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[16056]契約時の説明で越境物だった塀が引き渡し後に越境物ではないと言われた

質問者:ケンキチ / 最新の回答・ご意見者:栃木 渡 / 回答・ご意見数:2件
カテゴリ:家の外回り / 2019年06月09日 10:24

古家付きの土地を平成24年に購入し、解体/新築工事を行い、同年9月末に入居しました。
古家の解体工事着工後に両サイドに接する隣家のうち、片方は塀が越境していることを仲介業者より説明を受けました。
その後、入居後6年目の現在、
今後、塀や庭の修繕を行う場合には、越境している塀を引っ込めて頂く旨の覚書を交わして頂けるよう隣家に申し入れたところ、越境物ではなく、あなた(当方)のものであると告げられました。

既存の塀は相当古いためいつ倒壊するかもわからない状況であるため、工事(解体・新築)時点で分かっていれば、新築工事の一部に組み入れて綺麗に作り直していたが、このタイミングでこのような状況が明らかになり困っております。

このような場合、仲介業者に対して、当時越境と説明された塀が、説明と異なり、越境物ではないことが判明したため、仲介業者の責任で、塀の撤去および、新しい塀の建築まで要求できるでしょうか?

これまでの回答・ご意見数2

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2019年06月10日 14:45

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

論点としては、本件が土地の瑕疵にあたるかどうかと、重説(契約)の説明内容が異なる部分の責任でしょうが(そもそも境界確定しないで売買したのか?という問題もありそうですが)。おそらく、6年経過している事から、少なくとも「仲介業者」に対しての責任追及はハードルが相当高いと思います。

単に「何とかしろ」と言っても何もしないでしょうし、弁護士を入れたとしても、弁護士費用などの方が解体費用より高くつく可能性が大ですね。いくらかかっても良いから、、というならば、別ですが。。。

まずは、実際にどうなのか?隣の方と費用折半で、境界確定を行う事。その時には地表に出ている部分だけでなく、「基礎」がどのようになっているか確認する事。その上で、その結果を踏まえ、作り変える場合、費用負担をお隣の方とどうするかお話合いになった方が早かろうと思います。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
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現場監督A

所在地:東京都
2019年06月09日 13:03

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家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…

法的なお話なので専門外にはなりますが、
>仲介業者の責任

はある程度追求できると思いますが、
>塀の撤去および、新しい塀の建築

は過剰請求ではないでしょうか。どちらにしてもあなた様が無償でその工事をしてもらえる条件はなかったのですから。

元々のお話として、そのお土地を購入する際にどのような音地なのかを確認(説明)をしてご契約をするという部分でお互いの落ち度があったように感じられます。塀が越境しているかどうか?購入する土地の境界をしっかりと確認することで明確だと思います。境界がなければ隣家の方と立ち会い境界を入れます。境界がどこなのか、塀がどちらの持ち物なのかがお隣どうしで見解に相違がある話はよくあります。このような作業・確認をしておけば後々になってこういったトラブルは防げるはずです。
そういった確認をリードしなかった仲介業者にも非はあると思いますが、境界をもっと明確に確認はできなかったのでしょうか?