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[2051]集中換気システム

質問者:強制換気 / 最新の回答・ご意見者:福地 脩悦 / 回答・ご意見数:2件
カテゴリ:結露と換気の問題 / 2011年05月08日 16:39

沖縄で排気型集中換気システムを考えているのですがダクトのメンテやランニングコストもかかりそうなので全熱交換器とどちらが総合的に良いのか迷ってます。環境は霧が濃い地域です。

これまでの回答・ご意見数2

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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福地 脩悦

株式会社 福地建装 / HQ住宅研究所 ファース本部
2011年05月09日 11:06

所在地:北海道北斗市中野通324
URL:http://www.fas-21.com/
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沖縄の場合は、太陽高度が高くなります。
つまり屋根が受ける直達日射熱が膨大となり、その熱が輻射熱となって家屋内を熱します。
加えて湿気が多く、亜熱帯性の気候が特徴となります。

必要な換気に加え、屋根における徹底した断熱性能を高める事が必須となるでしょう。
湿気を下げる事で、住人の体温を奪う作用が働いてクオリティーの高い清涼感を得る事は出来ますが、それには特化した気密層と換気システムなどが相互して機能を発揮する事が必要です。

沖縄では、解放の思想を重視した家屋を思考するか、徹底した高性能住宅をつくるかの選択が必要です。
調湿コントロールが出来る家づくりは相当な知識と技術が伴います。
まずはどのような住まいをつくるかのグランドデザインを固めてから企画すべきと思います。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
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クラビア

所在地:新潟県
2011年05月08日 21:16

URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優

建物自体は断熱,気密がしっかりと計画された,いわゆる高断熱・高気密住宅でしょうか。
そうであれば,屋内で湿度管理を徹底するととても快適な空間を実現できます。
夏は,温度28℃,湿度40%から50%が快適で健康的な空間になります。
これを実現するには,熱リサイクルエアコン(再加熱方式)が必須になります。
そして換気は外の湿気をそのまま取り込まないため,全熱交換型の方が有利になります。
全熱交換型は外の湿気を外に返すことができるからです。
ただ,メンテナンスは大切なので,換気システム本体はできるだけ手の届く所に設置するように工夫して下さい。
天井裏や床下に設置すると忘れて放置されることが多いです。
なお,壁付けタイプの全熱交換換気扇は換気能力の面で疑問が残ります。
ダクト方式の全熱交換型で設置後は換気量もきちんと測定するのが望ましいです。
各部屋に対して,一人当たり,一時間あたり,理想は30立米ですが,少なくとも20立米の換気量を計画するといいと思います。
つまり,夫婦二人の主寝室は40〜60立米,子供一人の部屋は20〜30立米という具合です。