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[13614]シックハウス:FRP防水に使ったスチレンモノマーについて

質問者:ジャスミン / 最新の回答・ご意見者:ジャスミン / 回答・ご意見数:4件
カテゴリ:構造・建材 / 2018年01月29日 23:40

新築で在来法の浴室を作っています。
FRP防水に溶剤としてスチレンモノマーを使用したらしく
かなりひどい悪臭がします。
施工当日にその匂いを嗅いだ後、1日中ひどく頭がふらふらし、
目が霞み、身体中の神経に鈍い痛みが走りました。
その後、数日たって見に行ったら、当日ほどではありませんが
まだ匂いはかなり残っており、同じような症状が現れました。

いろいろ調べてみると

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「FRP防水には溶剤としてスチレンモノマーというものが使われており、
これが異臭を発します。スチレンモノマーはシックハウス症候群の原因物質のひとつですし、
発癌性も指摘されています。
FRP自体は完全に硬化してしまえば問題ありませんが、このスチレンモノマーが残留していると
身体に有害な物質を放出し続けることになりますので、余分な溶剤が残らないように注意する必要があります。

また、厚生労働省の指針値ではスチレン(モノマー)に関して0.05ppmという数値を設定していますが、
実際に臭気を感じるのは60ppm以上だとも言われており、臭いが消えた後もきちんと換気し続けた方がいいと思います。

最近では環境配慮型の「ノンスチレンタイプ」というスチレンモノマーを含まないFRP防水も開発されており、
これなら不快な臭気もほとんどないのですが、これではなさそうですね。

https://oshiete.goo.ne.jp/qa/3765512.html
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(6)スチレン(モノマー)
<一般的性質>
 スチレンは無色ないし黄色を帯びた特徴的な臭気のある、常温では油状の液体。分子量は104.14であり、常温での蒸気圧は約0.7kPa、蒸気密度は約3.6である。従って揮発性は高いが、空気より重く、高濃度の蒸気は低部に滞留する性質があると考えられる。しかしながら、通常は対流により拡散し、空気との混合気体は相対的に空気と同じ密度になると思われる。未反応のモノマーが残留していた場合には、室内空気中に揮散する可能性がある。
<健康影響>
 労働環境における許容濃度として20ppmが勧告されている。
60ppm程度で臭気を感じはじめ、200ppmを超えると強く不快な臭いに感じるという。600ppm程度で目や鼻に刺激、800ppm程度になると目や喉に強い刺激を感じ、眠気や脱力感を感じるようになる。
 比較的高濃度の長期暴露により、肺や中枢神経系に影響を与え、眠気や目眩を生じることがある。
<現在の指針値>
 現在の指針値は、220μg/m3(0.05ppm)で、安全性の観点から影響が認められる可能性がある濃度のうち最も低くなる、

http://www.mhlw.go.jp/houdou/0107/h0724-1d.html
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とありました。
前もってスチレンに対して知識があれば低スチレンの要求が出来たのですが
私も知識がなく、何の説明もなく施工されていました。

ただ匂いが例え消えても身体に有害な物質を放出し続けることになるそうですし、浴室は常に湿気があり、気温があがる場所で、しかも密閉された場所で揮散し続けるので、入浴中にその揮散した物質を浴びることになります。

まだ工事中ですが、入居後が心配です。
いまはすでにその上にタイル施工してしまい、今さら後戻り出来ない状態です。自分で出来る今後の対策はするつもりですが、今の段階で、

1,この施工してしまったスチレンに対してこれから業者に協力してもらえる対策はありますでしょうか?

2, 入居前にスチレンに対するシックハウス検査をしてもらう予定ですが、その結果が悪い場合、どのように業者と交渉するのがよい方法でしょうか?

3, 入居後、使用した後、体調が悪くなったりしたら、業者に解決策を求めることは正しいでしょうか?

4, 似たようなシックハウスについてこれまで経験した解決法があればアドバイスいただきたいです。

この質問とは別に
[13601]在来の浴室、浴槽の断熱について
で他の質問をしている者です







これまでの回答・ご意見数4

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
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キ?44

所在地:北海道
2018年01月30日 16:20

URL:
家づくりの想い:

>1,この施工してしまったスチレンに対してこれから業者に協力してもらえる対策はありますでしょうか?
>2, 入居前にスチレンに対するシックハウス検査をしてもらう予定ですが、その結果が悪い場合、どのように業者と交渉するのがよい方法でしょうか?
>3, 入居後、使用した後、体調が悪くなったりしたら、業者に解決策を求めることは正しいでしょうか?


 通常の方々には問題が出ない(その物質に過敏な方の場合は、ケースバイケース)水準にまで、揮発している。と思われます。
 しかし、一部の過敏な方々に該当してしまった場合は、そういうことに詳しい諸団体があるかと思われます。そちらに、ご相談、助言をお願いした方が、確実だと思います。それに応じて、業者への対応を決定すべきと考えます。
 今からでも、換気に専念されて揮発させることが、まず、やるべきことでは無いでしょうか?
myph

ジャスミン

所在地:東京都
2018年01月30日 22:33

キ?44さま

アドバイスありがとうございます。
まだ入居まで時間があるので換気を充分にして
様子を見てみます。
myph

jpken

所在地:新潟県
2018年01月30日 23:43

URL:
家づくりの想い:

換気システムは何を採用されていますか。
もしも第三種換気であれば,風呂場から常時排気するシステムにされると安心できるかもしれません。
また,第一種の熱交換タイプであれば,顕熱タイプの熱交換機を採用されると安全性が高いでしょう。
この場合も風呂場からは24時間排気する換気計画にされると良いでしょう。
myph

ジャスミン

所在地:東京都
2018年02月04日 20:08

jpkenさま

アドバイスありがとうございます。
そうですね。
入居までは窓を開けて換気し
入居後もしばらくは換気扇回し続けます


myph

現場監督A

所在地:東京都
2018年01月31日 09:44

URL:
家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…

すごく詳しく調べられていて本当にすごいなと思います。本来は我々もお客様と同じように真剣に細かく確認をしたうえで、仕事をしていきたいですよね。真剣さのかけるスタッフも多いのが現状なのですが。

スチレンというのはVOCとして厚生省の指針も出ていますが、ジャスミンさんが特別にスチレンに苦手な反応を示す体質ではない限り、スチレンにこだわるのではなく使用した材料が揮発量の少ないF☆☆☆☆を取っているか、その後方で正しく施工しているかを確認すると安心できると思います。ノンスチレンでも低スチレンでもそうじゃなくても、F☆☆☆☆の材料とそうじゃない材料があります。住宅の内装材として使う場合はF☆☆☆☆じゃないとダメです。FRP防水はどうしても溶剤を使うのでにおいはしてしまいますよね。よく換気をしてなるべくはやく揮発させることしかできないと思います。F☆☆☆☆を取っていなければ役所の検査でひっかかると思います。

それ以上の話で、F☆☆☆☆で検査が通ったとしてもにおいや揮発物質が気になるという話であれば、設計自体を変えるしかありませんがその場合はより敬遠したい物質を明確にしないといけません。においだけならやはり僕もポリマーセメント防水を使う設計にしたほうが良かったかと思います。水性でできますので。在来浴室をつくる際はできるだけ何重にも防水層を考えることでもしもの場合に備えたいですよね。
myph

現場監督A

所在地:東京都
2018年02月01日 10:06

URL:
家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…

すいません。訂正をしておきます。よく考えたらF☆☆☆☆はホルムアルデヒドに限っての放散量の指針なので、スチレンにこだわる場合は直接的に意味はないことでしたね。建物完成後にVOC検査をすることで、VOCであるスチレンの9月中の含有量は調べることがあります。仮にそこで政府の指針値以上の数値が出たとして、法的にそれをどうにかする義務はないと思います。自然素材を使っても実はVOCが高く出ることはあって、その防御方法は実績のある確実なものを使うしかないようですね。ノンスチレンのFRP防水はとても高かった気がします。二倍じゃ効かないくらいだった気が。何を優先させるのかで様々な要素が関わってくるのが在来浴室ですね。
myph

ジャスミン

所在地:東京都
2018年02月04日 20:14

現場監督Aさま


アドバイスをありがとうございます。
親身に考えてくださって有り難いです。
素人で無知がゆえの不安や心配がありますので、
知識を得て対処出来ることを考えたいと思っています。

その後、タイルを貼るために
セメント乾燥のため浴室を締め切り、温度をあげ
乾燥させているお陰で、ずいぶん揮発が進んでいるらしく
匂いもほとんど感じなくなりました。

入居までは窓をあけて換気をし
入居後もしばらくは換気に気をつけます!