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[11472]地盤改良の事前着工

質問者:スマイル / 最新の回答・ご意見者:栃木 渡 / 回答・ご意見数:2件
カテゴリ:工事ミス・トラブル / 2016年07月19日 15:31

新築しています、配置間違いがあり、屋根が越境していると中間検査で指摘されたため屋根を一部削りほぼ工事は終わりました。工務店は「屋根を削ればいいので、正しい位置への建て直しは出来ない、契約解除も出来ない、その二点をやるなら私が費用をすべて持つこと」と説明を受けました。
原因は確認申請前に地縄張りを行い、そこに地盤改良のため杭を30本打ち込みました。建築士が監理していない、工務店に配置が変わったこと知らせてないと言う、大変お粗末な状況でした。
確認申請許可前に地盤改良、杭打ちをしていいのでしょうか?
これは工務店のミスでしょうか?どのようなペナルティー有りますか?
色々調べてみましたが、杭打ちは許可前でも良いと書いてあったり、ダメと書いてあったりしてよくわかりません。教えてください。


これまでの回答・ご意見数2

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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福地 脩悦

株式会社 福地建装 / HQ住宅研究所 ファース本部
2016年07月22日 10:58

所在地:北海道北斗市中野通324
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確認申請を受理して許可をするには、建築主事の裁量に委ねられています。
当然、建築基準法に則った対応となりますが、法的に判断出来ないケースなどが多くあるため建築主事に判断させるようになっています。

本件は、地盤補強の施工時期が確認申請の前か後かを問うより、施工工務店のお粗末な対応に対し、どのような責任を負わせるかになるようです。
ミスによって越境した屋根を削って済ます事は、民法的には良しであっても、当事者の心情まで良しはならないと思われます。

しかし施工工務店と信頼関係を損ねたまま工事進捗する事も好ましくありません。家づくりは出来上がってからも工務店との様々な遣り取りがあるからです。
工務店選択の責任は質問者にもあり、紛争を起こして得るモノは殆どありません。
施工工務店を上手にその気にさせ、質問者の意に沿うような家づくりを行うことは、施主の手腕とも言えそうです。

myph

栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2016年07月23日 04:08

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
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結論は福地さんと同じ方向なのですが、違う観点から。。

まず、「杭」に関してですが、あなた様が「地盤改良」と書かれている通り、無理やり工事を区分すると、形状は「杭」であってもイメージとしては「宅地造成」の区分に入るかと。。と、なりますと、これは「建築工事」では無い。。。と、判断できなくも無く、グレーゾーンである事は確かです。周辺諸事情を加味していろいろな判例が出ているようです。
行政などに対してオフィシャルに問い合わせたり、司法に判断を仰ぐと、結果として、「建築工事であるので、事前着工」「建築工事で無いので事前着工では無い」「判断しない」の3択となり、論理的には決してあなた様に有利な判断が出てくるとは限りません。ある意味、一か八かの賭けになってしまいます。

その点にフォーカスするのは、あなた様にとって決して得策とは思えません。

越境分の補修は、工務店が行うのは当然という前提で(そうしないと、違法建築になってしまいますので、そもそも住むことができず、それは有無を言わせず、契約違反になります)「腹立つわ」「面白くない」という部分を、工務店が対応なレベルで補填させるという考え方は如何でしょうか?

感情や情緒の部分と、論理的・実利的な部分を、一度切り離して交渉される方が、結果としてあなた様に利する事になるような気がします。


※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者