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[10316]木造新築3階建ての2世帯住宅には防音処置をしないのが普通でしょうか?

質問者:k_kuro / 最新の回答・ご意見者:竹沢 正弘 / 回答・ご意見数:3件
カテゴリ:その他 / 2015年08月04日 18:35

初めて相談いたしますk_kuroと申します。
この度は宜しくお願いいたします。

まず状況をご説明します。
今年3月に中堅ハウスメーカーさん施工で木造新築3階建ての2世帯住宅を完成させて居住しております。
1階は私の仕事、2階は親世帯(成人2名)、3階が私世帯(成人2名)で使っております。
住み始めてから1階では2階の引き戸と掃除機の音が、2階では3階のリビングの椅子を引く音やベッドルームの会話が、3階では2階のベッドルームの会話などがそれぞれ聞こえて困っております。
ちなみに1階の床はコンクリート、2階はフローリング、3階はタイルです。
ハウスメーカーさんには計画段階から床材も併せて各階の利用を説明し、騒音に関しても確認していたのですが、その段階では終始「弊社の住宅は大丈夫ですよ。」との事でした。
引き渡し後ハウスメーカーさんに苦情を言って説明を求めたところ、「準防火地域なので2階と3階の床に防音(遮音・吸音)シートは敷かなかった。防火申請がどうのこうの・・・。賃貸だと防音処置をするのは当然だが、2世帯住宅は身内同士だから多少聞こえた方が良い・・・。外断熱の高気密住宅なので外からの音は聞こえないが、逆に内の音は外に逃げないので響きやすい・・・。」と言ってます。
こちらも完全防音にして欲しかったと言っている訳ではなく、いくら身内でも生活時間が違う2世帯住宅なのだからなぜ事前に防音処置をしない事・出来ない事、あるいはオプション料金なら出来るなどの説明をしてくれなかったのかを苦情として言っているのです。

そこで皆様にご相談なんですが、このハウスメーカーさんの言い分は普通なんでしょうか?もしかしたら単にこちらのわがままなのでしょうか?
建築業界に知り合いもおりませんので・・・どなたが教えていただけると助かります。
何卒宜しくお願いいたします。

すみません、もう一つあります。
写真は3階のドア枠の下の画像です。床のタイルと枠に隙間が出来ているのですが、これも普通でしょうか?こんなものなんでしょうか?
実は施工中にタイルの在庫が無いとの理由で品番を変更させられたのですが、それが原因ではないかと疑っています。
こちらの方も宜しくお願いいたします。
画像 »

これまでの回答・ご意見数3

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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竹沢 正弘

瀬尾建設工業 株式会社
2015年12月18日 20:13

所在地:北海道羊蹄山の麓・倶知安町
URL:http://www.seo-ken.co.jp/
PR:「ウデより口が立つ」もので…

ご質問から時間が経ちましたが…

まず、私的な感想から。
たとえ身内でも、聞こえないに越したことは無い。という音はありますね。
また、身内だから、聞こえないなりにも、聞きたい音もあります。
多少の生活音は、安心感(無事だね。異常はないね?)など・・・

技術的な話でいうと、
>1階の床はコンクリート、2階はフローリング、3階はタイルです。 

三箇所とも音が響く・・・伝播しやすいものですね。
これが、カーペットとか、たたみとかならば、ずいぶん違うと思います。
今からでも、カーペットを置き敷きされると、違うかもしれません。

もう一つ、「ふところ」1階の天井と2階の床の間、2階の天井と3階の床の間ですが、ここに「グラスウール」等の繊維系の断熱材(正確には吸音材ですが)を入れてあるのでしょうか? 図面で確認、あるいは施工者に確認ください。それがあるないで、極端に変わります。
 
 さらにもう一押し
天井の吊り木なのですが、上の床の「根太」から取る場合があり、それをすると、「伝播」という意味では、音の伝わりを防ぎようがありません。
根太と縁を切って、別個に「吊り木受け」を入れてそれから吊っているのか?否か? こちらについても施工者に確認してください。
 音を伝播させない施工には、そのほかにもありますので、その点も確認したほうが良いでしょう。もしそれに何も気を使っていないのなら、少し強気に出ても良いかもしれません。

> 「準防火地域なので2階と3階の床に防音(遮音・吸音)シートは敷かなかった。防火申請がどうのこうの・・・。賃貸だと防音処置をするのは当然だが、2世帯住宅は身内同士だから多少聞こえた方が良い・・・。外断熱の高気密住宅なので外からの音は聞こえないが、逆に内の音は外に逃げないので響きやすい・・・。」と言ってます。

 
準防火は、防音に直接は関係ないと思います。
身内同士・・・でも、聞きたい音、聞かせたくない音、聞きたくない音・・有りますね。 高気密ゆえに、ということはあります。それは反論はしませんが、だからといって逃げ口上にはして欲しくはないですね。理論と実際は違いますから。「わがまま」とは、施工者がしっかりやった(吸音材、伝播音遮断など)あとであればともかく、それがないのであれば、普通は言われないことだと思います。

> 写真は3階のドア枠の下の画像です。床のタイルと枠に隙間が出来ているのですが、これも普通でしょうか?こんなものなんでしょうか?


品番を変更した時点で、厚さに変更がなかったというのであれば、単純に施工者(大工)のスキルの問題と言えるでしょう。
ただ、もしかしたらですが、タイルとの「縁」をあえて切っているのかもしれません。最近の建材(ドア、ドア枠)などは極端に水濡れ、水吸いを嫌います。施工時点のタイル、目地などの水を嫌った結果かもしれません。であれば、目くじら立てないで、コーキングなどで「目立たなく」して済ませるというのが、お互いに良いかもしれません。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
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クラビア

所在地:新潟県
2015年08月05日 19:05

URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優

注文住宅は事前に話し合いを十分に行い、建築業者に要望を出して、それに伴う見積もりを見ながら、時間を掛けて計画を練る必要があります。
屋内の防音についても、基本は同様でして、どの程度の防音を求めるかについて、費用を見ながら相談して決めていくことになります。
例えば、ピアノの練習室などを作る場合にはかなり多額な費用を掛けて防音する必要がありります。
二世帯住宅の場合は、互いの生活感を重視するかプライバシーを重視するかで防音の要求は異なってくるでしょう。
従って、どの程度が普通かという問いについては、人それぞれという回答になるかもしれません。
結果として、質問者様の場合は要求に叶わなかったということで、とてもお気の毒に思います。
責任がどちらにあるかという点については、私はコメントできませんが、一応、これからできる解決策として一つの方法を提案させて頂きます。
セルロースファイバーという、古紙を原料にした繊維系の断熱材がありまして、これは一見綿のような素材で、本来は断熱を目的として使用されるものですが、防音の面でも大きな効果が期待できます。
これは機械で吹き込むことができますので、一階と二階の間、つまり一階の天井と二階の床の間の空間にこれを充填します。
同様に二階と三階の間も施工します。
そうすれば、階上、階下の音はかなり逓減することが期待できます。
この方法ですと、床や天井を大きく壊すことなく施工することが可能でしょう。
吹き込みを専門とする業者がいますが、セルロースファイバー自体は高価な物ではありませんので、あとは施工費用がどうなるかということで、その点も含めて、ハウスメーカーと相談なさってみるのはどうでしょうか。
なお、ダウンライトなどを使用されている場合は、注意が必要ですが、対策の方法は幾つかありますので、その点は業者にお尋ねになって下さい。


myph

k_kuro

所在地:東京都
2015年08月07日 12:26

クラビア様

この度はご回答ありがとうございます。
今後、ハウスメーカーさんと相談して対策を考えたいと思います。
ありがとうございました。
※お忙しいところすみません…画像のドア枠の隙間に関してはどうでしょうか?
myph

クラビア

所在地:新潟県
2015年08月07日 14:44

URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優

隙間は良くみると気になりますが、構造的に問題なければ、充填材を埋めて処理するか、あるいは埋木か幅木で隠せば良いかもしれませんね。
これもハウスメーカーにお願いしてみてはいかがでしょうか。
myph

k_kuro

所在地:東京都
2015年08月09日 18:58

クラビア様

度々のご回答ありがとうござます。
こちらも相談してみます。
ありがとうございました。