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[16462]内装の下地について

質問者:chacobon / 最新の回答・ご意見者:現場監督A / 回答・ご意見数:3件
カテゴリ:設備や内装一般 / 2019年09月06日 09:32

現在新築工事中です。
下地まではメーカー施工、クロスは施主施工です。
ボード、フローリングの隙間が多く、これは常識の範囲内のものなのでしょうか?
幅木は、なしにするか、家具を置いて見えなくなるところや、ウォークイン、パントリーなどはソフト幅木やミニ幅木で予算を下げようと思っていました。
ボードのネジ、タッカーの頭が出ているところが多く、この状態でクロス施工に引き渡しも普通のことですか?
コーナー部や、ドア枠との境目に関しては簡単に厚ヘラが入ってしまう隙間があり、コーキング剤を使いながらの施工になっています。
メーカーでは、下地渡しという商品があり、クロスを貼る前に引き渡し可能なのですが、今回はメーカー施工中に施主施工を入れてもらっています。

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これまでの回答・ご意見数3

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
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T.Kumagai

所在地:静岡県
2019年09月06日 12:37

URL:
家づくりの想い:

写真と質問を拝見するに、メーカーに「下地渡し」という仕様がある以上、メーカー側はもう少し丁寧に工事するべきだと感じます。
写真の範囲は、厳密な規定がないので職人さんの気遣い次第という部分が大半です。


以下、写真範囲でご回答します。
内装の仕上げ工事は施主様施工ということでお話しします。

>ボード、フローリングの隙間が多く、これは常識の範囲内のものなのでしょうか?
>幅木は、なしにするか、家具を置いて見えなくなるところや、ウォークイン、パントリーなどはソフト幅木やミニ幅木で予算を下げようと思っていました。



巾木なし、ソフト巾木、通常の巾木(H=60程度)でそれぞれ壁と床が取り合う部分の納め方が変わってきます。この辺をきちんと工事店側に伝えていなければ、工事店は通常の巾木を取り付ける納まりで工事をします。
写真を見る限り、床と壁のスキマは若干広いように思えますが、防音・防火にかかわる壁でなければ問題ないと思います。

>ボードのネジ、タッカーの頭が出ているところが多く、この状態でクロス施工に引き渡しも普通のことですか?


これはダメです。ネジ・クギ・タッカー頭が出ているところに関しては手直し要求できます。
クロス貼りに影響が出ないようビス頭・タッカー頭は沈めておくのが職人として常識です。また、工事管理者はこれらを確認して直させる義務があります。


>コーナー部や、ドア枠との境目に関しては簡単に厚ヘラが入ってしまう隙間があり、コーキング剤を使いながらの施工になっています。


写真の建具とボードのスキマですが、これはボードの面取り部分が建具に接していませんか?
この治め方がダメという明確な規定はありませんが、もう少し気を使ってもらいたいところです。
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chacobon

所在地:東京都
2019年09月06日 22:06

ご回答ありがとうございます。
載せた写真はごく一部でして、
本日、現場監督同行で現状確認してきました。
結果、階段室の壁が曲がってついていることが発覚し、そのせいでフローリングと床に隙間ができた場所がありました。
階段室の床はメーカー施工で、小さい幅木が使われていました。
綿密にあちこち測ったところ、そのサイズの幅木だと不具合が出る場所が何箇所かあり、その場所については、フローリング張替えになりました。

ビス、タッカーの頭が出ている件については、
ボード貼り終えて、クロス施主施工に引き渡す前に点検作業は何もなかったということです。
メーカー基準で、その段階での点検はありません。とのことでした。

コーナー部分ですが、ボードのどの位置も建具に接しておらず、ズボっとヘラが入ってしまいます。

我が家四階建てで、一階と四階の下地仕上げはとても綺麗で、二階と三階に木になる箇所が多々あるので不思議に思っていましたが、
どうやら、その振り分けで別の大工が施工したようです。

現場監督に、これがあなたの家の下地だったら納得いきますか?と聞いたところ、
納得できません、
との返答がきました。

修繕できるところは修繕し、修繕不可能なところをどう対処していくのか、会社に持ち帰り検討します、とのことでしたり
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現場監督A

所在地:東京都
2019年09月06日 21:51

URL:
家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…

1枚目のお写真。
目地のパテが施工されておりますが、クロス下地のパテまでがメーカー施工ということですかね?パテも床までクロスを貼る打ち方にはなっていません。Kumagaiさんがいうように、そもそも最終的な巾木の収め方が正しく伝わっていないんだと思います。通常のつけ巾木が今の住宅はほとんどですが、そうであれば通常の納め方ですし、天井との取り合いに廻り縁などがついていないとすると、加えて床との取り合いも突きつけるのは手間もかかります。

2枚目。
隙間としては少し大きめですが、完全につけ巾木をつける仕様になってますよね。

3枚目。
多少の隙間は許容範囲だと思いますが、テーパー部分をもく枠に突きつけてるのはあまりいただけない納め方です。通常はテーパーを落として突きつけますが、古い考え方の大工は「落とさない方がまっすぐでキレイ」という考えでこういう納め方をします。クロス屋さんはここにパテを入れないといけないので大変になります。ただ、これを直させる何か強い理由となる規定などはぼくは聞いたことがありません。
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chacobon

所在地:東京都
2019年09月06日 22:16

ご回答ありがとうございます。

本日、現場監督同行で現状確認をしてきました。

目地のパテは施主施工です。
すでに、役所の完了検査日、ローン実行日、引き渡し日が決定していて、施主施工の日程も限られているため、
クロス施工に入った時点で、ノン幅木は却下、ソフト幅木も難しいと判断し、クロスを貼る部分を決定してパテ施工しました。

2枚目に関しては、ボードは許容範囲内、フローリングが許容範囲外との判断がされ、フローリング張替えになりました。

ボードの隙間に関しては、大工さんの考えによって大きくかわってくるのですね。
弟の入った現場では、後のクロスのことを考えて施工してくれる大工さんが多いらしく、こんなに手間のかかる施工は初めてだ!とお怒りでしたが、
今までが恵まれた環境で仕事ができていたのですね。
今日もがんばってパテやコーキングを打ちながらクロス施工、頑張ってくれました。

myph

現場監督A

所在地:東京都
2019年09月06日 22:33

URL:
家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…

余談になりますが、「次工程はお客様」という言葉があります。色々な職人さんがバトンリレーで家を作り上げていくのですが、最後に受け取るのはお客様です。なので自分の工事が終わっても次の工程のが困らないように納めていきましょうという意味です。ただ、ベテランの大工さんの中には、元来大工の本領発揮する仕事は「木工事であって、板張りをきれいに納めるのは本職だけど、それがクロス仕上げが主流になってきてボード針がほとんどになったこの時代でも、「本来ボード貼るのはおいらの仕事じゃねー」「どんな状態でもそこから綺麗にするのがクロス屋の仕事だろう」と考える大工も少なからずいます。そういう職人ともうまく付き合ったり教育していくのもぼくらの役目なのですが。弟さんなのですかね、話のわかるクロス職人さんに恵まれているなと感じました。