本日、ベース生コン打設完了致しました。
監督から、ベース枠に剥離剤を噴霧してあるので、明日の立ち上がり打設は中止になりました。施主と監督に問題無いと御社様の資料を参考にしてくださいと送りました。それでも施主が納得しない場合は、解体になる可能性もありますが、受け入れ難いです。他の業者さんも剥離剤を普通に噴霧して打設されています。どう判断されますか、ご意見をお願い致します。
監督から、ベース枠に剥離剤を噴霧してあるので、明日の立ち上がり打設は中止になりました。施主と監督に問題無いと御社様の資料を参考にしてくださいと送りました。それでも施主が納得しない場合は、解体になる可能性もありますが、受け入れ難いです。他の業者さんも剥離剤を普通に噴霧して打設されています。どう判断されますか、ご意見をお願い致します。
これまでの回答・ご意見数1件
アドバイザーからの回答
アドバイザー 相談者※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見
一般ユーザー 相談者現場監督A
所在地:東京都
2018年10月16日 12:44
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家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…
基礎工事の職人さんですかね?
この問題にこれといった正解はまだないと思います。現状、型枠設置後に剥離剤を噴霧している現場が多いと思います。そうじゃなく設置前に塗布して皮手袋つけて型枠設置する現場もあります。どこまで手間をかけてお客様に選んでもらうかです。職人さんのためではなくて、お客様のために家を建てるのですから。
まず単純に考えて、鋼製枠とコンクリートを剥がしやすくするものを、コンクリートとの付着が必要となる鉄筋につけてしまって良いことはありません。お客様側からすれば影響がないのなら剥離剤自体使わなくていいんじゃない?ということになります。だから基本は型枠組立前に塗布するのがベターとなります。「みんなやってるから大丈夫」は大丈夫な理由にはなりません。大丈夫な理由を挙げたいとしたら、剥離剤のメーカーからお墨付きをもらうことです。鉄筋についても影響ありませんよという。ぼくの経験上、そのような商品はありませんし、剥離剤メーカーが噴霧器も発売していますが噴霧するタイミングまで明記しているところはなかったと思います。ぼくはどっちかというとこんな考えです。職人さんがそういう施工をしていたら正してもらいます。組立前に剥離剤を噴霧するか、組立後ならウェスで塗ってもらいます。
影響がないということはありませんが、少ないので大丈夫と判断することはできると思います。何年も前なのでうる覚えですが、異形鉄筋に剥離剤がついているいないで付着強度が変わるかを実験したデータを見たことがあります。結果は影響なしでした。異形鉄筋のリブが働いているためです。ただ丸鋼ではかなり付着強度が落ちていました。つまり鉄筋とコンクリートは分離してしまっているということです。このことが大丈夫かどうかを判断するのは職人さんじゃなく、建物を設計した設計者や施工責任のある会社です。
個人的にこのことが原因で解体やり直しはやりすぎだと思います。住宅であれば、それ以上の強度が期待されてるであろうでしょうから。ただ、お客様はたくさんのお金を使ってそこに住み続けるのですから、そこを安心させないといけません。みんなやってる以外の安心材料がほしいですね。それからこれからどんどんと選別をされていくと思うので、みんなと一緒ではなくより安心して信頼して任せられるところしか生き残っていけません。そんな部分もあっての元請の判断を理解していくとより良い現場になると思います。
この問題にこれといった正解はまだないと思います。現状、型枠設置後に剥離剤を噴霧している現場が多いと思います。そうじゃなく設置前に塗布して皮手袋つけて型枠設置する現場もあります。どこまで手間をかけてお客様に選んでもらうかです。職人さんのためではなくて、お客様のために家を建てるのですから。
まず単純に考えて、鋼製枠とコンクリートを剥がしやすくするものを、コンクリートとの付着が必要となる鉄筋につけてしまって良いことはありません。お客様側からすれば影響がないのなら剥離剤自体使わなくていいんじゃない?ということになります。だから基本は型枠組立前に塗布するのがベターとなります。「みんなやってるから大丈夫」は大丈夫な理由にはなりません。大丈夫な理由を挙げたいとしたら、剥離剤のメーカーからお墨付きをもらうことです。鉄筋についても影響ありませんよという。ぼくの経験上、そのような商品はありませんし、剥離剤メーカーが噴霧器も発売していますが噴霧するタイミングまで明記しているところはなかったと思います。ぼくはどっちかというとこんな考えです。職人さんがそういう施工をしていたら正してもらいます。組立前に剥離剤を噴霧するか、組立後ならウェスで塗ってもらいます。
影響がないということはありませんが、少ないので大丈夫と判断することはできると思います。何年も前なのでうる覚えですが、異形鉄筋に剥離剤がついているいないで付着強度が変わるかを実験したデータを見たことがあります。結果は影響なしでした。異形鉄筋のリブが働いているためです。ただ丸鋼ではかなり付着強度が落ちていました。つまり鉄筋とコンクリートは分離してしまっているということです。このことが大丈夫かどうかを判断するのは職人さんじゃなく、建物を設計した設計者や施工責任のある会社です。
個人的にこのことが原因で解体やり直しはやりすぎだと思います。住宅であれば、それ以上の強度が期待されてるであろうでしょうから。ただ、お客様はたくさんのお金を使ってそこに住み続けるのですから、そこを安心させないといけません。みんなやってる以外の安心材料がほしいですね。それからこれからどんどんと選別をされていくと思うので、みんなと一緒ではなくより安心して信頼して任せられるところしか生き残っていけません。そんな部分もあっての元請の判断を理解していくとより良い現場になると思います。