木造の建物の場合、木でできている柱や梁が乾燥収縮や反りによって動きます。さらにそこに取り付けられている木下地も同じです。さらにそこに石膏ボードが取り付けられ、繋ぎ目をパテ処理して平らにしてクロスが貼られています。動きが大きくなった時、パテにはそこまでの追従性がないので、ひび割れをしてクロスが割れます。完成後おおよそ２〜３年はこういった現象は起きやすく、５年を過ぎると落ち着いてきます。構造上の問題は何もないと思います。大体の業者では１年とか２年とかの保証期間を設けています。その期間なら無償修繕。それ以降なら有償となるでしょう。もう一個の相談にあった契約書の条項はおそらく施工瑕疵に関する規定でそれも２年となっていますが、これは施工的な瑕疵ではないと思います。直し方もボンドで目立たなくするだけの業者もあれば、パテからやり直してクロスを部分的に貼り直す業者もいます。見た目の問題です。法的にはなんの規制もありませんから、ご質問の内容についてはその販売元や施工会社の対応方針に寄ります。書面上はおそらく保証期間対象外となる可能性が多いと思いますが、ボンド補修くらいならば無償でやってくれる可能性もありますし、きちんと費用を請求されて張替えをしてくれる可能性もあります。どちらにしてもその天井一面を張り替えないと補修跡が残るようになると思います。