拙宅が似たような換気システムになっていました。
それで,外壁の適当なところに穴を開けて,そこに給気口を設置しました。
外側には雨避けでガラリも取り付けました。
しかし,冬は屋内の上昇気流が強くて,二階はうまく給気できませんでした。
それで,そこには強制給気ファンを取り付けました。
第三種換気が,教科書的な第一種換気になりました。
これで確実に外気を取り込むことに成功しました。
しかし,今度はコールドドラフトが発生しました。
それはそうでしょう。
冷たい外気をそのまま取り込むわけですから。
給気口のそばにエアコンを設置して外気を暖めることもやってみましたが,省エネ的にはどうかと思います。
なかなか難しいものですね。
その後は二酸化炭素濃度測定器を使って,屋内の二酸化炭素濃度を図りながら色々と工夫しました。
現状は,常時暖房している一階リビングから外気を取り込んで,その空気が階段や廊下を通って二階の各部屋に給気される仕組みにして落ち着いています。
部屋と廊下の間の壁には穴を開けてガラリを取り付けて空気が入る様にしています。
上昇気流に乗って二階の各部屋に空気が配られるわけです。
リビングの空気が汚染されるとそれが供給される恐れがありますが,少人数の家族が暮らしているだけなので,問題は無いようです。