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[18232]床下のカビと防湿処理

質問者:サマーオレンジ / 最新の回答・ご意見者:サマーオレンジ / 回答・ご意見数:4件
カテゴリ:結露と換気の問題 / 2021年02月05日 11:35

5年前にシロアリ消毒をしたので、その5年目の床下点検を同じ業者にしてもらいました。5年前も床下の防湿処理を薦められたのですが、DIYで防湿剤を敷いていました。今回の点検ではカビが進んできているとの指摘があり、写真のような状況です。見積もりも載せました。
今回の業者からの提案は以下のようなものです。
防腐・防かび処理をしてから土壌調湿剤を敷き詰める。現在敷いてある調湿剤は、取り出すと産業廃棄物となるので、袋からだして地面の土と混ぜる。
さらにシロアリ消毒を施すというものです。これだけやればあと25年くらいはもつと言うことでした。
今回の提案の工法は適当なものでしょうか。ぜひアドバイスをよろしくお願いいたします。また、他の業者にお願いした方が良い場合、どのように業者選択をすれば良いのかも教えてください。
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サマーオレンジ

所在地:埼玉県
2021年02月05日 11:36

見積もり
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これまでの回答・ご意見数4

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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福地 脩悦

株式会社 福地建装 / HQ住宅研究所 ファース本部
2021年02月06日 13:07

所在地:北海道北斗市中野通324
URL:http://www.fas-21.com/
PR:「家は創り上げ、育て続ける…

調湿材も石灰素材で一旦、取り出して天日で乾燥させるとまた使用できます。
シリカゲルなどでも床下の通風が確保されている事が肝心です。
写真を見る限り、調湿材を敷設する状況になっておりません。
ポリフィルムを重ね幅を大きくして敷き込むことが前提です。
本件ではポリフィルムが敷設されておらず、調湿材が直ぐに飽和状態となり、湿気を保有させる状況となっています。

調湿材の素材確認は必要ですが、石灰石でもシリカゲルでも一旦取り出して、乾燥状態にすることが絶対条件です。
したがって廃棄する必要はありません。
石灰石やシリカゲルは、土壌処理剤としても活用できます。
余ったら、庭の土に混ぜ込んでしまいましょう。

とにかくポリフィルムで完全に床下面からの湿気上昇を防ぐ処理を優先することが前提となります。
また床下通気口の確保は、どんな場合でも絶対要件です。
土間コンクリートのある場合でも、外部地盤面(GL)との関係(本来は床下面がGLより高くなければなりません)でポリフィルムを敷く場合もあります。
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サマーオレンジ

所在地:埼玉県
2021年02月06日 15:40

ご回答をありがとうございます。
ポリシートの引き込みを最優先にプランを考えたいと思います。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
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jpken

所在地:新潟県
2021年02月05日 13:16

URL:
家づくりの想い:

幾つか確認したいことがあります。
〇基礎はどのような構造ですか。ベタ基礎ですか。それとも布基礎ですか。
〇基礎の通風はどうなっていますか。通気口がありますか。
〇写真の白いのはカビですか?それとも消石灰か何か吸湿材の結晶ですか。
原則として言えることですが,湿気対策はまず湿気の元を遮断しないと根本的な解決にはなりません。
見積書ではそれが含まれているのかどうかが分かりませんでした。
できることとしては,床下の物を取り除いて,あるいはきれいにならして,その上にしっかりした防湿シートを施工して,湿気が上に上がらないようにする必要があります。
湿気の元を遮断しなければ吸湿材を敷いたり置いたりしても焼け石に水となります。
これを扱うとすればシロアリ対策業者というよりは,建築業者になるでしょう。
信頼のおける建築業者に見てもらう方が良いと思います。
あるいは,防湿シートを手に入れてDIYでやれないことはありません。
そうすればわずかな費用で済みます。
myph

サマーオレンジ

所在地:埼玉県
2021年02月05日 13:38

jpken様

早速のご回答をありがとうございます。
○基礎は布基礎です。床下は地面の土が露出しています。
○通風口は七カ所あります。8年ほど前に三カ所に付いていた換気扇が壊れて動かなくなったので、換気扇は取り外しました。
○写真の白いのはカビです。
見積もりをした業者は防湿シートについては何も言っていませんでした。
よろしくお願いいたします。
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T.Kumagai

所在地:静岡県
2021年02月05日 13:51

URL:
家づくりの想い:

この手の相談を年に何件か受けるのですが、調湿剤も除湿剤も必要ありません。
最も重要なのは地面からの防湿で、その次に通風、最後が調湿です。

写真を拝見する限り土の土間なのでしょう。
解決方法として、床下換気扇の設置か防湿シートの敷設をオススメします。
防湿シートならDIYでもできるので頑張ってみてください。なるべく厚手のシートが作業性も良くオススメです。
防湿シートを施した上で、床下の通風を促します。これは機械換気が確実で手っ取り早いでしょう。


調湿剤って、湿気を吸ってくれるのですが、吸った湿気はどこかで吐き出す必要があります。
調湿剤の本来の目的は、梅雨や長雨のとき、床下が高湿度になるのを避けるためです。
その後の天気の良い、空気が乾燥した日に取り込んだ湿気を少しずつ吐き出します。

そのため下手をすると、調湿剤の影響でずっと高湿度という条件もありえます。

おそらく、土地自体が水を含みやすい土地なのと、防湿層がないので湿気が溜りやすい環境にあります。建物自体も、通気口が最小限になっているのでしょう。


余談ですが、シロアリ費用めちゃくちゃ安いですね。相場の半額ではないでしょうか。
防かび・防腐費用がそこそこ計上されているので、そこで相殺しているのでしょう。

myph

サマーオレンジ

所在地:埼玉県
2021年02月05日 13:57

T.Kumagai様
早速のご回答ありがとうございます。
防湿シートはDIYでもいいと思いますが、シートを敷く前のカビの処理はどのようにしたら良いのでしょうか。ご教示ください。
myph

jpken

所在地:新潟県
2021年02月05日 22:48

URL:
家づくりの想い:

カビは消毒用アルコールの噴霧で退治できますが,火気厳禁なのと,換気には十分注意する必要があります。
別の方法としては酸素系漂白剤は効果は若干弱いですが安全性が高いと思います。
具体的には過炭酸ナトリウムを使うといいでしょう。
大袋の物をキロ単位で通販で購入するとかなり割安になります。
これを適宜水に溶かして噴霧器でまいてやります。
これも吸い込まないように注意して換気には留意して下さい。
その後は乾燥してから地面をならして,その上に防湿シートを隙間無く敷きつめます。
防湿シートは検索すると通販で購入できます。
なるべく厚みのあるグレードの高い物をお勧めします。
布基礎と密着させて隙間の無いように敷いて,その上に乾いた砂をまいて重しにしておくといいでしょう。
防湿シートを重ねる必要があるところは,ダクトテープなどでしっかり貼り合わせておきましょう。
作業を業者に頼むのであれば,できれば防湿シートの上からコンクリートを流し込んでベタ基礎にしておくと安心できます。
後は,通風に配慮すればそれで十分でしょう。
ピアノなどもそうなのですが,調湿材は気休め程度で,うっかりすると害がある場合が少なくありません。
単価が安く利幅が大きいので,これを売ってご商売にしているところは少なくありませんが,実態はそういうことなのです。
myph

サマーオレンジ

所在地:埼玉県
2021年02月06日 15:43

再びのご指導をありがとうございます。
見積もりの業者の提案ではほとんど意味のないことがよくわかりました。