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[11568]メーカーで日焼け跡のついたことが明らかな杉フローリング材

質問者:kuri8 / 最新の回答・ご意見者:kuri8 / 回答・ご意見数:5件
カテゴリ:構造・建材 / 2016年08月18日 15:27

1か月半前に建築士に依頼して一戸建てのリフォームが完成しました。(リビングと寝室)
引っ越し前日の掃除の時、杉のフローリングに規則正しい白い日焼け跡を見つけました。その時は気付かなかったのですが、引っ越し荷物が片付いた1週間後に見てみると床全体に梯子のように色が抜けたまだら模様が入っていました。知り合いの工務店に見てもらっても、「これはひどい」という返事でした。
建築士は見にも来ないで、そのうち気にならなくなるという無責任な返事でした。
購入した材木屋さんに問い合わせるとすぐ見に来てくれて、メーカーが木を乾かす際についた桟の跡だということでした。出荷してはいけないレベルで、チェック漏れだろう、メーカーに見に来て対応してもらうと言っていたのですが、メーカー、問屋ともに見に来ずに不良品ではない、しばらく様子を見ろの一点張りです。数か月して目立たなくなり、あきらめるだろうという意図が見え見えなのですが、白い部分はともかく、色の濃い部分は均一にきれいになるとは思えません。比較的日当たりのいい明るい部屋ですが、現在もくっきり二部屋ともあちこちに残っています。音沙汰がないので、メーカーのホームページのお問い合わせ欄にメールしてみたところ全く返事がなく、私のメールを問屋と材木屋さんに送り付け、そっちで何とかしろという対応でした。お問い合わせの返事を直接聞きたいので、メーカーと電話で話したら、うちはお宅に何も買ってもらっていない、問屋に売ったから関係ない、返事の必要はない、そしてお問い合わせは受け付けているが、クレームは受け付けていない、という非常識な返事でした。(後でその人は社長だったことがわかりました。)問屋が色の気になる部分だけ別の材料を提供すると提案してきましたが、施工や蜜蝋ワックスの塗り直し等はできないということです。
責任があると思われる建築士や大工も、自分にはわからない、材木屋に聞け、という返事で、泣き寝入りするしかないのかと納得がいきません。当初不良品との認識だった材木屋さんも今は、よくわからないからメーカーに聞いてほしいと変わってきました
私も天然木が日焼けや傷つきやすいことは承知しており、今更床を張りなおせとは言いませんが、メーカーや問屋、建築士の誠意のなさに対して謝罪だけは求めたいと思っています。せめて代替品ではなく、現金を返していただきたいです。
いろいろ調べましたが、私のようなケースは珍しいようなので相談しました。よろしくお願いします。
myph

kuri8

所在地:兵庫県
2016年08月18日 15:40

建築士に依頼して業者の選定や工事のチェックは建築士が責任を持つ、オープンシステムという契約形態です。

これまでの回答・ご意見数5

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
myph

栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2016年08月22日 18:26

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

少々、違う観点から。。

オープンシステムとおっしゃっているのは、多分、分離発注の事かと思います。
分離発注の場合、正確には

>建築士に依頼して業者の選定や工事のチェックは建築士が責任を持つ、

では無く、

「建築士に依頼して業者の選定や工事のチェックのアドバイスをもらい、施主が最終責任を持つ」 になっていませんか?

分離発注の際、契約は個々の職方とあなた様で「直接」契約されていると思います。あなた様のおっしゃっている「建築士」とは、どのような立場の方か判りませんが(建築士は資格の名称であって、職責(役割分担)の名称ではありません)、その方との契約内容に、「責任範囲」が明確になっていますか?

おそらく「分離発注」という特殊な契約形態を取るので、その方が用意された契約書や約款であれば、それなりに責任範囲が明確になっているのではないでしょうか?

工務店(施工者)が総合請負として、いくばくかの経費を頂戴しているのは、このように、起き得る様々なリスクをも考慮してのお話で、決して、ただただ「儲けている」訳ではありません。
逆の言い方ですと、「分離発注」には、最終責任を施主が負わなければならないという、リスクがあり、その分、「経費」が節約できている訳です。
経費とリスクのどちらを選択するか?というお話ですね。

どちらの発注形態がいいのかの判断は、私には出来かねますが、今回のケースは、その責任範囲の認識が関係者それぞれに違っている、、という、まさしく「責任のエアポケット」のような気がします。。

まずは、当該関係者間の責任範囲を、双方確認してみてください。

myph

kuri8

所在地:兵庫県
2016年08月23日 23:28

契約書のクレームの扱いの項目で、「受託者の工事管理業務に故意または過失によるミスがある場合、委託者は、故意または過失により生じた損害の賠償を、受託者に請求することができる。」という文言があります。これに該当するのではと思っています。ただ、改めてじっくり読んでみると建築士側が作成したものだけに、極力責任を問われないような書き方をしていると感じます。建築士は現状を見に来ないので、ほとんどすべての板に日焼け跡があるということを理解しようとしません。作業中に日に焼けたんだろう、よくあることだと思っているようです。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
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キ?44

所在地:北海道
2016年08月22日 17:28

URL:
家づくりの想い:

 このように一方向よりの情報で、ジャッジせよ。ということで、ミスジャッジ、ミスリードが大変懸念されます。
 
 理解はしています。・・・・・と、いわれておられる以上に「自然素材」「天然素材」は、デリケートです。
それらは、「時間」と引き替えで、「味」になります。
その「時間」も、実は理解というお言葉を遙かに超越したところにあると思われます。

 恐らくですが
それが、正しいか?許されることか?などのことはともかく、
周辺の業者、関係者たちは、「気が短い。」「細かい」「うるさい」という表現で、かんがえているのでは?と考えられます。

 実際の現場を確認しておりませんので、断定は避けることとします。
が、天然物へのご理解の幅をもう少し広げていただき、その時間変化に長い目での対応を必要としているのかもしれません。

myph

kuri8

所在地:兵庫県
2016年08月23日 23:51

正直に書いていただきありがとうございます。質問を書いているときからそう受け取られるだろうと思っていました。
あいにくカメラを持っていませんので、写真をお見せできなくてとても残念です。およそ20畳余りのフローリングに、日焼け跡のない板は数えるほどです。一枚当たりの白線の数はいろいろですが、40センチ間隔で上から下まで日焼けしているものもたくさんあります。色の濃い部分はよく目立ちます。私が問題にしているのは、日焼けそのものと言うよりメーカーや建築士の対応にあるかもしれません。これが60のおばあさんではなく、押しの強い怖そうな男の人だったら皆さんの対応は違っていたのではないかと思います。
myph

現場監督A

所在地:東京都
2016年08月22日 18:12

URL:
家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…

実際のところどれだけ色の差がひどいのかっていう部分で判断が分かれるところですが、「これはひどい」って言われるレベルであれば、それを納入したメーカーや材木屋に責があるのはもちろんのこと、それを納入時に検品しなかった現場代理人(つまりは施工会社、ハウスメーカー?)や監理者としての建築士にも責があります。「これはひどい」と知っててそのまま貼ってしまった大工(つまりは施工会社、ハウスメーカー?)にも責があると思います。現状のように逃げようとするなら、「これはひどい」というほどのレベルではなくひどくないと考えているか、納入時にきちんと検品をしてこれは許容範囲内だ(ひどくないレベルだ)と判断したとしか思えません。「ひどい」内容でそういった検品をしていない状況であれば、何らかの対応はしてほしいものですね。ただそれを強要する法律や基準はないのが現状だと思います。先方の誠意によるところが大きいです。今後のことも考えて円満に解決したいところです。クレームの窓口は直接の契約関係の方にすべきです。オープンシステムというのは存じ上げませんが、設計監理契約が建築士としてあるなら建築士、建築請負契約のみなら施工会社です。はっきりと張り替えてくださいという要望を出すと、その他のリスク等を考えてお金の精算の話が出てくるかもしれませんが、はじめからお金の請求をするのは如何なものかと思います。お金が目的だったのか、結局張り替えなくても我慢できるレベルなのか、と思われてしまいます。

杉の無垢板は数年でかなり色が変わっていきますよ。全然違う色になると思います。その辺で目立たなくなるようであれば、施工者としては張替えはしたくないですね。
myph

kuri8

所在地:兵庫県
2016年08月24日 00:14

ありがとうございます。私が一番知りたかったのは、本当にこれがメーカーの検品を通って自信をもって出荷したものなのか、ということです。とてもそうは思えませんし、見てもらった何人かの建築関係の人たちも私と同じ印象を持っています。
張替は考えていませんし、このところの天気でだいぶ色も濃くなってきています。まだら模様がなくなるとは思いませんが、このまま使うしかないと思います。今回関わったメーカー、問屋、建築士が余りに誠意がなく、うやむやで終わらせようとしています。こんな人たちばかりだと思いたくないです。
myph

現場監督A

所在地:東京都
2016年08月24日 07:20

URL:
家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…

いろいろなルートがありますが、メーカーが商品を出荷した後、問屋がその商品を在庫として保管しているかもしれませんし、その問屋さんから材木屋さんが商品を買い、またそこで保管しているかもしれません。理想は各箇所で検品を行い出荷することです。その梱包状態にもよりますし。普及品のフロアは完全梱包が普通ですが、無垢板の場合は簡易梱包のものもあるので、保管時に日焼けするものもあります。メーカーにて検品していても検品印をつけていないケースも多いですし、それが付いていてもその後工程で品質が下がる場合もあります。だから、メーカーのみに責任があるわけではなく、結局はフロアを貼るときまでの品質管理なんですよね。

美観での「損害」を主張して金額を出すのは難しいと思います。具体的な損害額が出しづらいと思いませんか?張り替えを主張して張り替え工事に見合う工事金額を、交渉にあげる必要があると思います。

その現場に携わっていない専門家(ぼくらもそうですが)の意見は参考程度に聞くべきです。実際のフロアの状況を見て、あなたを助けたいという立場で見たのと、施工した側で見たのとではやはり見え方は変わってしまうと思うんですよね。
myph

kuri8

所在地:兵庫県
2016年08月24日 09:41

おっしゃるようにかかわった人たちがもう少し気を付けて、なおかつ誠実に対応してくれればよかったと思います。メーカー、問屋は施工した人が悪いと言い、材木屋さんは仕入れたものをチェックせず、気付かないまま売ったと言っています。大工さんは次の仕事が立て込んでいて急ぎたかったのかもしれません。アドバイスをしてくれるはずの建築士はこんな状態のフローリングを見た経験がないらしく、材木屋さんに丸投げして見に来ない。まだリフォームしたいところがあるのですが、今回のことですっかり不信感が染みついてしまいました。丁寧なご説明ありがとうございました。
myph

キ?44

所在地:北海道
2016年08月24日 10:29

URL:
家づくりの想い:

 お気持ちを否定する気はありません。かといって、進んで肯定、同調する気もありません。

 正直な話、
人間の「感じ方」「とらえ方」等々・・・これほどに不確定なものはありません。
A氏が、お気に入り。が B氏にとって 許容できるか?限りません。
A女史の大ファン ファンといえども、若い頃のファンであって、年をとった現在が好きとは限りません。若い頃はきにも掛けなかった、あのB女史のほうが、ホントにいい年の取り方をして、「いぶし銀」 の魅力を放っているかもしれません。

 他人に「意見」「見解」を語るとき、
そこに「責任」が無い話は、簡単ですし、いくらでも自分の喜ぶ「結論」をくれます。
後腐れが無いからですね。それにどれだけの「重さ」があるのでしょうか?
硬軟とりまとめて、聞く人の数だけ、コメントは聞けます。自分よりの意見も他人よりの意見も、「無責任」に。
 誰が、こう言っていた。
 誰それもひどいと言った。
だから、言った人がどういう対策をしてくれるわけではない。
もちろん、先頭に立って交渉の席に着いてくれるわけでもない。・・・私もかもしれませんが。

 今回の件は、相手は、「自然」もの 「天然」もの・・・・です。
一朝一夕の「時間」で、ものを判断し、語ることは「不遜」だと思います。
決して「日焼け」「縞模様」が、それで良い!なんて一言も言いません。
これからの変化を含めての「自然もの」「天然もの」ではないですか?

 言い過ぎ・・・を恐れずに言わせてもらえば、
「今日、明日」を、語るのならば、「材料」の選択を間違っています。
「化粧合板」製のものなど、工場で一律の品質が保証されたものが正解だと思います。
myph

kuri8

所在地:兵庫県
2016年08月24日 20:18

キ?44様コメントをありがとうございます。私の説明が悪かったのですが、お互いの論点がずれていると思います。
誰々がひどいなあと言っていた、と書いたのは私が全くの素人で、この状態が受け入れるべきものなのか、限度を超えているのかがわからなかったからです。その人に何かしてもらおうなんて思っていません。何人かに聞いて、やはりこれは状況を説明してもらいたいと思ったら、「うるさい」「しつこい」「まだ言ってるのか」と思われるほど聞くしか方法がありませんでした。日焼けのことは事前にだれからも説明がなかったので。
最初にメーカーなりがこれはこのまま使っても大丈夫、そのうち味が出る、商品には自信を持っていると説明してくれればそれで済んだ話かもしれません。その後のトラブルは日焼けそのものより、責任を問われたくない、かかわりたくないという関係者のみなさんの対応によるものです。
メーカーの対応が悪すぎると怒っている材木屋さんが、今問屋と話をしてくれています。近々何らかの答えが出るかもしれません。

「何?この縞模様は?」という素人の疑問に答えてもらうのがこんなに大変だと思いませんでした。
私のわかりにくい説明に、貴重なお時間を割いてコメントをいただいた皆様、ありがとうございました。