myph

[20207]基礎の複数亀裂について

質問者:SAMMY / 最新の回答・ご意見者:栃木 渡 / 回答・ご意見数:1件
カテゴリ:構造・建材 / 2023年06月04日 00:38

お忙しい中すみません。自宅基礎に複数の亀裂を確認した為、ご相談をさせて頂きたく投稿致しました。
床下に亀裂を発見した為、施工会社に連絡をし確認をしてもらい、後日調査会社に詳しく調査して頂きました。

調査結果としては
?目視等により基礎外周部に幅0.3?以上のひび割れ2箇所、幅0.5?以上のひび割れ1箇所、基礎床下側(中通り、耐圧盤)に幅0.3?以上のひび割れ20箇所、幅0.5?以上のひび割れ16箇所(最大幅は1.3?)が確認されました。(目視出来る範囲のみ)
?シュッミットハンマー調査を行い設計基準強度は充足している。
?建物レベル測定調査を行い認められた傾きは、住宅品質確保促進法に定められた基準内の為、構造耐力上主要な部分に瑕疵が存在する可能性は低い。
と言う事でした。
施工会社はこの結果を瑕疵保険検査会社に検証を依頼し、その結果、上記調査会社の調査結果同様に、構造耐力上主要な部分に瑕疵が存在する可能性は低いとの報告を受け取りました。
それらを元に施工会社は基礎の是正は必要無く、基礎外周部の亀裂については施工時に実施した塗膜仕上げを行うと通知して来ました。

ここからが質問となります。
・原因の特定には至っていませんが、これ以上原因特定は出来ないのでしょうか?又、原因の特定をする必要は無いのでしょうか?
・原因特定していない状態でも瑕疵が存在する可能性が低いと判断出来るのでしょうか?(国の基準では上記の亀裂幅だけを見れば瑕疵の可能性が高いとされています。)又、「可能性が低い」は曖昧な表現ですが、「高い、低い」の基準は明確になっていないのでしょうか?
・施工会社の言う通り亀裂の補修は必要無いのでしょうか?(様々なサイトを検索しても同様の亀裂に関して補修の必要性が無いと記載している所が見つけられません。)
・様々なサイトを検索しても構造クラックの定義が明確になりません。これらの亀裂は「構造クラック」と認識出来るのでしょうか?(亀裂幅だけでは無く亀裂の発生原因を特定した上で判断が必要と記載されている場合があり、迷っています。)

お忙しい中すみませんが、よろしくお願い致します。

これまでの回答・ご意見数1

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
myph

栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2023年06月06日 15:00

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

ご質問、、後段の方から。。

「構造クラック」と皆さん、安易に使用していますが、おそらく「構造上不安があるクラック」の事をナニゲにそう呼んでいるのかと推察します。「構造クラック」も「ただのクラック」も特に明確な定義はありません。ひび割れは「クラック」です。

で、クラックについては、無い方が良いに決まっていますので、どんなクラックであれメンテナンスはした方が良いに決まっています。放置した方が良いクラックなどありません。クラックを長期に放置すると、コンクリート中性化→鉄筋錆びる→鉄筋コンクリートとしての耐力(強さ)が落ちる。。。という事ですね。
ただ、ここで混用されているのが、手に傷出来ていたからハンドクリームでメンテしましょう、、も、絆創膏を貼りましょうも、縫合して消毒しましょう。。。も、ネットでは同じレベルで語られているので、困りものです。SAMMYさんのように迷っちゃいますよね。プロでも大多数が、一緒くたにして喋っています。。。

施工会社の言う補修は、おそらく「縫合は必要ない」と言いたいのでしょう。が、、なんにしろハンドクリームは塗った方がいいですよねぇ。。

さて、、問題は「瑕疵」云々の部分ですが、そもそも「瑕疵」というのは「見えない傷」という意味で、クラックは目に見えていますので瑕疵ではなく、ただの目に見えている不具合ですね。では、「見えない」のは何か、、となると、コンクリート基礎の場合、コンクリートの品質であるとか、鉄筋の数量不足、何より怖いのは地盤の不同沈下です。これらは、一見して判りませんが、でも重篤です。

それらを推測するために、目に見えるクラックを測定しましょう。肝臓疾患があるかどうか顔色(黄疸)の程度を診てみましょう。。という事です。さらに言えば、プロも含めて勘違いしているのは、〇mm以上のクラックは危険、、のような直接の因果関係ではなく、あくまでも、過去の統計・確率論からはじき出されています(だから、可能性が高い、低いとかの曖昧な言い方になっています)。顔色の悪い人の20%は過去の統計上、肝疾患がある。。みたいな理屈ですね。

なんで、こんな曖昧になっているかと言いますと、やはり、SAMMYさんが懸念されているように「因果関係」として明確な原因追及はしたいのですが、現実問題として、相当難しいのです。実際のところ。。

本件、おそらく、クラックは様々にあるのでしょうが、重篤な瑕疵が無いかどうかをシュミットハンマーやレベル調査、設計図上の鉄筋量など、ひと通り調査した上のお話ですから、さほど、ご心配になる事も無いのかな?と推察します。顔色悪い(クラックがそこそこある)ので、血液検査(シュミット他)をやってみたけど、著しく悪い所見は無い。。という、理解でいいのではないでしょうか。

顔色が悪い原因を特定しなくていいのでしょうか?と問われれば、、、U?mと、私も頭を抱えてしまいます。

とりあえず、モルタルとか塗装で補修して経過観察をされてみては如何でしょうか?


ちなみに「国の基準」の根拠法令、根拠論文を調べてみると、相当昔の論文を論拠にしており、個人的には、誤解・誤用の多い、現在の基準に関しては、苦々しく思っています。。蛇足ながら。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者