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[11941]設備更新の順序

質問者:マンション理事長 / 最新の回答・ご意見者:栃木 渡 / 回答・ご意見数:1件
カテゴリ:マンションの悩み一般 / 2016年11月13日 14:43

築年数15年のマンションの管理組合の理事長をしています。
大規模修繕(建物まわり)は13年目に実施しました。しかし設備改修はまだ実施していません。
「長期修繕計画作成と見直しの手引き」(?マンション管理センタ発行)の修繕周期表などを見ると15年目に電灯設備、テレビ共聴設備、オートロック設備、16年目に給水ポンプ、20年目に機械式立体駐車場の改修・交換を目安としているようですが、これらはどのように実施すればよいのでしょうか。
つまり、まだ使用可能であっても交換すべきなのか、あるいは障害が出始めてから対応すべきなのか、あるいは改修・交換時期を確定するために調査会社に設備の現物調査を行ってもらうべきなのでしょうか。
また修繕積立金のうち、設備改修に充てられる金額も限られているので、実施優先順位などがあれば教えてください。

これまでの回答・ご意見数1

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2016年11月14日 17:54

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

規模なども判りませんので、一般的、、というか、私の個人的な考え方として。。。

まず、マン管さんのはあくまでも「モデル」です。デベロッパー系のマンション管理会社などは、手引きを根拠に、ガンガンと改修を勧めてきますので、あんまり真に受ける必要はないかと。。

で、改修のプライオリティなのですが、「命に係わる事」は最優先、「モデルチェンジのある、命に係わらないものは後回し」で、、あとはご予算次第。。ってのが、判り易いのではと思います。

給水は、何らかの事情でストップ(配管内も静電気や化学反応で詰まります、あるいは、ポンプも止まるとどうしようもなくなります)すると命に係わります。そんな事項は、定期的に調査会社など入れて、現状を把握する必要があるかと思います。(人間の定期的な健康診断と思えばいいですね)。で、その検査結果次第で、お考えになれば宜しいかと思います。(血圧正常、健康で、降圧剤を飲んだりましてや手術の必要はありませんよね)。
ただ、、、検査会社も、管理会社経由だと、どちらかと言えば「念のため」という言い方で、改修を勧めてきますので要注意でしょうか・・・・。

電灯設備も共用部で命に関わるの「非常照明(火災時に自動点灯します)」は常にチェックの必要がありますが、一般的な照明は1灯や2灯、点灯せずとも、まぁ、、何とかなる。

オートロック、テレビ共聴などは、ご存知の通り、型式が古いからといって、何か問題になる訳でもなし、仮に一時的に使えなくなっても、命に別状ない。また、仮に最新型に取り換えたとしても、1年で型落ち。そんなのは、積立金の余裕がある時で構わないでしょう。

機械式立駐は、修理用交換部品が、あと何年供給されるのか、製造メーカーに問い合わせるのが良いでしょう。法定点検さえしていれば、型は古くても、充分、動きます。エレベーターも同じですね。(エレベーターは昭和初期のエレベーターでも動いています)。

これからは、建物も老化しますが、居住者も老化します。むしろ、居住者の老化スピードの方が問題で、こちらは、二次三次所得者の増加、不在大家の増加(賃貸物件の増加)、そして、収入減による、管理費、積立金の負担感増、未回収、、、。
そうなると、その時に本当にやりたい改修工事も資金不足、あるいは追徴金をお願いできない、、などで、行えない可能性があります。積立金は大事に大事に留保しておくのがいいだろうと思います。(積立金が大きくなればなるほど、管理会社のお勧めしてくる頻度も高くなりますが、、(笑))

管理会社を悪者にする気はありませんが、あまり、言うがままだと、後で、困るのは組合員(居住者)です。管理会社のおっしゃる事を鵜?みにせず、理事会の意志を強く持って、臨んでください。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

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