機種ごとに穴の位置、穴の大きさ・・・・違うことが、典型的な日本の現状だと思います。最近こそ統一されてきてはいますが、まだ、ある事ですね。

　それに対して、新築時にどの基準で開けておくか？悩ましいところではあります。
確実にこの位置、この大きさならば「間違いない」があれば、良いのですが。
考えを巡らしても大変なら、あまり考えもなく選べば、こういうこともあるかもしれません。し、最初の想定の「機種」が、2種類のうちどちらかだったのかもしれません。

　とりあえず、詳細が不明の中ですが、
穴を大きくすることで、（穴が大きくなる以上に」問題が無いとすれば、そちらがベターだと思います。もう一つ開けることは、見てくれが悪くなる以上に、隠れた不具合の可能性が高く、お勧めしません。他の選択肢が無い状況なら別ですが。
外壁の張り替えは、恐らく現実味は無いと思います。それがために、はい、そうですか。と、張り替える業者はいないと思います。もちろん、工事費を出すからやってくれ。というならともかくも。

エアコンの取り付けのトラブルというのは最近多いですね。特に家電屋さんのエアコン取り付け職人は空調設備屋さんでない場合が多く、販売店からもらえる取り付け工賃も安く叩かれているので、少しでも1日に多く回ろうとしていて、手こずりそうなケースは取り付けできないと言って次に行ってしまいトラブルになるケースが多いです。その場で電話でその方と話し、教えてあげて取り付けるケースもとても多いです。

今回、工務店側でも外壁の張替えもしますと言っているようなので多少のズレなどがあって規定通りにいかないのかもしれませんが、おそらく5cm開けなきゃいけないところが3cmしか開かないというレベルの問題なのかなと。それくらいであればなんの問題もないとぼくは思いますし、それでメーカーの保証が受けれなくなるということはありません。施工店の規定、工事保証？なのだとしたら、それはしっかりとエアパージをしてきれいにつけてもらい、取り付け後にドレーンチェックもして水漏れのないようにしてもらってください。そうすればあとはメーカーの製品保証で十分です。

取り付けに来た方も工務店の方もきちんと確認をしておられない可能性があるので、念のために確認をしておいた方が良いと思うのは、先日ぼくの方で工事したダイキンのエアコンは、「本体外形は壁面より5cm離してください」とありましたが、それとは別に「性能確保のため、本体を天井面より3cm以上離してください」とありました。5cmのものもあると思いますが、念のため。

先行でスリーブを空けてある部分は防水紙前にきちんとスリーブを入れているか工務店に聞いてみてください。そしたらなるべくなら穴はひろげないほうがいいです。どうしてもつかないのであれば仕方ありませんが。先行で入れてないのなら広げても一緒です。既存住宅でも後から穴を開けることはたくさんありますが、それでも雨漏りはほぼしません。エアコンって家電と建築工事の中間なので、両方の知識がないと解決が難しいんですよね。ちなみにですがうちでは天井から-36cm下端でいつもスリーブ入れてますが、施工上何か問題があったことはありません。33cmだとシビアな時があるかもですね。取り付かないことはないと思うのですがね。