myph

[1604]内壁打ちについて

質問者:ジェイ / 最新の回答・ご意見者:クラビア / 回答・ご意見数:4件
カテゴリ:構造・建材 / 2011年03月02日 20:19

はじめましてm(_ _)m
私は、神戸市に在住の者です。

最近、同じ神戸市内に新築中の建売り木造住宅を購入する事になりました。
2月末に引渡しされる事になっていたのですが、
3月中旬になるといわれ、どの程度まで進んでいるのか確認がてら現場を覗いたのですが、まだクロスが貼られるまえで壁に取り付けたボードが、むき出しになっており、『また釘』のみで取り付けられていました。

神戸は大きな地震を経験しているので、不安になり私達の方から『ビス止め』しなくて大丈夫なのか?と尋ねたところ、大丈夫の一点張り。
挙句のはてに『たかが、4000万の建売りやのにガタガタ文句言いやがって…』と逆ギレする始末。
本当に大丈夫なのか、御意見をお願い致します。
myph

ジェイ

所在地:兵庫県
2011年03月02日 23:09

グラビアさん、ありがとうございますm(_ _)m
まさに石膏ボードのことです。

問題の家に使われているボードは15mmで、ステップルという『また釘』で10mm幅の25mmの長さの物で止められています。
ボードと釘の差が10mmしかないので、壁に10mmしか刺さって無いって事ですよね〜(・・?)

グラビアさん、どう思われますか?
ご意見をお願い致しますm(_ _)m

これまでの回答・ご意見数4

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
myph

クラビア

所在地:新潟県
2011年03月02日 20:56

URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優

内壁というのは石膏ボードのことでしょうか。
そうであれば,これを耐力壁として考えることはありません。
釘打ちにしても,ビス留めにしても同じことです。
実験してみると,石膏ボードも無いよりはましなのですが,壁のゆがみに対しては,釘が抜ける前に,石膏ボードが先に崩れます。
試しに金槌でたたいてみて下さい。
あっと言う間に,穴があきますから。って絶対にやらないでくだいさいね。
石膏ボードはとても安くて,火事の際には,延焼を防ぐとても便利なものなのですが,強度はほとんど無いのです。
耐震性を考えるのであれば,壁の外側に構造用合板などが使われているかを確認することが大切です。
筋交いが十分に入っていたとしても,大地震では結構弱いのですね。
構造用合板は指定の釘を指定の間隔で打ってあれば大丈夫です。
myph

クラビア

所在地:新潟県
2011年03月02日 21:04

URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優

念の為,後で確認してみましたが,今は石膏ボードも耐力壁として認められているようですね。
お詫びして訂正致します。
指定の釘を指定の間隔で打つことが必要な様です。
ただ,私自身は,石膏ボードの強度はあまり信頼していません。
ある程度の揺れには耐えるかもしれませんが,大きな揺れに対しては,確実に破壊されると思います。
構造用合板などと比べるとその強度はまるで違います。
myph

クラビア

所在地:新潟県
2011年03月02日 21:15

URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優

資料を少し調べてみましたら,石膏ボード12ミリメートル以上厚の場合,基準耐力が2.1と普通の筋交いよりは少し弱い程度でしょうか。
この場合,使用する釘はGNF40またはGNC40で150ミリメートル以下、四周打ちとなっておりました。
それで,この種の釘が15センチメートル以下の間隔で周囲に打たれているかを確認されるといいと思います。
ちなみに,構造用合板の基準耐力は5.2とやはり強いですね。
こちらはN50の釘を150ミリメートル以下,四周打ちとなっています。
myph

ジェイ

所在地:兵庫県
2011年03月02日 23:20

グラビアさん、ご意見ありがとうございます
m(_ _)m
先程、補足情報のところで間違えてお礼コメントを入れてしまいました(^^;;

追加の情報でまたご意見を伺えたら嬉しいです。
ヨロシクお願い致しますm(_ _)m
myph

クラビア

所在地:新潟県
2011年03月03日 09:27

URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優

二転三転して恐縮ですが,石膏ボードを耐力壁として使うことは,理論的にはあり得ますが,現実にはかなり難しい様に思います。
というのは,石膏ボードに耐力壁としての効果を期待すると,それは石膏ボードの石膏の部分ではなく,表面に貼られたボール紙の効果によることが大だと思われます。
裏返して言うなれば,ボール紙程度のものでも,パネル状のものは,筋交いに近い効果は期待できるということになります。
これはティッシュペーパーの箱を揺すってみるとわかりますよね。
この場合,石膏ボードを釘にせよビスにせよ,釘やビスがボール紙を突き破らずに,かつ,その頭が浮きださないように上手に打ち込むことが求められます。
特に釘やビスの頭が飛び出すと,クロス貼りの下地処理が大変なことになります。
そして釘は釘打ち機,ビスはインパクトドライバーを使うことになりますが,上記の規定にかなう様に打ち込むのは,やってみるとわかりますが,かなり面倒な作業になります。
そんなわけで,最初にコメントしましたが,石膏ボードを耐力壁として現実に使用しているケースはあまり見たことがありませんでした。
恐らく,お宅のケースも,耐力壁としては,筋交いで対応しているのだろうと思います。
石膏ボードは15ミリメートルということで十分な厚みがあるので耐力壁として使わないのはもったいない気もしないではありませんが,これが現実的な様に思います。
もっと,ハッキリ言えば,石膏ボードを耐力壁として使うのは,労多くして益少なしとお考え頂く方がいいと思います。
どうしてもと言うことであれば,工務店か現場監督の了解を得た上で,クロス貼りに入る前にDIYでビス留めをやってみることができるかもしれません。
40ミリメートル程度のコーススレッドを15センチメートル間隔で石膏ボードの周囲をインパクトで留めて行けば,耐力壁になると思います。
しかしやってみるとわかりますが,ビスの頭と石膏ボードをツライチに(平らに)しかもボール紙を破らないように打ち込むのはなかなか大変ですよ。
これを大工さんにお願いすれば,多分どつかれますね。(^_^)
そしてこれだけ苦労したとしても,筋交い一本分以下の効果となれば,敢えてこれをやる人はほとんどいないように思います。
ということで,石膏ボードは防火対策のみと考えて,耐震性は筋交いが正規の方法で十分に使われているか,あるいは,外壁側に構造用合板が採用されているかを確認される方がいいと思います。
なお,ステップルを使っていることのようですので,元々,石膏ボードを耐力壁としては考えていないということだと思います。
もしも,設計陣が石膏ボードを耐力壁として算入しているようであれば,これは,釘打ちを全て規定通りにやり直してもらう必要があります。
その可能性は少ないですが。