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[16376]基礎のコールドジョイントについて

質問者:まつした / 最新の回答・ご意見者:栃木 渡 / 回答・ご意見数:1件
カテゴリ:工事ミス・トラブル / 2019年08月17日 19:19

ご多忙の中、私の相談を覗いて頂きありがとうございます。

先日も同じタイトルでご相談させて頂き、本日ハウスメーカーの建築士より
回答がありました。

以下内容です。
ご指摘をいただいております、「梁受け基礎」 部分ですが、現状 構造耐力上

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問題の無いものと考えております。

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コンクリート配合資料、製造・運搬資料、コンクリート圧縮強度試験、環境条件、

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工事記録書等を参照し、総合的に判断致しております。

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住宅瑕疵保険などで 『瑕疵』 に該当する事柄としては基本構造部分が基本的な

?

耐力性能を満たしていない場合と理解しております。

?

その為、 『瑕疵』 には当たらないのではとご説明させて頂いた次第です。

?

先日、ご説明させていただきました通り、現状に対する補修は対応させていただく

?

考えでおります。

?

また、上記の見解につきましては個人の見解では無く、ハウスメーカー

?

の見解とご理解いただきます様、お願い申し上げます。

以上の内容でメールにて回答がありましたが、コンクリート強度試験はミキサー車5台中の1台目のみの実施であり、セメント工場から現場までの所要時間は全車が15分であり、マイカーで実走して最速22分でした。

ハウスメーカーが言っているのが正しいのか、はたまた一般論として瑕疵であるのかアドバイス頂けますようお願いいたします。
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これまでの回答・ご意見数1

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2019年08月19日 19:08

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

そもそも鉄筋コンクリートは、コンクリート部分で圧縮力、鉄筋で引張力、曲げなどを負担するように考えられています。ましてや当初のお話ですと「無筋」の部分との事ですから、設計上も引張力などのかからない部位なのだと想像します。

極端なお話、コールドジョイントが何重に重なっていても、許容圧縮力(どれだけの圧縮力に耐えられるか)にはほぼ影響ないと、私は考えますし、どれだけ圧縮に対する許容応力が低減するかを「合理的」に論証するのは至難の技です。建築関係の技術者さんであれば、同様に感じるはずです。

問題は、接合面で多少、隙間があるので、その部分から幾分、劣化(コンクリートの中性化)が早まるであろうとのリスクですが、その点、補修する(おそらくモルタルの重ね塗り)との事ですから、それで充分と思いますよ。

「瑕疵」というのは、どこかに何が数値的な絶対的基準があるかと言えば、実は無いのです。技術的な妥当性だけを問われれば、あなた様が、いくら調べようとも、メーカーさんの説明の方が「技術屋から」見ると妥当性がありそうですし、付け焼刃でネット知識を仕入れても、混乱されるだけで、どんどん、本来の論点からずれてしまうような気がします。それはあなた様にとっても得策ではないと思います。

あなた様が、「とは言うものの、気持ち悪いんだよね」とおっしゃるのも、それはそれで理解できます。むしろ「技術的に論破」しようとせず、素直にお気持ちを先方にお話になってみては如何ですか?その方が、本件打開策としては早いような気がしますよ。

ただ、それを「対価」として求めた時点で、先方も硬化し、更に紛糾すると思いますが。


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