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[15140]塗装して5年で、バルコニー周りのサイディングの塗膜が剥がれてしまいました。

質問者:だるま / 最新の回答・ご意見者:だるま / 回答・ご意見数:2件
カテゴリ:工事ミス・トラブル / 2018年12月20日 15:16

 築12年目の年に、我が家の壁をクリア塗装しました。
 塗装の際、業者に窯業系サイディングの状態を見てもらい、クリア塗装をしても大丈夫とのことでした。

 それから5年後の今年、バルコニーの内側のサイディングに塗膜の剥がれが発生しました。塗膜の剥がれは、笠木のすぐ下の辺りに集中しており、それより下の部分は剥がれておりません。
 ちなみに、バルコニーのサイディングの高さはおよそ54cm、床からハンドレール上端まで1mほどと低めです。

 塗装した業者を呼び現状を見てもらったところ、「バルコニーのサイディングだけ、上端の通気口が見当たらないので、それが原因で内部に湿気が溜まり、サイディングを通して出てきたことにより、塗膜が浮き上がって剥がれたのではないか」という見立てでした。
 この業者には、家全体を同じように塗装してもらっていますが、他に塗膜が浮き上がって剥がれている箇所はありませんでしたので、一理あると思いました。

 そこで今度は、建て主であるハウスメーカーのアフターサービス担当を呼んで現状を見てもらい、バルコニー周りのサイディングの施工図を見せてもらいました。
 施工図では、サイディングの下部から入る空気は、笠木金具のところまで行かず、途中に設けられた壁の中の通気口に抜ける構造になっていました。この壁内の通気口がどのくらいの幅で開けられているのか、どのくらいの位置に設けられているのかは、施工図に寸法がなくわかりませんでした。担当者の口ぶりでは、その時々によって、施工する担当者の経験でやっているようでした。
 笠木のところに通常開けられている通気口は、コーキングで埋められているとのことでした。
 本来通気するはずの笠木付近がコーキングされ、湿気が溜まり、塗膜が破れたのではないかと、ハウスメーカーの担当者に問うたところ、「確かに湿気がたまりやすかもしれないが、施工に問題はない。もし本当にひどかったら、塗膜どころかサイディングそのものがもっと傷んでいるはずだ」と言って否定されました。

 そこで皆様に教えていただきたいのは、

 「ハウスメーカーのバルコニー周りのサイディングの施工で、十分に通気が出来ているのか(施工が妥当であったのか)。」

 ということです。
 よろしくお知恵をお貸しくださいますよう、お願いいたします。
myph

だるま

所在地:北海道
2018年12月22日 15:44

 いただいた回答を拝見して、説明が不足していたようなので補足いたします。

 外壁は窯業系サイディングで、通気工法を採用しています。
 クリア塗装の際、我が家が施工したときには、クリア塗装に適したシーラーがなかったためか、シーラーを塗らずにクリア塗装を二度行っています。 バルコニーよりも直射日光や雨風に晒されている他のサイディングでは、塗装の剥がれは見当たりません。

 今回バルコニーの通気工法に疑問を持ったのは、バルコニーだけ上端の通気口が設けられておらず、なおかつその部分だけ塗装が剥がれていたため、通気工法の施工と塗装の剥がれに関係があるのではないか、と思ったためでした。


引き続き、ご回答をお待ちいたしております。

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現場監督A

所在地:東京都
2018年12月21日 21:49

URL:
家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…

> ハウスメーカーのバルコニー周りのサイディングの施工で、十分に通気が出来ているのか(施工が妥当であったのか)。

通気工法なのかどうかと、下端にきちんと通気の入り口が確保されているのが確認されていれば、色々な考え方や納め方があるとは思いますが、上端が塞がっていても極端に湿気がたまって外壁を痛めるようなことはぼくはないと思います。なので、ハウスメーカーの施工は一般的な施工に入ると思います。

昔、サッシ周りの防水の施工方法などが普及していなかったような時期にとにかく通気層に水が入って雨漏りすると大変ということで、笠木の裏からの吹込みを防ぐために蓋をするっていうのは今でもよくあります。

それから、通気工法でなく通気層がない場合、これは外壁が痛みやすいです。17年も経っていると裏から湿気を含み、外壁が痛むので塗料が剥がれます。ただこの時の剥がれ方は塗料が剥がれるというよりは外壁の表面が欠けたり剥がれてきます。今回の文面と少し違うのかなと感じました。

あくまでもこの文章からの想像ですが、塗装時の下地処理不足だと思います。クリア塗料はシーラーレスも多いですが、シーラー不足か、乾燥が不十分のまま塗装してしまったか。完全に原因を知ることはできませんが、外壁の施工はそこまでおかしなことはしていないと思います。
myph

だるま

所在地:北海道
2018年12月22日 15:57

現場監督A様

 ご回答いただき、ありがとうございました。
 拝見して、私の質問に不足があったようなので、補足を投稿させていただきました。
 我が家は窯業系サイディングで、通気工法を採用しております。
 塗装をした当時、クリア塗装に適したシーラーがなかったのか、シーラー無しのクリア塗装の二度塗りをしています。
 5年半経って、日差しも雨風の当たりも強い部分は剥がれが見当たらないのですが、バルコニーの部分だけが剥がれていたため、疑問に持った次第です。

 ただ、現場監督A様のご回答ですと、通気工法には問題はないとのことですので、たまたまバルコニー周りだけが塗装の仕方が悪かった、ということかもしれません。
 その場合は、塗装業者に無償で直してもらえるという話ですので、私にとっては一番良い結果なのですが、塗装業者がメーカーの工法を問題なしとして納得してくれるかは、ちょっとわかりませんよね・・・。
myph

現場監督A

所在地:東京都
2018年12月22日 22:42

URL:
家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…

クリア塗装はシーラー施工しないものが多いですよ。おそらくぼくの想像ですが、外壁などの塗装する部分以外の塗料をつけたくない場所は養生をしていたと思います。サッシ周りやベントキャップなど。笠置もアルミだと思うので養生をしてギリギリのところまでクリア塗装をします。一人で作業をすれば、きちんと養生をしてから塗装をはじめるのですが、何人かで手分けをして作業をしていた場合、(あまりないと思いますが)一人が養生をしながら、もう一人が塗装を追っかけで進める、、それが追いついてしまって、下塗りだからいいやという感じで、養生をしないままに笠置の近くまで1回目を塗装。2回目を塗るときには養生がされていて、1回しか塗れてない。あるいは、洗浄する際に上から洗浄をしたために笠木の影が洗えてない(塗装時に気づくと思いますが)。あるいは、塗装時に濡れていた。など、考えられることはたくさんあります。

塗装屋さんが納得するかはその性格や知識によりますが、塗装屋さんは通気工法なんぞそこまで詳しくない方が多いと思います。「工務店に確認をしたところ、内部できちんと通気が取れているそうです。気になるので直してもらえませんか?」と依頼をすればよほど頑固でない限り直してくれると思うのですが。足場がないと塗装できないなど、何か面倒な状況なのでしょうか。
myph

だるま

所在地:北海道
2018年12月23日 17:55

現場監督A様

 再度のご回答、ありがとうございます。
 現場を見ていらっしゃる方のご意見は、大変参考になります。

 質問では塗装業者と書きましたが、リフォームや外壁の張替え、新築の家の施工もしている業者さんですので、通気工法に疎いということはないと思います。その業者さんから、通気の不良で、我が家のような塗装の剥がれが今までにもあったという話を聞きました。

 バルコニーの塗装の剥がれは、外側ではなく内側なので、足場などは必要ないところです。 バルコニー外側の壁は、笠木と屋根との間がが30cmもないので、屋根の鋼板を延長して壁材のようになっています。 ですので、バルコニー外側はガルバリウム鋼板、内側が窯業系サイディングとなっています。

 塗装の時には、見える部分はきっちりと養生していました。養生するには細かいせいでしょうか、排水ダクトの凍結防止用熱線の機器は、外して塗装してくれましたので、丁寧だなとは思いました。
 ただ、塗装と同時にコーキングの打ち直しもお願いしましたが、笠木とサイディングの境のコーキングは打ち直しされていませんでした(今回のことがあって、笠木周辺をよくよく見ていてきづいたのですが)。 この部分は意図的に触らなかったのか、打ち直し忘れたのか、素人の私には判断しかねますが。

 塗装した業者は、バルコニーを解体したうえで、中の通気工法を確認してから、塗り直しを無料にするか有料にするか決めると言っていますので、解体して「これでは通気がうまく取れていない」と言われれば、バルコニーの解体、組み立て費用まで私の負担になるため、賭けのようなものです。
 塗装した業者にも、設計したハウスメーカーにもプライドがあり、お互いに自分のミスとは言わない気がします(実際にミスではないのかもしれません。)
 仮にどちらかに施工の不手際があったとしても、こうなると最終的には家の持ち主が割を食うというのは、なんとも腑に落ちないのですが、いたしかたのないことなのでしょうか。

 すいません、最後は愚痴になってしまいました。
 改めて、丁寧なご回答をくださった、現場監督A様にお礼を申し上げます。
 ありがとうございました。