窯業系サイディングは、メーカー保証が10年となっているのが普通です。
質問の案件は12年の歳月を経ているので「メーカー無料保障」の要請は困難だと思われます。

質問内容から「数か所浮き」とありますが、窯業系サイディングが含水した浮きなのか、下地が影響しているのかの判断がつきません。
サイディングへ含水が要因の場合は、12年過ぎてもメーカー保障が在り得ます。

中にはお施主様が何かしら想定外の使い方を行って変形した事例もありました。
現場をよく確認して然るべき対応策を講じる必要があります。
通常劣化での費用については、12年の経過であり、そろそろ塗装などのメンテナンス時期に差し掛かる頃でもあります。
お施主様とは、充分に協議しながら費用分担を行うのが相当と思われます。

今、写真を見ました。
サイディングの要因でなく、施工不備の可能性が大きいようです。
それも最初の回答のように12年経過では、お施主様と費用分担の協議を行うべきと思われます。