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[11168]基礎のクラック

質問者:495 / 最新の回答・ご意見者:495 / 回答・ご意見数:1件
カテゴリ:工事ミス・トラブル / 2016年05月08日 12:04

初めての質問になります。
相談文書に分かりにくい部分があるかもわかりませんがご容赦下さい。

自宅(在来工法 木造住宅)において、築1年目に基礎の立ち上がり部分にクラックが多数あり、そのうち3箇所は構造クラックでした。
住宅メーカーに相談をしており、目立つところは、モルタルをクラックの上に薄く塗り、様子を見ましょう。との事でした。

現在、築5年ですが、今回エポキシ樹脂を注入する事になりました。

施工業者と商社と住宅メーカーと相談した結果、1つ1つのクラックは細いが、表面の化粧モルタルのみのヘアークラックではなく、構造クラックが他にもあるかもしれない。
よって、全てのヒビに樹脂を注入し、樹脂の入り具合を見て判断しましょう。
となりました。

樹脂注入の日の作業効率を考え、注入作業の前日くらいにクラックを上からモルタルで補修してあるところは、Vカットしておいてほしい という話もありました。

注入作業の前々日に工務店より、クラックの部分を はつり に行きますと連絡があり、その日、私が仕事を終えて自宅に戻ると想像していた以上に基礎がはつられていました。

0.20mm〜0.35mmの幅のクラックに対して、クラックを中心に幅6cm〜7cm くらいで上から下まで真っ直ぐに、深さ1.5cmくらいではつられていました。
はつられたところは、北側 3箇所、東側 7箇所、南側 4箇所、西側 10箇所 です。

これにより、基礎の化粧モルタルだけではなく、基礎本体もはつられており、はつった部分は凸凹でクラックは何処から何処まで どのように走っていたのか全くわからなくなってしまっていました。

工務店に確認したところ、きちんと確認して、指示通りやっているので問題ありません。全箇所はつらなければいけないそうなので。
と言っていましたが、エポキシ樹脂注入する日、施工業者が来てビックリしていました。

これでは施工できない。
鳥肌が立った。
クラックが全く分からなくなってしまっているし、表面が凸凹すぎて器具の台座がセットできない。

施工業者は、モルタル補修してあるところのVカットだけのつもりで依頼した。
商社は、施工業者にきちんと確認して指示通りの内容を工務店に伝えた。
工務店は、この はつり方で良いのか確認しながら作業した。
との事ですが、最悪な結果になってしまいました。

今後、はつった部分をフラットに削り直し、1ヶ月以上待ってクラックがわかるようになってくるか待つ。
それから樹脂を注入するしかない。
実際、1ヶ月以上待てば、クラックが表面から見てわかるようになるのかはわからないけど…
となりましたが、こんなやり方でうまくできるんでしょうか?

弁護士に相談し、訴えるべきレベルの話でしょうか?

これまでの回答・ご意見数1

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
myph

栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2016年05月09日 07:42

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

一般の方や、時には専門家と称する方でも、コンクリート3大勘違いがありまして、
1 コンクリートそのものには基本的に防水性能は無く水を通すものです
2 コンクリートは乾いた方がいい(構造的には、適当に湿潤状態の方が良いです)
そして3番目が、クラック。。。

もちろん、クラックは無い方がいいのですが、その理由の主な物は、そのクラックの部分から極端な話、バキッと折れたりする、、事では無く、そこから水が含浸し、内部の鉄筋を錆びさせることです。あるいは、基礎全体が、不同沈下を起こしている場合に、その症状の一つとして、基礎にクラックが発現する場合がある。。という事です。

基礎の構造的な強さは、そのほとんどが「鉄筋」で保たれています。
実際に、私も新築の際の構造計算は、鉄筋の計算に重きを置きます。

ですから、鉄筋がきちんと入ってさえいれば、クラックがある=構造的にそこから壊れる。あるいは弱い。という事に直結する事例は稀と思います。

また、古いコンクリートの建物のクラック補修は、大きなクラックの場合、綺麗に鉄筋を露出させてから、補修します。

そういった点からは、拝読する限り、技術的対応としては(あなた様との心理的なやり取りや説明不足は別にして)さほど、間違っていないように思いました。

>表面が凸凹すぎて器具の台座がセットできない

こちらに関しては、ご心配の意味が判りかねました

>1ヶ月以上待ってクラックがわかるようになってくるか待つ

よほど、大きな不同沈下が原因でない限り、そんな事(新たにクラックが出てくる)は無いと思います。また、仮にクラックが新たに発症するようであれば、クラックの補修なんぞより、そもそもの原因の不同沈下に対応すべきでしょう。


>弁護士に相談し、訴えるべきレベルの話でしょうか?

こちらに関しては、コメントを控えます。
myph

495

所在地:三重県
2016年05月10日 22:56

ご回答いただきありがとうございます。

今回は、業者間で施工方法の認識違いにより、当初計画していたエポキシ樹脂注入はできなくなってしまいましたが、翌日に工務店がすぐにしっかりとした誠意ある対応をして下さいました。
今後は、専門家を手配し、クラック発生の原因調査、対策、施工 等を予定していただいております。

これにより、安心してこの家で生活していければと思います。

基礎コンクリートについて詳しくご回答いただき、ありがとうございました。


※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者