短いご質問ですが、いろいろと考えさせられてしまいました。
凍害については齋藤さんの解答と同じ見解です。

で、今後の参考の為に、ありんこさんにご意見を伺いたいのは、例えば、新車を買って、10年間、洗車もせずワックスもかけずにいた場合、仮に塗装がはげてきて、それは「免責」です。と、メーカーに言われても、多分、それほど違和感が無いと思います。それ以前に、「当然そうだろう」と思いますよね。それが、こと「住宅」となると、どちらかと言えば、「性悪」風に、捉えられてしまうのは、どうしてなんでしょう？

メーカーの信用力の問題なのか？施工した工務店に対する不信感なのか？あるいは業界全体で取り組まなければならない、何か根っこがあるのか？

私も、業界の人間ですので、一般の方々のお気持ちは、想像の域を出ません。決して、ありんこさんを責めているつもりもありません。むしろ、我々が変わっていくために、差し支えなければ、率直なお気持ちをお聞かせくだされば幸いです。

宜しくお願いいたします。

　メンテナンス・・・・ですが、老婆心ながらの一言。

　まず、現状の上に塗装。は、長持ちしないでしょう。
すでに、下地の板材が、痛んでいる状態では、無理があります。

　痛んでいる部位の「板材」を張り替えしましょう。
も、実は、むずかしいと思います。
　ここ10年の間に、この業界は、極端に？大きな変革がありました。
製品の「色柄」が無くなる。どころではなく、会社ごと無くなってしまった。(合併したり、製造を止めたり、・・・・）のです。
　キット、ありんこ様のお宅の製品も、さがしても、合うものがない！と言う可能性が高いと思います。

　全面張り替えにならざるをえない。事になります。

　その張り替え。ですが、
私としては、はがしてから、張替をおすすめします。
たしかに、「産廃」も発生します。し、手間もかさみます。
しかし、剥がすことで、下地、柱、「断熱材等の状態を点検するチャンス」になります。
重ね張り、すると、その機会を失ってしまうわけです。
さらに、断熱、気密施工などは、この時が、性能の向上をはかる時にもなります。

　ご検討ください。　

ありんこさん、ありがとうございました。お気を悪くされたかもしれませんね。悪意は全くありませんので、ご容赦ください。。。（＾ｍ＾；；。

ただ、お陰で、状況が明確になりました。

仮に窯業系サイディングだとすると、例えば、風向きなども影響します。札幌の場合、冬の風はほとんどが北西なので、建物の北西側が空き地だったりすると、その面だけ凍害を起こしたりします。（風雪に直接さらされ、凍結・融解を繰り返すため）。また、建物の作り方（庇のかけ方）などにも大きく影響されます。
周囲の建物が全く同じ年に作られ、同じサイディングを使っているとしたら、そんな周辺環境や、建物の作りも影響しているかもしれませんね。

施工会社が倒産したとの事で、お気の毒です。現在は、そのような場合に備えて「住宅かし担保履行法」があり、施工者は加入が義務付けられています。

今後については、竹沢さんと同意見です。中途半端に塗装を繰り返しても、家の作りや周辺状況が同じであれば、また、凍害は発生します。資金の事もありますが、ここは少々我慢してでも、先々、耐震・断熱補強も視野に入れた、きっちりした改修をお勧めします。
その際は、「金属系のサイディング」が凍害には最も強い、、と言いますか、、凍害は限りなく0になります。