止め)→シーラー→水性アクリル樹脂の塗り壁材と再度上から施工すると
アクは出なくなると言われましたが、
アクの原因が何かわからないのに本当に大丈夫なのか心配です。

ちなみに、新築で水性アクリル樹脂の塗り壁材を施工する時、シーラーを塗り4日後に
水性アクリル樹脂の塗り壁材を塗りましたが、その間に雨が降りました。
4日間も間が開いた事も気になりますが、雨でシーラーが流れ落ちた事は
ありませんか?
また水性アクリル樹脂の塗り壁材を塗る時、モルタルは完全には乾いていませんでした。
こういう事はアクとは関係ないのでしょうか?

養生保護のテープがずれていたことにより一部塗れていない部分があり、
後日塗って頂いたのですが、その部分は変色していません。(画像2:
柱にそって半円の部分)
こういう部分を見ると、商品自体が不良だったのかとも思ってしまいます。

同じ商品で同じような症状が出た方がいらっしゃるのではと考え、
悪意はなく、致命的なダメージも与えられない事は存じておりますが、
アクの原因として考えられる事を、たくさんの家に携われた専門家の方から
伺いたいと思いまして投稿しました。

一体何が原因でこのようになったのか、アドバイスお願いいたします。
画像 »



これまでの回答・ご意見数2

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
myph

福地 脩悦

株式会社 福地建装 / HQ住宅研究所 ファース本部
2010年12月10日 17:53

所在地:北海道北斗市中野通324
URL:http://www.fas-21.com/
PR:「家は創り上げ、育て続ける…

とても気品の高い仕上がりとなっているようです。
それだけに白壁に浮き出た染みが気になる事でしょう。
写真だけでは断定できませんが、文章を読んで手順や施工方法に特記すべき瑕疵はないように思います。

アクが浮き出たのか、素材の特性や配合なのかは、サンプル調査で特定できなかったようですが、外部からの汚れが要因だとも考えられます。

塗り壁は、現場施工のためどんな腕の立つ職人でも表面が、うねりのように波形に仕上がってしまうものです。
真っ白い外壁特有の汚れなのですが、うねりのある壁面に、建物の一定の方向から吹いた風に運ばれた埃が、染みのように付く場合もあります。
この場合は水洗いで洗い流す事が出来ますので試してみてください。

myph

ミー

所在地:兵庫県
2010年12月10日 22:23

ご返答ありがとうございます。
塗料メーカーさんのHPに載っていた施工方法と違っていた事が
シミの一因になったのではと気にしておりましたが、
手順や施工方法に特記すべき瑕疵はないとの事、安心しました。

シミについてですが、最初に外部からの汚れを考え
工務店さん、塗料メーカーさんと一緒に
中性洗剤をつけた歯ブラシでこすってみたり
ベンジンで拭いてみましたが、全く変化無しでした。
ちなみに、軒下の雨の当たらない部分にもシミがあるので
雨が原因でもないようです。

原因不明のシミを補修する工務店さんも本当に大変だと思います。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
myph

クラビア

所在地:新潟県
2010年12月11日 22:28

URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優

塗料は基本的には,膜を構成するための塗材と,塗材に色を付けるための顔料とこれらを塗りやすくするための溶媒で構成されています。
ミーさんのお宅は水性であったということで,溶媒が水,塗材がアクリル樹脂,顔料は白色系ということになるでしょうかね。
水性の場合は,乾く前は水で解くことができますが,乾くとアクリル樹脂が変成して水に解けない頑丈な塗膜を構成します。
しかし,溶媒に水を使うので,下地に水に解ける成分があると,乾燥する前には,それが解けて染み出して来る可能性があります。
また,溶媒を使う塗料は水性にせよ,油性にせよ,溶媒が蒸発した後,その部分に一種の小さなピンホールが残るのは止むを得ないところです。
ガードレールなどは,これを避けるために,溶媒は使用しないで,塗材そのものを熱で溶かして焼き付けますので,この種の問題は少なくなります。
ミーさんのお宅のシミは下地からしみ出た可能性もありますし,後からピンホールに水が染み込んで,カビやバクテリアなどが発生してシミになった可能性も考えられます。
いずれにせよ,白亜の建物に汚れが目立つのは仕方の無いことのように思いますが。
湿度の低い地域ならいいのですが,日本のように温暖多湿の地域ではどのようにカビに対処するか,湿気に対処するかが肝要な気がします。
昔の漆喰の白壁もそうでしたが,白を維持するためには,定期的に塗り替えるしか仕方がないのではありませんか。
外壁にメンテナンスフリーを望まれるのであれば,レンガ積みかタイル張りになると思います。
myph

ミー

所在地:兵庫県
2010年12月12日 09:32

詳しいご説明ありがとうございます。
ピンホールについてよく理解できました。
日当たりも風の通りも良い角地に建っておりますので、
カビやバクテリアについては考えておりませんでしたが
確かに塗料表面に針でつついたような小さな穴はたくさんあります。

白の建物の汚れは宿命と
覚悟はしておりましたが、わずか1年で塗り替えとなるほど
汚れるとは思いませんでした。
「思い通りの家は 3度建てなければ出来上がらない」
という言葉がありますが、
住んでみてわかる後悔がたくさんあり、本当に納得です(笑)