建物の規模（戸数・階数）と、マイさんの居住階が不明ですが、臭気の発生状況から想定すると、トイレの通気不良かと思われます。
トイレの使用頻度は、マンション居住者（在室者）の多少によって違います。
週末は皆さんが家におられるでしょうから通気不良が頻発するのかと思います。
排水・通気配管に不具合があると、便器によっては他の階の使用時に排水トラップの水が短い時間ですが切れてしまう場合があります。
この場合はトイレで臭いますが、他のお宅でも発生すると思います。

水回りで臭気の発生が無いということですがトイレの換気扇は常時運転ですか？
トイレの排気が24時間換気設備と併用されている場合に、トイレで発生した臭気が、どの程度居室に流れてくるのかは不明です。
また、週末の朝に臭気を感じた場合には、トイレに臭気があっても気が付かないでしょう。
換気扇を長時間止めていてもトイレは臭わないということを、確認してください。

臭気は、外から入ってくるのか、マンション全体の排水・通気設備の不具合で室内に出てくるかの何れかです。

マイさん宅が最上階で、排水管の通気口がバルコニーに設置（絶対にやってはいけないことです）されている場合は、トイレの使用状況によっては通気口から臭気が漏洩します。
マイさん宅の居室の給気口が近くにあると、風向きやバルコニーの形状によっては臭気が給気口から入ってきます。

マンションの管理人室には、給排水設備の竣工図がありますから、見せてもらってください。
系統図に排水の竪管が実線で描かれていて、最上階では点線（通気管の表示）となって屋上又は外壁の通気口に接続されています。通気口の位置を確認して下さい。

その他、ワンルームマンションは給気口（サッシの巣熊も含む）面積が少ないため、レンジフードを運転すると、洗濯パンなどのトラップの水を吸い上げて臭気が出てくる事例もあります。
また、マンション周辺に臭気が漂っていることも考えられます。

いづれも今回の状況ではないようです。

「24時間換気をつけると、少し臭いが入ってきました」とのことですが、この時にトイレにも臭気があったのですか？また、24時間換気扇運転時にはトイレにも臭気はなかったのですね？

お住まいが6階とのことですが、再確認します。マイさんの両隣は同じマンションの住居ですね。最上階でなくても、建物がセットバックしていて（段状のこと）マイさん宅の横に屋上バルコニーがあり、排水通気口がここに立ち上がっていると、ここからの臭気が、外から浸入してくる可能性があります。
そうでなければ、マイさんの観察結果からは、臭気の出所がトイレである可能性が大きいですね。

大便器はトラップによって、排水管内の空気（臭気）と遮断されています。したがって排水通気システム又は便器の不具合で臭気が便所内に出て来るものと思われます。
トラップの深さは50mm以上と決められていますが、上下階のトイレの使用状況によって水位が変化します。トラップの深さが小さくなった時に、換気扇に引っ張られて臭気が抜けるのでしょう。

最近のマンションは気密度が高いので、前回回答のように強力なレンジフードでの臭気逆流事例はありますが、24時間換気扇でもこのようなことがあるのでしょうか？

通常の空気の流れは、外気⇒（給気口）⇒　居室　⇒　浴室　⇒　24時間換気扇吸込み口がメインルートで、居室　⇒　トイレ　⇒　トイレ吸込み口（24時間換気）がサブルートとなります。

臭気発生時の臭気の流れは、排水管　⇒　便器　⇒　トイレ　⇒　トイレ吸込み口（24時間換気）の他に、排水管　⇒　便器　⇒　トイレ　⇒（トイレ扉のガラリ）⇒　居室　⇒ 浴室　⇒　24時間換気扇吸込み口というルートがあることになります。
給気口が閉じられていなければ、上記の通常の空気の流れも存在していますから、便所から居室への臭気の流れがあるとすれば、給気口が小さすぎたり,
メッシュの目詰まり、24時間換気扇の選定ミス（仮題排気量）が考えられます。

ともあれ、定期的に大便器の水位を測ってください。基準は「大」の排水を流した後です。
基準レベルを０とし、下がった水位レベルを?ｍｍで記録してください。通気システムが不具合の場合は、休日等のトイレ使用頻度が高い場合に水位が下がるでしょう。24時間換気設備の運転状態も併記してください。

管理会社は不親切ですね。臭いが長時間続くようだったら完全な欠陥マンションです。そのようなものをゼネコン・サブコンが作る筈はありません。
臭いがする箇所を特定しないと何もできないなら管理会社は要りません。素人が臭気の原因を特定するのは大変難しいことです。トラブル・クレームが発生した際に工事会社との情報の連絡を行い、解決に導くのが管理会社の仕事です。
夜であっても、臭気の酷い状態を見てもらいましょう。

返信に気付かず失礼しました。

業者が来てから２４時間換気を運転されたとのことですが、点検時に他の階でトイレが使用されなければ臭気の発生はありません。

業者の認識、「臭いはトイレからか、外から入ってくるかの２通りしかないが、どちらも異常が見つからない。トイレに異常があれば、ずっと臭いがするから、少し時間がたって臭いが消えることはない。」の前半はまちがっていませんが、後半は認識不足です。

トイレのトラップは常時機能していますから、トイレで「ずっと臭いがする」事は殆んどありません。
発生状況から判断すると、マイさん宅の臭気の発生は瞬間的なもので、他の階での使用状況、２４時間換気設備の運転等その他いろいろな要因が関係しているものと思われますので、点検時の短い時間内でトラブルが発生しないからトイレ（排水システム）に異常がないとは言えません。

マイさん宅のトラブルは極めてレアーケースなので、施工業者は状況把握が難しいでしょう。便器メーカーにはトラブル情報があるでしょうが、表には出てこないでしょう。
小生が扱ったケース（トラップの水位が下がる）では、便器を取り替えました。
「臭いの強さは軽減されてきている」との事ですが、臭気の発生はあるのですね？
気象条件が良くなってきたので、マンションの皆さんが休日に出かけることが多くなった（休日のトイレ使用率が減少した）のかもしれません。季節による風向きも関係ないわけではありません。
様子を見てください。

前回お話ししたように、状況把握のためには大便器の水位の変化の記録をしておいた方が良いでしょう。朝出かける前に、便器に水を流した時のレベルを基準として、帰宅時の水位との差を記録してください。