結果から申し上げると、ご期待に添えるようなお答はできません。

建築物の著作権（意匠権）の所有者が誰か？つまり施主なのか設計者なのか？については、論議がいろいろとあるようですが、私の知る限り「日本では」そのあたりの権利が無いに等しいようです。

我々、設計者にとってもこのあたり、、忸怩たるものがあるのですが、とはいうものの我々設計者も他の建築物を見て、インスパイアされ、「参考」にすることもある訳で、何とも微妙なところです。

相当に特異な建物に関しては、少々、異なる扱いのようですが、この場合の「特異な建物」とは、世界に唯一無二で、尚且つ、設計者が世界的に有名な建築家（芸術家）であるとか、に限定されるようです。

大変失礼ながら、工務店さんのご紹介でお知り合いになった設計者が、「世界に唯一無二の建築」を創作したとも、その方がいわゆる「芸術的に高名な方」であるとも思えません。もし、そうであれば、あなた様のお宅は、我々設計者の専門誌などにも紹介され、見学者が絶えない、、そんな状況になっているはずです。

仮に、あなた様が法的に何らかのアクションを起こしても、係争が長引くだけで、結局は、費用だけ掛かって、何も得られなかった、、、という結果になりそうですね。。

「お願い」というレベルで、対応するのが精一杯かと思います。