[13714]契約図面時に設計を変更したが施主に説明をしなかった。
質問者:yoshitoshi / 最新の回答・ご意見者:jpken / 回答・ご意見数:2件
カテゴリ:その他 / 2018年02月17日 14:33
契約図面時に設計を変更したが施主に説明をしなかった問題に対しての相談となります。
設計事務所に設計・管理をお願いしており、施工は施工会社が受けもています。
3階建ての重量鉄骨のビルなのですが、前面はガラス張りで市松模様のサッシをポイントにしたデザインをしてくれました。
途中、CGとペーパー模型でデザインの確認をさせてくれて、最初の見積額からかなり工費も上がりましたが、良いデザインでしたので費用の部分は納得しました。
先日、ビルの足場を外したので外観を見に行ったところ、途中で確認したCG・模型と設計が変わっていました。
具体的には、窓サッシの高さとハリのH鋼の高さが合っていない設計に変更されていました。早速、設計事務所の設計担当に電話で確認したところ、契約図面時に窓サッシの高さを変更したということでした。
契約図面は、立面図と断面図は別に描かれておりズレていることをきちんとした寸法を読み取らないとわからない状態です。
設計担当者は変更した説明を怠っていたと詫びていました。が、作り直すと500万以上かかると渋っています。
施主としては、最初の原案通りにサッシを作り直して欲しいと考えています。
因みに、内見は1週間後、引き渡しをその1週間後の予定です。
今後、どう対応していくべきでしょうか。
ご意見・アドバイスの程、何卒宜しくお願いします。
設計事務所に設計・管理をお願いしており、施工は施工会社が受けもています。
3階建ての重量鉄骨のビルなのですが、前面はガラス張りで市松模様のサッシをポイントにしたデザインをしてくれました。
途中、CGとペーパー模型でデザインの確認をさせてくれて、最初の見積額からかなり工費も上がりましたが、良いデザインでしたので費用の部分は納得しました。
先日、ビルの足場を外したので外観を見に行ったところ、途中で確認したCG・模型と設計が変わっていました。
具体的には、窓サッシの高さとハリのH鋼の高さが合っていない設計に変更されていました。早速、設計事務所の設計担当に電話で確認したところ、契約図面時に窓サッシの高さを変更したということでした。
契約図面は、立面図と断面図は別に描かれておりズレていることをきちんとした寸法を読み取らないとわからない状態です。
設計担当者は変更した説明を怠っていたと詫びていました。が、作り直すと500万以上かかると渋っています。
施主としては、最初の原案通りにサッシを作り直して欲しいと考えています。
因みに、内見は1週間後、引き渡しをその1週間後の予定です。
今後、どう対応していくべきでしょうか。
ご意見・アドバイスの程、何卒宜しくお願いします。
これまでの回答・ご意見数2件
アドバイザーからの回答
アドバイザー 相談者※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見
一般ユーザー 相談者TNN
所在地:京都府
2018年02月17日 15:18
URL:
家づくりの想い:
契約時にその図面になっているのであれば、対抗要素としては
欠けるのではないでしょうか?
寸法が書いていない、その図面から明らかに相違しているのであれば
話は別と思います。
足場を外すまで違いを発見できなかったのか?
意匠が大事であれば、途中何度も確認しなかったのか?
契約図面完成までに、経緯を示す図面は揃っていますか?
(その流れで、契約時に勝手に変更されている悪質である)
設計者側がミスを認めているが、賠償又は修復しない、
相手が謝罪のみであれば 裁判に勝てる対抗要素が必要ですね。
先方は保険等かけてないのでしょうか?
(現場で事故等は普通にあるのですが、この場合はどうでしょう)
大手であれば、500万位自腹泣くでしょうが、設計事務所としては
厳しいのかもしれません。
欠けるのではないでしょうか?
寸法が書いていない、その図面から明らかに相違しているのであれば
話は別と思います。
足場を外すまで違いを発見できなかったのか?
意匠が大事であれば、途中何度も確認しなかったのか?
契約図面完成までに、経緯を示す図面は揃っていますか?
(その流れで、契約時に勝手に変更されている悪質である)
設計者側がミスを認めているが、賠償又は修復しない、
相手が謝罪のみであれば 裁判に勝てる対抗要素が必要ですね。
先方は保険等かけてないのでしょうか?
(現場で事故等は普通にあるのですが、この場合はどうでしょう)
大手であれば、500万位自腹泣くでしょうが、設計事務所としては
厳しいのかもしれません。
jpken
所在地:新潟県
2018年02月18日 14:26
URL:
家づくりの想い:
とてもお気の毒に感じました。
それで今日,友人の弁護士と会う機会がありましたので,尋ねてみました。
基本的には建築物については,できてしまったものは仕方が無いという原則があるとのことでした。
しかし,法律の大原則として,そもそもの契約が成立しているかどうかという見方があるそうです。
つまり,デザインを特に重視して,特定の設計事務所に依頼して契約している場合は,そのデザイン通りの物が出来上がっていなかったとすれば,それは契約が成立しないという考え方です。
少なくとも,契約段階で当初の図面や模型とは異なる図面を出してきたのであれば,その違いを建築士としてはプロとしての責任として,顧客に説明義務があるということです。
そして,今回の相談ではそれがきちんとなされていなかったということでした。
というわけで,法的には500万円を設計事務所に請求することができるということです。
ここで,500万円が建築費用のどの程度の割合を占めるかも問題になるそうですが,重量鉄骨の三階建てですとかなりの費用になっていると思われますので,500万円の請求は妥当であろうということでした。
裁判になってもその様な判決が出るでしょうということでした。
ただ,問題はその支払い能力が建築事務所にあるかどうかという点です。
もしも,建築事務所が弱小企業であれば,最悪の場合,この係争をきっかけに倒産して被害者としては泣き寝入りということもあり得ますので,実利を考えると色々と考える必要がありそうです。
取り敢えずは行政が開いておられる無料法律相談で状況を詳しく説明して相談なさってみることをお勧めします。
友人も絶えず,無料相談に出かけていますが,明らかに勝てそうな相談については,その後,弁護士事務所の顧客として受け入れるという流れになっているということでした。
弁護士に依頼すると,設計事務所の支払い能力の有無も含めて様々な調査も行ってくれます。
もっとも,これらの情報を元にして,示談で妥協点を探るのも良いかもしれませんね。
それで今日,友人の弁護士と会う機会がありましたので,尋ねてみました。
基本的には建築物については,できてしまったものは仕方が無いという原則があるとのことでした。
しかし,法律の大原則として,そもそもの契約が成立しているかどうかという見方があるそうです。
つまり,デザインを特に重視して,特定の設計事務所に依頼して契約している場合は,そのデザイン通りの物が出来上がっていなかったとすれば,それは契約が成立しないという考え方です。
少なくとも,契約段階で当初の図面や模型とは異なる図面を出してきたのであれば,その違いを建築士としてはプロとしての責任として,顧客に説明義務があるということです。
そして,今回の相談ではそれがきちんとなされていなかったということでした。
というわけで,法的には500万円を設計事務所に請求することができるということです。
ここで,500万円が建築費用のどの程度の割合を占めるかも問題になるそうですが,重量鉄骨の三階建てですとかなりの費用になっていると思われますので,500万円の請求は妥当であろうということでした。
裁判になってもその様な判決が出るでしょうということでした。
ただ,問題はその支払い能力が建築事務所にあるかどうかという点です。
もしも,建築事務所が弱小企業であれば,最悪の場合,この係争をきっかけに倒産して被害者としては泣き寝入りということもあり得ますので,実利を考えると色々と考える必要がありそうです。
取り敢えずは行政が開いておられる無料法律相談で状況を詳しく説明して相談なさってみることをお勧めします。
友人も絶えず,無料相談に出かけていますが,明らかに勝てそうな相談については,その後,弁護士事務所の顧客として受け入れるという流れになっているということでした。
弁護士に依頼すると,設計事務所の支払い能力の有無も含めて様々な調査も行ってくれます。
もっとも,これらの情報を元にして,示談で妥協点を探るのも良いかもしれませんね。