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[11196]タカラダニ 割合

質問者:ミン / 最新の回答・ご意見者:ミン / 回答・ご意見数:1件
カテゴリ:害虫 / 2016年05月12日 11:33

近畿です。
この季節、タカラダニに悩まされます。(屋外に干した洗濯物、布団、毛布などについてきますので、非常に困ります。)
人体に影響がないことは承知です。
身内に、昆虫、生活害虫、農薬について学んだ者がおり、以前より相談にのってもらってはいますが、このタカラダニがなぜ家の壁、コンクリート塀などを徘徊してるのか、恐らく餌があるだろうとは推測できますが、何が餌なのかがわかりません。
藻の類ではなかろうか?という意見もありますが、正確かどうかは不明。

それで、建築に携わっておられる方々に、どのような場所に生息してることが多いのか?を質問させてください。
古民家のような土壁の木造では、あまり見ないように思いますので。(見えてないだけかもしれませんが。また、昭和時代と違って、平均気温もこれほど高くはなかったので、環境が変化したことも影響してるかもしれません。)

あと、気になっているのが、我が家のようなサイディングの建売の家では、サイディングの真下に空気を挟んで下地の木があるため、この隙間にいろんな虫が作ったりしはしないか?と思うと、気味が悪いです。ここにタカラダニの餌になる菌類(菌類が餌かどうかはわかりませんが、極小のキノコのようなもの)が繁殖する可能性はありますか?

サイディングに使用するような関連の部材、塗料などは、タカラダニが喜ぶ(
もしかしたら食べてる)とは考えられますか?

反対に、どういった家であれば、タカラダニは出没しないのでしょうか?

これまでの回答・ご意見数1

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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前林 十三男

株式会社 青山プリザーブ
2016年05月13日 08:45

所在地:北海道札幌市清田区平岡3条3丁目1-5
URL:http://www.aopuri.co.jp/
PR:室内から庭までの家庭環境に…

私は建築に携わる立場というより、虫に携わる立場なのでご期待に添えないかもしれないと心配しながら書くのですが、先ずご勘弁をいただきまして、、

アカアナタカラダニと命名されているダニであれば
京都府の保健環境研究所のホームページにわかりやすい説明が書かれています。http://www.pref.kyoto.jp/hokanken/oyakudati_takaradani.html
さらに詳しい情報が欲しい時は、「生活害虫の辞典…普及版…」2010年3月第2刷タカラダニ類のページを参考にされるとよいでしょう。規模の大きな図書館なら置いてあると思います。

《サイディングの真下に空気を挟んで下地の木があるため、この隙間にいろんな虫が作ったりしはしないか?》
通気層と言いわれる構造のことだと思われますが、文字通り通気(気流)が機能しているのであれば虫の心配をしなければならない事態にはならないでしょう。

《菌類(菌類が餌かどうかはわかりませんが、極小のキノコのようなもの)が繁殖する可能性はありますか?》
最近の調べでは花粉食らしいとされています。
菌類というのは、私たちが一般的に呼吸に使う屋外の空気にもたくさんの種類と数が含まれています。それぞれに繁殖に適したところに定着できたら数を増やすことができるのです。言い換えれば運が良ければ増えることができる生物です。小さくて質量も非常に小さいので微風で浮遊してしまいます。ダニを含めて食菌性の虫はたしかにいますが、彼らでもある程度の菌のコロニーがなければ糧として利用することができません。

《どういった家であれば、タカラダニは出没しないのでしょうか?》
その前に、タカラダニさえ出没しなければ、それでいいのでしょうか?と考えてみましょう。家はそこに住む人を多種多様な外敵から守ってくれているはずです。

ダニ類は這うばかりでなく、風で飛ぶ、飛ばされると考えると、外に干した洗濯ものや、布団、毛布に付かないようにする工夫は難しいと思われます。この時期はなるべく室内干しにする方がよいでしょう。布団などの大物なら取り込む前(私は獲り込んだ後でもいいと思っていますが、、)に、赤くて目立つダニをハンディー掃除機で吸い取る。吸い取ったあとで、殺虫スプレーを掃除機内に少量吸い込ませる。そんなアナログな方法もダニ対策になります。

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ミン

所在地:和歌山県
2016年05月16日 11:15

前林様、どうもありがとうございます。
京都府のそのURLは既に見ておりました。
また、ネットで http://kagakubar.com/mania/02.html
http://www.agr.kyushu-u.ac.jp/lab/ine/tenteki.html も拝見しました。

>その前に、タカラダニさえ出没しなければ、それでいいのでしょうか?と考えてみましょう。家はそこに住む人を多種多様な外敵から守ってくれているはずです。


と、それを言い始めれば、すべての生物が「自然の調和」という意味で、シロアリまでもが巡り巡っては、撲滅されては困る生き物になってしまいます。

>ダニ類は這うばかりでなく、風で飛ぶ、飛ばされると考えると

はい、おっしゃる通りです。自力で歩いて移動するだけでなく、風で飛ばされて移動することもあります。


>外に干した洗濯ものや、布団、毛布に付かないようにする工夫は難しいと思われます。この時期はなるべく室内干しにする方がよいでしょう。
>赤くて目立つダニをハンディー掃除機で吸い取る。吸い取ったあとで、殺虫スプレーを掃除機内に少量吸い込ませる。

はい、そうなのですが、まず、殺虫スプレーを掃除機に!は、そうするならば専用の掃除機を購入したくなるでしょう。同じ掃除機でリビング、キッチンを掃除するのは、殺虫剤の残効成分をまき散らしてるような気がして不安です。
それに、所要時間のことがあります。だれがそんなことをしてくれるのでしょうか?
非現実的です。だから、せいぜい、パンパンはらってから取り込むことぐらいしかできません。で、結局しぶしぶ室内干しにいきつくわけですが。

それと、洗濯物につく話ですが、主婦にとってはこれが重大な障害ですよ。
タオル、下着、Tシャツなんてのは、部屋干しも問題ないですが、シーツ、タオルケットは乾燥に困ります。
それに、時期が時期だけに、ちょうど衣替えの季節。冬の毛布を洗濯してしっかり乾かしたい。 コート、セーターなどの冬物衣料を片付ける前に、さっと風を通したい(直射日光は当てたくないですが)。 冬の間、しまっておいた、これから使う初夏に向かっての綿毛布、タオルケット、夏に向かっての敷きパット、肌掛布団に風を通したい。
コート、セーターなどの冬物衣料を片付ける前に、それと今度は冬場箱に入れて収納してた夏物のワンピース、スーツなど、お出かけ着に風をさっと通したい。(干すのは屋内のベランダ際のカーテンレールですが、赤いダニがつきます。)
そして、この時期は昔から和服の虫干し時期なのです。なのに、虫干しできません。
と、そう書けば、男性陣は「乾燥機があるじゃないか!」と仰るでしょうけど、近頃は政府から「節電!節電!」と電力のパンクを危惧して、節電を推奨されてる具合です。衣類乾燥器を毎日使うなら、エアコンや冷蔵庫をどんなに省エネタイプに買い替えても追いつきません。
「明日も体育の授業があって、この体操服を短時間で乾燥させないとならない」とか、入院中の病院でとか、何か特別な理由があれば必要でしょうが、はっきりいって一般家庭の、”本来なら屋外で干せる日”に、干せないなんて困るんです。
しかも、今日も今朝から家の中のキッチンの急須にいましたから、洗濯物だけではない。
本当に衛生上問題がないのか、保健所は何をやってるのか!と思います。

尚、昔はこんなにいなかったので、温暖化現象の気温上昇、日本の熱帯化が原因なのか?。  それとも、やはり花粉を食べてる意見が多いので、春のスギ花粉、桧花粉が、建物に飛来し、雨により花粉が団子状になってのでは?と思ったり。
一般にダニは(全てのダニがそうだとは限りませんが)、「かみついて食べる」というのではなくて、「針をさして吸っている」のだそうです。だから、生花の小さな粒の花粉に針?をさすことができてるのか?と質問したいです。

主婦は、1日も早く、タカラダニが、昔のように珍しくなる日がくることを望みます。


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