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[11671]柱のミスおよび確認申請について

質問者:ゆきだるま / 最新の回答・ご意見者:キ?44 / 回答・ご意見数:2件
カテゴリ:工事ミス・トラブル / 2016年09月18日 23:26

現在 父の知り合いの工務店にて 2階建て 注文住宅を建築中です。

先日上棟が終わりました。上棟式の時に工務店の社長が施工ミスに気がつきました。

すべての柱は4寸を使用して建てる計画のところを3.5寸の柱ですべて施工してしまったとのことです。

なぜこのようなミスが起きたのか確認したところ、設計図は3.5寸で作成していて柱だけを4寸に置き換えて施工するつもりだった。ところが、発注の段階で、間違えてしまったとの説明でした。

3.5寸と4寸では構造計算上違いが出るのではないかと思われるのですが、工務店の回答は構造計算上は何も変わりません。なぜなら、計算式が一緒なのですからという回答でした。

構造計算というのも告示にのっとったやり方で耐震等級の計算をしているわけではありませんでした。

今回初めて耐震等級1 という事実も知りました。 


今後、進めていくうえで不安な点がいくつかあります。


私たちの希望は契約通り4寸の柱を使用してもう一度建ててもらうことです。

基礎はそのまま使用できるので、柱だけを取り壊してやり直すという説明でした。
本当に大丈夫なのか不安があります。

また、今回わかったのは確認申請の書類も3.5寸で申請されていました。

工務店に4寸に変更すべきではないか確認したのですが、3.5寸も4寸も計算上変わらないので、問題ないから申請はしないというのです。

実際に使用している柱と確認申請している柱が違っても問題ないものでしょうか?

もうひとつサイディングも計画では16ミリを使用するところ14ミリで申請されていました。

素人なので工務店の説明もいまひとつ府に落ちないので、相談させてください。

また、どのように進めていったらよいでしょうか??

これまでの回答・ご意見数2

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
myph

栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2016年09月19日 14:38

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

いろいろと、言葉だけが上滑りしているようですから、まずは、ご説明から。。

確認申請上、2階建てなので、構造計算というより、簡易計算(4分割法といいます)で、対応しているようですね。これは、何ら問題ありません。
設計図で3.5寸で、実際には4寸で対応しようとしていた。。。という目論見も、設計より太いものを使うのですから何ら問題ありませんし、実際に3.5寸であるのなら、法的にも、現実の構造的にも問題は無いと思います。また、柱の太さに関しては、さして「耐震性」には影響しません。ですから、3.5寸だから弱い、4寸だから強いという事は無いですね(少なくともあなた様のお宅の規模では)。

ですから、後は、契約上、信義上の問題だけかと思います。

柱を、順次入れ替えていく、、、というのも、相当に手間がかかるでしょうが、論理的には可能ですし、入れ替えたから(ちゃんと作業を行うという前提で)といって、これもまた、特にどうなる、、という事もなかろうと思います。
(作業手順他、細かなところで気になる事はありますが・・)

サイディングのお話も含めて、あなた様には、相当に不信感の残るお話とは思います。ただ、お話を伺う限り、説明も下手で、要領も悪い工務店さんのようですが、誠意はあるように感じました。ミスを社長が気づき、少なくとも、それに対し一生懸命対応しようとしているのは、何かと誤魔化そうとする工務店さんが多い中で、結構、大変な決断だったと思います(当たり前といえば当たり前なのですが、その当たり前が出来ない工務店さんも多いです)。

実質、性能上はさして影響があるとも思えませんし、お父様のお知り合いでもあり、その誠意に免じて、大仰な事とはせず、例えば、ペナルティとして、何か家具のような物とか、カーテントとか、サービスして頂く程度で、矛を収めては如何でしょうか?

トータルで考えた場合、その方が得策のような気が、私はします。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
myph

キ?44

所在地:北海道
2016年09月21日 15:06

URL:
家づくりの想い:

 栃木さまの言われるとおり、問題は皆無と思います。
必要に迫られての、4寸であるべき理由は、柱の長さが3.5寸ではNGな場合のみ・・と、考えます。
あとは、「お客様の満足のため」に起因すること ですね。

 あえて言えば、、、4寸になるだけ、部屋の面積が狭くなります。
建物は、芯から芯で設計、考えています。から、柱、下地、石膏ボードなど、芯より部屋内に張り出す?分の寸法は普段は無視されているわけです。(部屋の面積を論じるとき)でも実際は、柱が太くなる分は、室内に張り出しています。たかだか数ミリですけどね。両壁ですから、15mmですか。他の部分の下地や納めが変わらないとしてです。

 お気持ちは理解できますが、くれぐれも「冷静」な対応をされることを、お勧めします。