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[11637]小屋裏・壁内の染みについて

質問者:sora / 最新の回答・ご意見者:sora / 回答・ご意見数:7件
カテゴリ:工事ミス・トラブル / 2016年09月07日 15:20

屋根断熱で屋根の通気層のない木造2階建てです。外壁は外断熱のような施工になっており、また、立上がり壁になっております。屋根断熱と壁断熱の間(立上がり壁の下部分)に隙間があり、屋根断熱と壁断熱が繋がっていない状態でしたので、断熱材のない隙間部分にグラスウールを詰めていただきました。その際に撮られた写真を見ると、透湿防水シートの複数個所に雨漏り跡のような染みが写っております。2階の部屋の壁を補修する際に撮られた写真にも同様の染みが写っております。
担当した工務店・設計事務所の方は、新築工事の時にできた染みではないかとおっしゃっておりますが、屋根と壁の取り合い部分からの雨水の浸入や、屋根の結露の可能性もあるのではないかと懸念しております。
このような染みは、新築時に雨が降った場合、よくできますでしょうか?
また、原因を調べる場合は、どのような調べ方をすれば良いでしょうか?
以前、専門家の方から「天井に断熱材を入れて小屋裏換気をとるか、2重屋根にして通気層を作らないと、結露を起こす恐れが高い」とのアドバイスをいただき、工務店・設計事務所に相談しましたが、そのようにするのは困難とのことで、現在、可能な範囲での補修(断熱欠損部分をなくす)をしていただいているところです。
もし、染みが雨水の浸入や結露によるものであった場合、グラスウールを詰めて終了してしまっては、見えないところで被害が広がってしまうのではないかと心配しております。
ご助言いただきたく宜しくお願いいたします。

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sora

所在地:石川県
2016年09月07日 15:24

写真を追加いたします。
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sora

所在地:石川県
2016年09月08日 18:38

ご回答いただきありがとうございます。

天井断熱についてですが、小屋裏は軒先側が狭く、また、配管などもあり、人が入っていけない箇所があるため、施工が困難とのことでした。仕方なく、できることとして提案された、断熱材欠損部分にグラスウールを詰めることと、野地裏ウレタンの吹き増し(薄かったため)をしていただいた次第です。

施工写真を見て染みに気付き、工務店・設計事務所に原因を調べていただくようお願いしたところ、結露に関しては、寒い時期になってから状況を確認していただけるようですが、小屋裏の目視可能な部分だけを見て、正しく判断できますでしょうか?

また、内壁は既に補修が完了しており、染みの部分は壁内に隠れてしまっておりますが、壁を壊すことなく雨漏りの有無を調べる方法はございますでしょうか?

何度も申し訳ございませんが、ご教示いただきたく宜しくお願いいたします。

これまでの回答・ご意見数7

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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飯田 均

屋根サポートいいだ
2016年09月07日 21:17

所在地:北海道旭川市春光4条8丁目11-13
URL:http://sites.google.com/site/yanespptiida/
PR:- 雨漏り・すが漏り・雨だれ…

Soraさま
最後の写真のシミは、雨漏りが疑われますので、散水して確認した方が良いでしょう。

断熱についてですが、
屋根上に通気層がない状態では、屋根断熱とは言えません。

また、屋根断熱工法であれば、小屋裏部分も室内空間扱いとならなければいけませんが、写真ではそのように見受けられません。

工務店・設計事務所の「二重屋根も天井断熱も困難です」は腑に落ちません。
二重屋根が困難だとしても、天井に断熱材を入れるのは容易なことです。
そして、天井に断熱材を入れた場合は、間仕切り壁の気流止めもしてもらいましょう。
さらに、小屋裏の換気が十分に取れるように換気口の位置に留意する必要があります。

(木造住宅工事仕様書やネットでも外断熱工法や屋根断熱工法についての記述が多数あります。)

現状の対応では何ら問題の解決を見ないと思われます。
まずは、雨水の侵入がないか散水テストをして確認し、断熱と換気と共にしっかり対応してもらうよう交渉してください。

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飯田 均

屋根サポートいいだ
2016年09月07日 21:55

所在地:北海道旭川市春光4条8丁目11-13
URL:http://sites.google.com/site/yanespptiida/
PR:- 雨漏り・すが漏り・雨だれ…

追伸
屋根断熱工法についてネット上には、適切とは思えないイラストや写真がありますが、基本は、屋根材と屋根断熱材の間に通気層があり換気され、小屋裏部分が室内扱いになって屋根通気・外壁通気とは遮断され、別途換気が施されている状態が必要です。
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飯田 均

屋根サポートいいだ
2016年09月08日 20:18

所在地:北海道旭川市春光4条8丁目11-13
URL:http://sites.google.com/site/yanespptiida/
PR:- 雨漏り・すが漏り・雨だれ…

Soraさま、
まず、屋根断熱工法が先に説明した形態になっているのでしょうか、
そして、現状では小屋裏換気はどのようになっているのでしょうか、

屋根軒先の軒天に穴あきスレート・換気口が有れば、屋根断熱工法とは言えず、室内の暖気が天井から軒先へと出てしまいます。

換気がなければ、小屋裏で結露を起こす恐れがあります。

天井断熱は、小屋裏が狭ければ、天井のボードを剥がして、そこから挿入します。
また、野地板にウレタンの吹き増しができるならば、天井に吹き付けることもできたはずです。
その場合、間仕切り壁の気流留めも伴わせて施します。

何れにしても、屋根断熱工法であれ、天井断熱であれ、中途半端なままでは結露を起こすか、断熱欠損状態となります。

今一度ご確認ください。

そして、内壁を修復した後でも散水を長時間する事で雨漏りを確認することはできます。
3番目の写真は窓の部分かと思いますので、集中的掛けることで確認できると思います。

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sora

所在地:石川県
2016年09月08日 21:14

飯田さま

ご回答ありがとうございます。

現状は、換気はない状態です。補修前に何度も「天井に断熱材を入れて小屋裏換気をとるか、2重屋根にして通気層を作らないと、結露を起こす恐れが高い」ということを伝えましたが、そのようにはしていただけませんでした。

アドバイスいただいた内容を伝え、しっかりした対応をしていただけるよう掛け合ってみたいと思います。

ありがとうございました。


myph

飯田 均

屋根サポートいいだ
2016年09月09日 08:54

所在地:北海道旭川市春光4条8丁目11-13
URL:http://sites.google.com/site/yanespptiida/
PR:- 雨漏り・すが漏り・雨だれ…

soraさま、

写真だけの判断で、不確かなところもありましたが、
現状では、二重屋根にして小屋裏を室内空間としてして使用することはできないと思われるので、天井に断熱を施してもらう方向がベストと考えます。

繰り返しになりますが、その際、小屋裏換気と間仕切壁の気流止めもお忘れなく。

すみませんでした。
最初からこのようにアドバイスしていれば、簡単でしたね、
myph

sora

所在地:石川県
2016年09月09日 21:45

飯田さま

ご丁寧なご回答をいただき、本当にありがとうございます。
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飯田 均

屋根サポートいいだ
2016年09月09日 08:59

所在地:北海道旭川市春光4条8丁目11-13
URL:http://sites.google.com/site/yanespptiida/
PR:- 雨漏り・すが漏り・雨だれ…

他のアドバイザーの方のご意見を頂ければ、soraさまも心強いと思います。
皆様、よろしくお願いします。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
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キ?44

所在地:北海道
2016年09月09日 09:17

URL:
家づくりの想い:

 写真と文章では、もどかしい。と言うのが、正直な話です。
現場を、大きく、隅々も細かく・・・・みたいですね。

 悪いことに?ウレタンを吹いてしまっているので、逆にこれの下が確認できません。簡単に撤去して、修正することも困難になっていますね。

 「対症療法」としては、大きいのですが、
飯田さまが言うように、「天井断熱」を志向することが一つ。
今の「屋根断熱もどき」を、無視して、その上にさらに「通気層」「通気防水シート」「断熱材」「気密層」の施工をするのが二つ目。

 詳細はやっぱり現状のもう少し細かな情報が欲しいですけど
いかがでしょうか?
myph

sora

所在地:石川県
2016年09月10日 00:37

キ?44さま

ご回答ありがとうございます。

少し補足説明させてください。
外壁は3面が立上がり壁になっており、更に中央にも立上がり壁がございます。建物は二階建てですが、一階部分のみの部分があったり、二階部分も中央の立ち上がり壁の左右で屋根の高さが違っているなど、少し複雑な構造になっております。
1枚目の写真は新築工事中の2階の屋根部分です。
2枚目の写真は補修前の小屋裏です。ボードの上の隙間から断熱欠損があることがわかります。現在はボードを外して隙間にグラスウールを詰めていただいた状態です。これでOKであればボードを元に戻すとのことで、確認写真をいただいたのですが、そこで雨漏り跡のような染みがあることに気付きました(3枚目の写真)。
広い範囲を写した写真がなく、わかり辛くて申し訳ございません。

どのような対応をしていただけるか分りませんが、アドバイスいただいた内容を工務店・設計事務所に伝えてみようと思います。

ありがとうございました。
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myph

キ?44

所在地:北海道
2016年09月10日 14:16

URL:
家づくりの想い:

 写真を見ての想定ですが、見づらい絵で悪いのですが、こんな感じですか?

これで良いのであれば、まず、断熱欠損は、赤い部分になります。
ウレタン断熱からウレタン断熱までですね。
また、これが正しければ、たしかに通気層は、とれません。
かろうじて、外壁材を貼った部分に、通気層をとっていれば、あるかな?と言う感じでしょう。黄色い線の部分です。
屋根部分には、最初から考えられていないのであれば、無理ですね。

飯田さまのお薦めしているように、天井断熱を考えると、青い部分になります。
ブローイングウールが正解でしょうね。必ず、通気止めを入れてください。
グラスウールを丸めて押し込むような感じです。
できれば、防湿層を敷いてから吹き込みたいですね。 

雨漏り 関連は、断熱欠損による「結露」の他に、黄色い○の「笠木」の形、おさまりにより起こる可能性もあります。

とりあえず・・・・・ 
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sora

所在地:石川県
2016年09月11日 00:39

キ?44さま

分りやすい絵まで描いていただき、本当にありがとうございます。
大体そのような構造になっていると思います。

笠木部分は、雨水が外壁通気層に入り込み易いかたちになっておりましたので、現在直していただいているところです。具体的には、笠木と外壁の隙間に、外周側はイーヴスベンツを入れ、内側(屋根側)はコーキングで塞ぐという方法です。(当初、外壁通気層は、下側の空気の入口はありましたが、上側は塞がれてしまっていたため、一旦笠木を外し、外周側の通気層の上に穴を開けていただきました。)工務店の方は「笠木部分から通気層に雨水が入ったとしても下から外に出てくるだけ」とおっしゃっていましたが、外壁通気層の通気量が少ないこともあり、胴縁などの腐朽が心配で、隙間部分の防水をお願いしました。

断熱・換気は、全体的に中途半端になってしまっているようで…。
内壁補修の写真ですが、矢印より下は、玄関ポーチの屋根との取り合い部分になりますが、断熱材なのか、幅も長さもばらばらのものが並べられており、中央部分には欠損も見られます。断熱材だとしたら、この部分も断熱欠損になりますよね…。

小屋裏・壁内の染みは複数個所に見られ、原因を特定できるか不安ですが、断熱工事については、やはり現在の方法では懸念が残りますので、お教えいただいた内容を伝え、改善をお願いしてみたいと思います。

ありがとうございました。
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