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[10640]断熱等性能等級4

質問者:スクワット190 / 最新の回答・ご意見者:スクワット190 / 回答・ご意見数:2件
カテゴリ:性能 / 2015年11月26日 23:09

設計士に頼んで、木造一軒家を建築する計画を進めています。建築士との正式な契約は締結し、現在展開図の作成、実施設計あたりまで進んでいます。話し合いの序盤から「断熱等性能等級4」を取得したいという希望は伝えていました。当初の目的は住宅エコポイントを取得することでしたが、ポイント発行の受付が終わった後も「せっかくだから公的な断熱のお墨付きのある家にしたい」という意向を伝え、そのように設計士さんも動いてくれていたと思っていたのですが、本日「ポイント受付業務が終わったので、今まで想定していた手順では断熱等性能等級4の証明書を発行してもらうことができなくなった。どうしても証明書がほしい場合もっと広範な”住宅性能基準(これはうろ覚えです・・)”で合格せねばならず、このためにはさらなるエコ機器の設置や工事を増やす等大きなコスト増につながる。増額幅についてはどの程度か現時点ではいえない。」と、断熱等性能等級4を暗にあきらめるように促されました。が、そもそも断熱等性能等級4は「住宅取得等資金の贈与を受けた人の「住宅取得等資金の非課税の特例」を最大限受けるためには必要な条件として残っているはずだと思いますので、私が納得することはできませんでした。もっと詳しい話をこの設計士とはしてみるつもりですが、私に予備知識が無く不安です。この設計士が言う、「住宅エコポイント」申請受け付けが終了したことで、断熱等性能等級4の証明書が発行されにくくなった」ということは事実なのでしょうか?また、この断熱等性能等級4の証明書の発行に関する公的機関に出した文書などを見ることはできるでしょうか?

これまでの回答・ご意見数2

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
myph

栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2015年11月27日 06:24

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

いろいろな減税処置や補助金制度があるので、判りにくいですね。(^^

そもそも、断熱等級というのは、設計性能表示制度という住宅を総合的、数値的に評価する制度の一分野の物差しにしか過ぎません。断熱以外にも、耐震性や劣化、防犯性なんてのも、ある程度数値的、客観的に評価できる仕組みになっています。

大変便利な仕組みななので、国や地方自治体が行っている施策や制度は、それを行う条件として、設計性能表示の中から、目的に応じて、その分野や、レベルを設定し、「物差し」として借用しています。また、目的に応じて、様々な他の条件も付加しています。例えば、「省エネ」が目的であれば、「断熱等級」という物差しで測って「等級4」で、尚且つ「エネルギーをあまり使わない暖房機器を使ってね」みたいな感じですね。それが無理なら、「国産の木材でもいいよ」あるいは「地震に強い家なら、まぁ、、いいか」みたいな緩和条件や、付帯条件が様々にあるので、どんどん判りにくくなります。

「エコポイント」や「相続税の減免制度」も、そんな建て付けになっている制度のうちの一つですね。ご依頼された設計士さんのおっしゃている制度も、どの制度の事なのかは判りませんが、そんな中の一つと思います。

きっと設計士さんは、「補助金を貰うのが目的なら、、、」という主旨で、エコポイントとは別の制度の説明をしたかったんだろうなぁ、、と想像します。

様々な制度があり、それに使用する物差しも全て異なっています。また、補助金や減免される金額が大きければい大きいほどハードルも高くなります。目的とそれによって得られる特典のコスパを冷静に整理してみてください。

「断熱等級4」の表示が欲しいだけであれば、設計性能表示制度を使えば、ラベリングはしていただけますし、その設計通りに作れば、相応のコストをかけた暖かい家にはなります。

制度ごとに異なる「目的」「手段(使用する物差し)」「それによって得られる結果」を設計士さんと「整理して」話し合われてください。

myph

スクワット190

所在地:愛知県
2015年11月27日 08:52

早速、大変丁寧な投稿をいただき、ありがとうございます。
このあたりは温暖な地域ではありますが、エアコンがあまり好きで無いこともあり夏は酷暑なので、当初から「断熱性能の高い家を作りたい」という思いで取り組んで来ました。また、住宅エコポイントという話が出る前から「断熱等級4を取ることは可能」という設計士の話もありました。
そこへきて今回の対応なので大変戸惑っているのですが、なるほど、他の補助金の制度の話に発展させる可能性もあったのですね・・。
一戸建ての設計・建築は特にオーダー側と受注側の知識差が激しいので、受注側を牽制する意味合いでも、「公的機関のお墨付き」がほしいと思っているので、住宅性能表示制度で「断熱等級4」のラベリングをしてもらいたい、というのが私の思いなのですが、それを行うと追加の機器・工事が発生するとしたら、やはり大いに不信感がわいてくるところです。エコポイントで言うところの「断熱等級4」と住宅性能表示制度での「断熱等級4」は別のものなのでしょうか?
myph

栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2015年11月27日 10:09

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

>エコポイントで言うところの「断熱等級4」と住宅性能表示制度での「断熱等級4」は別のものなのでしょうか?


エコポイントの条件として、木造住宅であれば下記となります。どれも、言葉は似ているのですが、物差し(基準)としては異なります

一次エネルギー消費量等級4の木造住宅
断熱等性能等級4の木造住宅
省エネルギー対策等級4の木造住宅

住宅性能表示で使われるのは、「断熱等級」ではなく「省エネルギー等級」という言い方になります。

http://shoenejutaku-points.jp/user/apply/build01

多分、設計士の方も、あなた様も、似た言葉を、お互いの解釈で、混在しながらお話し合いになっているのだと思います。
もしかしたら、設計士の方も、悪意はなく単に混乱しているだけかもしれません。とにかく、一度、お二人で正確に整理してみてください。

住宅性能表示は、単純に申請し、基準にさえあっていれば、認定書は出ますので、期限のあるようなものではありません。
補助金目的でなければ、「いい家」が出来るという意味で、取得しても損は無いと思いますよ。




myph

スクワット190

所在地:愛知県
2015年11月27日 10:49

再度のご丁寧なコメントをいただき、ありがとうございます。大変心強いです。

> 多分、設計士の方も、あなた様も、似た言葉を、お互いの解釈で、混在しながらお話し合いになっているのだと思います。


私も、たぶんこういうことだろうと思っています。先生のおっしゃるとおり、一度言葉を整理しながら、お互いが何のことを言っているのか理解し合いたいと思います。ありがとうございました。

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