栃木様と同じで、「海の物とも山の物とも・・・」と考えます。

これがスケルトンリフォームの一環で、この柱を抜く。
ということで、
大工さんが「抜いてしまった」というのであれば、
「柱」に関する件だけは、問題は少ない、あるいは無いと考えられます。


これが新築途中であれば、間取り等での制約が無いとすれば、
問題は無いだろうと考えられます。

この上に「上階」があり、その重量が過大で無ければ、問題は無いだろうと思われます。

この部分が、最終的にどういう形態で完成したのかによる、多々の要素はありますが、現場において「大工さん」による、必要な対応がされている。であろうということで、心配ないと考えました。
もちろん、むやみに「切って良い」「無くて良い」ではないので、必要な対応がされている事が必須ですけど・・・
抜くことで家の形を保てなくなる、最重要な柱とは見えません。
要は、それに対して行われた、対応がわからなければ、良いも悪いも、言えません。

「ハウスメーカー」というのが、今新築中でその設計施工している会社。なのであれば、「柱を取っても問題ないということで取って頂くようお願いしました。」という言葉を信じて心配ないということで良いのかなと思います。そこで問題が発生しても１０年間は保証義務があるからです。

「ハウスメーカー」がリフォーム工事をしているという事でしたら、「問題ない」の根拠をしっかり確認すべきです。新築時の軸組図や布施図などを確認した上で構造の確認をしているかどうかです。

ありがちなのはリフォーム専門店にて、現場の大工が木材の大きさやかかり方を見える範囲で見て判断している場合です。これは注意が必要です。


この１枚の写真からでは到底判断はできませんが、切ってしまったという柱の上、見た目７寸ほどの梁が乗ってます。この梁は柱がなくなると９尺ほど飛んでいるので、その上に乗っている柱（荷重）によってはここだけで弱いと判断できる場合もあります。それからこの梁はさらに右上に斜めに走っている梁に「かかって」います。この大きな梁がどのくらいのスパンで飛んでいるかによっても判断は変わります。
最終的には床伏せ図全体で無理のない組み方になっているかの確認は最低限必要かと思うので、その辺を確認してでの「問題ない」なのか聞いてみましょう。