基礎と土台との連結方法はホールダウン金物の他にも存在いたします。
重要な部分であり、施工に瑕疵がある場合、施工業者は、法的責任を負わせられます。
どのような施工を行ったかを、施工業者に対し、しっかりと確認しておくべき事案だと思われます。

熊本水前寺さんへ

この写真だけ拝見すると「限りなく黒に近いグレー」という言い方になります。
ホールダウン金物も、いわゆるアンカー型（基礎にボルトを埋め込むタイプ）以外にも認定品があります（福地さんはその件をおっしゃっているのだと推測します）。

それらを使っていない、尚且つ、アンカー型を使用しなければならない引き抜き力が発生する。。。の２点が明確にならないと、100％施工ミスと断言できません。


本件もそうなのですが、あなた様がいろいろとお悩みの様子は手に取るように判ります。しかしながら、断片的な写真、断片的な情報、また、施工体制などもイレギュラー（と、理解しました）などなど、我々にとっては、お答えしにくい条件が重なっています。

また、匿名・無償のご相談というのは、相談する方にもされる方にも、どちらにも責任が発生しない訳で、仮に本気で本件の問題解決をお考えなのであれば、やはり、有償で現場を見て、仔細お話を伺った上で、対応して頂ける、建築士さんなり、インスペクターさんなりに相談すべきと思います。

いくら、我々の言質を取って、仮に、これは大問題だ！となったところで、我々には何の責任も発生しません。故に何の証拠にも裏付けにもなりません。特に、問題が複雑であればあるほど、今後、解決に至るには、あなた様も何らかの形で費用負担・労力負担をせざるを得ないかと思いますし、責任をもって対応してくれる建築士さんや弁護士さんの手助けが必要になります（当然、有償になるかと思います）。

熊本ですと、先の地震の後処理で、バタバタしていると聞いておりますが、私、個人的には信頼できる建築士さんやインスペクターさんを存じ上げています。お望みであればご紹介するのもやぶさかではありません（と、書くのも、ここではルール違反なのですが・・・(;^ω^)）。

お悩みの内容を小出しにして、都度、煮え切らない答え（前記した通り、我々にも立場があります）を貰っても、お悩みは深まるばかり、、、と思いますよ。

是非とも、地元の専門の方に、諸事情お話になって、現場視認の上、アドバイスを貰って解決されるよう、お勧めいたします。

レギュラー回答者ではない方から、「質問者の視点に向き合ってちゃんと回答しなさい」との書き込みがありました。
当方は、本「NPO法人住宅110番」の創設時からレギュラー回答者として関わってきました。

すべての質問に対し、質問者の悩みの解決に役立つ回答をしてきたつもりです。
そもそも、ここに記載される文章と写真だけで相談項目がの全て解決される事は、極めてまれです。
それでも足りざる所や誤った回答には、他のレギュラー回答者がしっかりとしたサポートを行ってくれることで続いています。

私は、裁判所の調停員としての立場でもあり、相談者対象者と当事者施工者、および対象者とが融和をもって解決することでなければ真の解決になりません。
この僅かな情報だけでプロでない双方の感情的な心情を煽ることは、絶対にすべきことではありません。

私達回答者は、限られた情報の中から当事者相互の理解と協力を促しながら相談者の悩みに応えることを使命にいたしております。