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[20332]換気口の施工ミス?

質問者:ムギムギ / 最新の回答・ご意見者:現場監督A / 回答・ご意見数:7件
カテゴリ:工事ミス・トラブル / 2023年08月16日 22:11

今回の大雨で外壁換気口の上部から水が入り壁をつたって内側脱衣所の床が水浸しになっており発覚しました。
脱衣所部分の換気口は添付写真のようにパワーボードパネルとパネルの繋目部分に丁度あたってしまい目でみえる部分にコーキングがされていない為水が入ったようです。(自分で散水実験済)
しかし、パワーボードの発売元に確認を取ると中の筒状のところでパネルとの接続箇所をコーキングをするというのが基本です。
との事で、中にもコーキングはされていないのではないかと思いました。
雨漏りしていた箇所は施工会社にしっかり確認して頂き補修して頂くつもりなのですが…
もし中の筒状の接続箇所のコーキングをしていない場合、他の雨漏りしていない換気口もコーキングしていない可能性が高く、特に点検口の無い屋根裏にも換気口が2つついておりトイレ等計六ヶ所換気口があります。
築3年に満たず、まもりますまい保険の使えるはずなのですが、この場合全ての換気口部分を調査し施工し直してもらうのは難しいのでしょうか?
もちろん換気口をはずすのでパワーボードパネルも交換して頂きたいと思っております。
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これまでの回答・ご意見数7

アドバイザーからの回答

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現場監督A

所在地:東京都
2023年08月16日 23:29

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家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…

パワーボードやALCは木造や鉄骨造で採用されることの多い外壁材ですが、物件により防水をどこで取っているのかが違います。木造のように外壁下の防水紙で防水をとっている場合は外壁を剥がす必要がありますし、外壁材自体で防水を取る場合も会社によってはあります。後者の場合、外壁を剥がす必要がありません。まずその辺をご確認すると良いと思います。
どちらにしても目で見える部分にコーキングがされていなくても、目で見えないベントキャップの中でコーキングがされていれば、必要十分と思います。

また、施工会社によって原因を正しく究明する必要があると思います。
外壁の貫通部から雨漏りする場合、床が濡れるというよりは壁内が湿気ってかびてくることが多いので、文章の表現からのあくまで想像になりますが、写真からベントキャップが浅型なのと合わせて床が濡れてということから換気口の穴自体から吹き込んだのかなと想像しました。
もしくは、ベントキャップを外した際、きちんとパイプ周りのコーキングがされていたとしてもその丸穴がパネルの端に来てしまっているため割れが生じ浸水したとも考えられます。
いずれにしてもきちんと原因を調査してもらいましょう。

その上で、今回症状が出た箇所の原因により、他の箇所も同じようになる可能性が高い場合は、同様の調査や処置が可能かと思いますが、無関係であれば症状の出ていない箇所についてはノータッチになるかと思います。原因究明が先決です。
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ムギムギ

所在地:大阪府
2023年08月17日 10:11

丁寧なご回答ありがとうございます!
木造3階建てのALCを使ったパワーボード作りです。

もちろん施工会社に漏水の原因究明はお願いするつもりですが、自身で散水試験を行ったところ吹込みではなくベントキャップ上部から水が入りどこかをつたって石膏ボートのビス部分から壁紙の中をつたって水が漏れでてきました。

おっしゃいますとおり1年ほど前より壁紙がカビてきており、対処しないといけないと思っていた矢先の大雨で壁紙をつたい、床面巾木の下から水が漏れでており、巾木自体も浮いておりました。
洗面台と洗濯機を壁面につけており気づきませんでしたが、おそらく施工当初から雨の度壁の中をつたっていたと考えられます。

伺いたいことは、施工会社へどこまで強く要求できるものかと思いました。
脱衣所に関しては内側、外側、床面もはずしてもらい変になっている箇所全て補修要求するつもりです。

?漏水のあった換気口のベントキャップ内のコーキングがされていない事が原因だった場合は、他の換気口がついている場所の調査と補修(外壁のベントキャップをはずして確認になるのでビスの穴が増える為パワーボードの交換まで)

?3階上の屋根裏(点検口無し)換気口2つも?同様の作業+点検口の作成(点検口の作成は多少お金支払ってもよいと思っています)
ただし屋根裏の換気口は今回の脱衣所と同じく2箇所ともベントキャップ上部がパワーボードの継目とかさなっている為かベントキャップまわりにコーキングしているみたいです。

?、?ゴネられても強く要求して妥当な内容なのでしょうか?
それとも要求しすぎでしょうか?

3階屋根裏の2箇所は特に西陽が直接あたるので劣化が心配でベントキャップ内にコーキングがあるのであればよいのですが、足場も組まないといけませんし外側のコーキングしているからとゴネられそうな気がします。
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現場監督A

所在地:東京都
2023年08月17日 23:42

URL:
家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…

吹き込みではなく、洗面所に関しては雨漏りで間違いなさそうですね。あくまで交渉次第にはなってくるかと思うのですが、、、
>>伺いたいことは、施工会社へどこまで強く要求できるものかと思いました。
>>ゴネられても強く要求して妥当な内容なのでしょうか?それとも要求しすぎでしょうか?

洗面の雨漏りに関しては当然のように要求して良いと思います。実際、雨漏りという被害が出てるところについては修繕する義務があります。ただ、その原因により被害の確認されていない部分に関しては修繕義務はありません。そこを手間かけて調査をするかしないかは施工会社の判断になるかもしれません。「本当にコーキング打ってるのー?」という疑惑に対して施工会社が「洗面は打ち忘れてたけど他は確実に打ってるから大丈夫!」と判断すれば調査は必要ないという決断になるかもしれません。

>>脱衣所に関しては内側、外側、床面もはずしてもらい変になっている箇所全て補修要求するつもりです。

雨漏りを直す義務はありますが、新築時に加入した火災保険などの特約で漏水による二次被害などの補償で保険金が下りる場合ではその分は施主負担(保険会社負担)になるかもしれません。施工会社側も保険を使う場合、原因を確定させてからの結論になります。施工会社が保険を使わない場合、勝手に判断して請求されたり無償でやってくれたりするかもしれません。

>>漏水のあった換気口のベントキャップ内のコーキングがされていない事が原因だった場合は、他の換気口がついている場所の調査と補修(外壁のベントキャップをはずして確認になるのでビスの穴が増える為パワーボードの交換まで)

木造の場合、普通は外壁面ではなくて外壁下の透湿防水紙で雨を凌いでいます。なので雨漏りしているとすればその防水紙の貫通部の処理に不備があるということになります。ここに不備がなければコーキング未施工でも雨漏りはしません。もしくはコーキング未施工+貫通部処理はOKだけど防水紙の重ね長さ不足の可能性もあります。この辺を直す場合は全て外壁を剥がす必要があります。
他の箇所の調査としてはどちらかというと、外から開けてきちんと施工されているかを確認するよりも、中から開けて雨が入っていないかを確認するのが一般的だと思います。もうはじめから雨漏りしているのが濃厚だと外から開けて一緒に直してしまった方が早い場合もありますが。

>>3階上の屋根裏(点検口無し)換気口2つも?同様の作業+点検口の作成(点検口の作成は多少お金支払ってもよいと思っています)

ただし屋根裏の換気口は今回の脱衣所と同じく2箇所ともベントキャップ上部がパワーボードの継目とかさなっている為かベントキャップまわりにコーキングしているみたいです。
今回木造ということなので、パワーボードのコーキング未施工やクラックなどが直接雨漏りにつながることはあまりないと思います。外壁の耐久性には関わるとは思いますが。

施工会社さんと根気よく話し合ってみてください。言いたいことははっきりと強くいうことは必要ですが、無闇に激昂するのではなく、冷静に淡々とお話ができると良いと思います。ご健闘をお祈りいたします。
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ムギムギ

所在地:大阪府
2023年08月19日 17:40

更にご丁寧なご回答ありがとうございました。
ほんとに他に相談できる方がおらず助かります。

一応軽い現場検証をしに大工さんと施工会社の方がこられました。
自分でした散水試験の様子も見せました。(ベントキャップの上から水が入り部屋の石膏ボードを止めているビスより水が出ており壁紙をつたって落ちる)

検証の結果はベントキャップ内のコーキングはされておりました。
しかし目視で壁に亀裂やコーキング剥がれ等も無い為、
●ベントキャップ上部から水が侵入したのは間違い無いと思う。
●侵入箇所がわかっているので散水試験はやらない。
(本当の雨と人口で降らす雨は違う、本当に雨が降った日に見に行くので呼んでくれ)
●台風の吹込みで入った。
●壁と石膏ボードの間が黒くなっているのはカビではない。
(本当の雨漏りだともっと黒くなる)
●換気口まわりの断熱材が濡れていない
(本当の雨漏りだといつまでも湿っている)
●保険で雨漏りでません。
(お金結構かかりますよ。と言われて、まもりますまい保険使って下さい。と言うと)

あらかじめ壁のパネルも剥がして、中側も壁紙、石膏ボード、巾木、断熱材、傷んでいるところの補修、全部やり直して欲しい。
と伝えていたので、
雨漏りと言う事を認めたく無く今回の台風がすごかったので吹込みだと言う事と、何度も本当の雨漏りは…
と言う言葉を使い、こんなのは雨漏りでは無いと言いたい様に感じました。
ベントキャップ上部からの侵入箇所は認めているのに吹込みと言うのもおかしな話しなのですが。
散水試験も今目の前でやりますか?というと何も用意してないのに床がびちゃびちゃになると言いながら本当の雨と人口で降らす雨は違う、本当に雨が降った日に見に行くので呼んでくれとの事でした。

雨の予定もないし、多少の雨ではビスから雨が漏れ出る程じゃなかった場合に、ほら出て来ないでしょ?
と言う為に待っている様な気がして、
少量で目で確認できなくても中は少なからずどこかまで濡れていると思うのですが。

↑上記の対応は当たり前なのでしょうか?
私には到底誠実ではなく感じます。
以前のトラブルの際もこの様な遠回し?に嫌味な言い方をよくするし、ささいな嘘(おそらく)もよくつくようなので信用できず、こちらもついついつっかかってしまいます。
またまもりますまい保険でもあらかじめ相談していたのに、まもりますまい保険で雨漏り直せません。と言われて、なんだかほんとに全てなめられた対応されているようで、腹が立つのはおいといて、この先どう進めればよいのかわかりません。

あと、水災の火災保険は入っておらず、私どもの火災保険は使えないのではないかな?と思っております。

壁紙は現場確認の際に結構めくられてボロボロになっています。
ただ安心な状態に直して欲しいだけなのですが。


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現場監督A

所在地:東京都
2023年08月20日 20:02

URL:
家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…

「石膏ボードを止めているビスより水が出ており壁紙をつたって落ちる」というのが、ビスの締まった穴から滴るほど水が出るかな?という疑問があるので、本当の原因がつかめないでいますが、施工業者が言いたいのは、「施工に間違いはなく不備はない」ということと「それでも雨が入るというのは自分の責任じゃないからそっちで何とかして。こっちに頼むとお金かかるよ」ということなんだと思います。施工者がそう言っている以上、この責任が施工者にあるんだよとと証明する義務はこちら側にあります。困ったものですね。

まず、前提として雨漏りが起きた際に、施工者はそれを修繕する義務を負います。そこで瑕疵担保責任保険を使うかどうかは施工者が決めることで、施主が言うことではありません。言うべきことは雨漏りなので直してくださいということです。保険が使えようが使えまいが、直す義務があります。正確にはその施工会社がなくなってしまった際の保険です。施工会社がつぶれないためにも、保険事故が発生した場合に何割かの保険金が出ることがあります。それは施主とは無関係の事情です。こてはあくまで瑕疵担保責任保険のお話です。

一方、施主が加入する火災保険の方はまた別の話です。火災保険の特約などで、実際に火災以外の事故が起きた際に様々な補償があります。これは素人ではすべてわからないと思いますので、保険会社に問合せをするとよいと思います。まず、「水災」というのは通常、洪水や土砂崩れなどの川や山の災害のことを差します。台風などの風災とか、また雪災や雹災などとは別で、水災はマンションや小高い立地の際には省かれるケースがあります。雨漏りじゃなく吹込みなら風災としてその被害が保険で下りると思います。確認をしてみると良いと思います。

本当に吹込みだったとした場合、ベントキャップを深型などに変える処置をした方が良いのかもしれません。これは保険は出ません。でも本当に吹込みなのか?という疑問は残ります。吹込みなのだとしたら散水試験の際に、ベントキャップの穴の部分に直接水を入れないと浸水しないはずです。上から普通に散水して室内に水が入ったらそれは雨漏りだと思うのですが・・・。また台風が来て水が出てる時に来てもらうしかなさそうですが、その時に来てもらっても家中が雨ざらしになってるわけで、どこが原因かわかりません。施工会社の方で散水試験をしてもらうしかないんですが、なんでやらないんでしょうね。動画を見てやる必要がないってことは対応してほしいですよね。その動画で穴に吹き込んでいるのでしょうか。
myph

現場監督A

所在地:東京都
2023年08月20日 20:06

URL:
家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…

ん?断熱材が濡れてないのが本当だとすると、貫通部の雨漏りはなさそうですが、それはきちんと外壁とパイプ、防水紙とパイプが防水処理されてつながっていることを意味します。加えて、下から上に水をかけなくても水が入るのは、何らかの原因で、貫通部のパイプが逆勾配になっているのではないでしょうか。けっこうよくあります。最近では、傾斜パイプという逆勾配になりにくい部材もよく利用されています。考えられる施工的な原因はそれくらいですかね?。
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ムギムギ

所在地:大阪府
2023年08月22日 23:57

瑕疵担保責任保険の件はこちらから言う事でない事、火災保険の事もご説明ありがとうございました。
知識もないので施工会社と話すと精神が削られてしまって何もできなくなってしまい、自分が悪いのか?と考え込んでしまうところ唯一ご相談にのっていただけてありがたく思っております。

今回水が漏れでてきたビスの写真追加させて頂きます。

断熱材が濡れていないとはおっしゃっておられましたが、室内側パイプ周りの断熱材だけ触って濡れていない、と確認されていましたが、換気口より下にある石膏ボードのビスから水が出ているのでパイプ周りが濡れていないのはそこから漏れてたわけでは無いからで、ベントキャップの上部から入りどのような経路をたどれば換気口右下のビスから雨が漏れるでしょうか?
外側換気口の周りにもコーキングはありましたが、爪?をひっかけるのでパイプに小さな穴が空いておりそこからかな?との事でした。
そこからだとするとどのような経路をたどる可能性があると思われますか?

防水シートがちゃんとつけられていない可能性はありますでしょうか?

ゴタゴタありながら内装は修理するつもりだとのお言葉はとりつけましたが、私としてはどこを通って水が家の中にたどり着いたのかが気になっております。
見えないところが腐食していないか。

とりあえずベントキャップまわりにコーキングだけさせてくれと言われているのですが、証拠隠滅してしまうとこれ以上検証できなくなるかと思い。
一旦待ってもらっています。(ただ雨がはいると面倒なのでビニールか何かで養生だけしておくつもりです。)

パワーボードを取り外したり中を検証するつもりはいっさい無いようなのですが、このあたりが落とし所なのでしょうか?
防水シートの貼り忘れ等の可能性があれば今回修理しても外壁が劣化して瑕疵保険が切れたあとに雨漏りしたら困るなー。
と思って心配しております。


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myph

現場監督A

所在地:東京都
2023年08月23日 08:34

URL:
家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…

お写真の追加をありがとうございます。
お写真からわかることは、まずサッシ周りの雨漏りではなさそうです。サッシ周りの防水不備から雨漏りをすると私の経験上、サッシビスから必ず水が滴ります。それから二つ目はサッシ上のまぐさという木下地の上に水が溜まっていそうです。このケースは稀ですが天井は濡れていないという条件だと、私の経験としてはやはり換気口スリーブからの吹き込みという線が濃厚です。施工者もそういう判断なんだと思います。それだと通常の雨だと入らないけれど、台風などの横殴りの雨だと入る、にも納得ができます。ただ、散水した際にも入るにはベントキャップの穴に下から水を当てないと入りません。ベントキャップに上から普通に水をかけて入ったとするとそれはなんらかの問題がありそうです。が、これは台風ではなく通常の雨と同じ条件だと思います。ここの散水試験の方法のところはどうでしょうか?吹き込みの可能性が高いとすると、コーキングを打つよりはベントキャップを深型に変えると言った処置のほうがより安心だと思います。有償になると思いますが。ついでに小屋裏の点検口がなくて入れないところのベントキャップも点検口をつけてもらって見てみれば、非防火であれば洗面のようにボードが貼ってないこともあるので壁の中が見えるかもしれません。

上記では納得のいく結論が出ない場合、(施工者さんは吹き込みということで納得していて、自信がないので念のため指摘のあったコーキングをすると言っているんだと思います)ベントキャップ以外の可能性も考えた方が良いと思います。雨漏りの特定は思い込みが邪魔をすることもあります。このベントキャップの上には何があるのか、内装壁・外装壁に特殊な納まりはないかどうか、窓周りのモールディングの納まりに問題はないかどうか。などなど。その上で原因不明で解決がされない場合、私だったら濡れている洗面の内壁を剥がします。水の流れた跡がはっきり残っていると思うので、その終わりが入り口です。外壁より内壁の方が簡単なので、中が先にします。(その結果外壁を剥がさざるを得ない結果になることもありますが)現状、ただの吹き込みだと思っているので、外壁を剥がしても無駄足になる可能性が高く、「剥がしたけどココじゃなかったね」となる可能性が高いと外壁は剥がさないと思います。最終手段です。
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現場監督A

所在地:東京都
2023年08月23日 08:56

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家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…

>>断熱材が濡れていないとはおっしゃっておられましたが、室内側パイプ周りの断熱材だけ触って濡れていない、と確認されていましたが、換気口より下にある石膏ボードのビスから水が出ているのでパイプ周りが濡れていないのはそこから漏れてたわけでは無いからで、

見解として正しいと思います。断熱材はグラスウールと思われますが、多少の水は弾いてしまいます。断熱材が濡れていないと判断するためには内壁のボード開口が必要だと思います。まぐさ上に水が溜まっていたとしたらその部分は断熱材が濡れていると思いますし、断熱材の防湿フィルムの室内側を水が通っていたらそれでも濡れていないかもしれません。経路と量の問題です。

>>ベントキャップの上部から入りどのような経路をたどれば換気口右下のビスから雨が漏れるでしょうか?

パイプの上(外)から入っていれば貫通部処理に問題があります。パイプは最近各部屋にあり数が増えましたので、多くの場合、大工がボードを貼りやすくするためにボードの内側の面で止まっていると思います。なのでパイプを伝った水は壁内に流れ落ちます。換気扇を外すとわかると思います。

>>外側換気口の周りにもコーキングはありましたが、爪?をひっかけるのでパイプに小さな穴が空いておりそこからかな?との事でした。そこからだとするとどのような経路をたどる可能性があると思われますか?

爪を引っ掛ける小さな穴というのはわかりません。その製品の承認図を見てみたいです。その穴が原因ならその製品の欠陥になるのでその製品の交換が必要になると思います。パイプの方に穴が空いている?というのも聞いたことがありません。その穴が原因なのだとしたらその穴はない方がいいと思います。多くのベントキャップの爪はバネ式で突っ張って固定しますし、それで不十分の場合はコーキングやビスで補強します。穴が空いてて爪を引っ掛ける方式は私はみたことないです。
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ムギムギ

所在地:大阪府
2023年08月25日 00:53

まもりすまい保険の相談窓口で伺ったのですがベントキャップまわりにコーキングされてなくて、換気口ベントキャップ上部から水が侵入したとしても防水シートで止まるはず。との見解を受けました。


止まらなかったということは防水シートに不備があるのか?と思うので、ほんとに外も中かららも全部外して悪いところが無いか調査と確認した上で全部変えて欲しいのですが、
ベントキャップまわりにコーキングすれば水は入らない。壁紙と巾木は悪くなったところやりかえます。との返答でした。

どこの施工業者さんもこんなものなのでしょうか?

2年半雨漏りしてたかと思うと木が腐食していないかも気になって不安でしかありません。

換気口内部の写真添付させて頂きます。
写真真ん中あたり小さい白いところが、爪をひっかけた跡だそうです。
ちなみにパワーボードの推奨は硬質塩化ビニールパイプだそうですが、アルミのジャバラみたいなやつでした。
これも雨漏りに関係ありますか?


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myph

現場監督A

所在地:東京都
2023年08月26日 11:02

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家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…

>>ベントキャップまわりにコーキングされてなくて、換気口ベントキャップ上部から水が侵入したとしても防水シートで止まるはず。との見解

全くその通りだと思います。なのでベントキャップ周りの可能性としては透湿防水紙の施工不備かスリーブ自体からの吹込みということになります。散水時に穴に直接散水していなければ前者の可能性が高くなります。そこを施工者がしっかり確認すべきだと思います。

>>止まらなかったということは防水シートに不備があるのか?と思うので、

これはまだ吹込みという可能性があります。施工者は調査もせず吹込みと決めつけて対応をしていないので吹込み以外の可能性を潰すためにも散水を施工者自身でしないと説得力がないと思います。

>>ほんとに外も中かららも全部外して悪いところが無いか調査と確認した上で

これは正直なところ施工者に義務はないと思います。無理やりやらせて何も異常がなかった場合、その費用を全て請求されても文句は言えません。今はただ施工者の主張する「吹きつけている」という可能性を潰すことで原因不明にすることしかこの作業に持っていく手立てはなさそうです。
>>全部変えて欲しいのですが、

被害を立証しないと全部変えてはくれないと思います。施工者がやってくれなければ自身で立証するしかありません。

>>ベントキャップまわりにコーキングすれば水は入らない。

これは主張が二分するところです。吹込みが主張なのであればこの施工は全く関係ありません。はじめに施主側から指摘された部分なので、意地になって「そこのコーキングすればいいんでしょ」という意味なのかもしれません。そこははっきりと訂正された方が良いかもしれません。「はじめはそこだと思ったが色々調べてみると中の透湿防水紙に不備がなければそのコーキングは必要ないと思うがいかがでしょうか?」と聞いてみてください。

>>壁紙と巾木は悪くなったところやりかえます。との返答でした。

これは雨漏りの原因がわかってきちんと直した後にやるべきですが、同じようなことがまた起きた際も同じ対応をしてくれるのかを確認した上で、壁の中を見えるようにしてもらった方がいいと思います。あと断熱材が濡れてしまったかどうかとかまだきちんと調べてないですもんね。

>>どこの施工業者さんもこんなものなのでしょうか?

法律できちんと対応方法まで決まってるわけではないので、バラバラだと思います。判断もバラバラですし、法的に必要最低限しかやらないとこもあれば何から何までやってくれるとこもあると思います。

>>2年半雨漏りしてたかと思うと木が腐食していないかも気になって不安でしかありません。

なんとも言えませんが、2年間絶えず雨が降っていれば腐敗している可能性もありますが、木部は濡れてもまた乾燥してしまうと思うので大丈夫かなと思います。経験上、直接ボルトのようなものが木部に入って入れそこから水が入っている、ということでない限り外壁通気工法で雨漏りの箇所から木が腐っているのはあまりみたことがありません。

>>換気口内部の写真添付させて頂きます。

これは地域性があると思いますが、私の通常だと換気扇箇所は塩ビ管やスパイラルダクトという金属のまっすぐな菅を使います。傾斜パイプとしてもこの2種類があります。写真はアルミフレキと言うんですが、キッチンのレンジフードなど距離があって位置を自由に調整したいところでしかみたことありません。全箇所アルミフレキ使ってるんですかね?逆に施工性が悪そうに思いますが、。長さの調節ができるのも利点です。が、前回ご説明したボードの手前で止まってますね。アルミフレキなら簡単に伸ばせるのでボードの先まで伸ばしておけば壁内への吹込みを押さえられます。悪い点は穴が空きやすかったり、まっすぐじゃないので逆勾配になりやすいです。

>>これも雨漏りに関係ありますか?

穴が空きやすかったり、逆勾配になりやすいので、吹込みをした際に中に水が入る可能性は増えると思います。また、貫通部の止水作業をする上でもギザギザしていてふにゃふにゃなので、防水テープなどを貼る際に手間がかかります。そう考えると貫通部の防水処理の可能性も捨てきれないので、クロスを直す前に洗面の換気扇を外してボードを外し、断熱材を取り除いた上でアルミフレキの防水処理部を室内側から見える状態にして散水してみたいですね。