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[20704]トイレの封水切れに関して

質問者:あおまる / 最新の回答・ご意見者:現場監督A / 回答・ご意見数:3件
カテゴリ:設備や内装一般 / 2024年04月17日 14:13

力を貸してください。

施工会社の責任有無に関する内容となります。


戸建て築8年。入居時からトイレの封水切れに悩んでいました。
我が家は2階がリビングのためキッチン、お風呂など水回り関係は2階にあります。トイレは1.2階にあります。封水切れはどちらのトイレでも発生したことがありますが、最近は2階が多いです。2階にリビングがあることもあり家から道路までの配管経路は普通の家よりは長めです。


封水切れは主に雨の降った後に起こっていましたが、天気関係無く発生することもあります。封水切れの頻度はマチマチですが毎日起こることはなく数か月に1回の時もあるなどバラバラです。


封水切れとともに、やや便器の水の流れが悪いと感じることがありました。また、キッチンや浴室からもたまににおいを感じることがありました。浴室からはお湯を全部流しきった後、少し時間が経過してからゴボゴボ音が毎日していました。


これまでに下記の作業をしましたが、改善が見られませんでした。
↓↓

・外配管高圧洗浄→異常なし。綺麗
・2階トイレから汚水管の高圧洗浄→異常なし。綺麗
・2階トイレ脱着便器中のつまり確認→異常なし
・排水管の勾配→異常なし
・市の下水管確認→異常なし
・トイレのタンクの確認→正常
・トイレの水量調整→最大8?へ変更
・トイレシートなど流さないように。
 トイレットペーパーは溶けるものを使用。
・ドルゴ弁新品交換→ドルゴ弁は1.2階の間に設置。以前のものは作動がイマイチだったと工務店より連絡あり。


今現在、汚水桝の蓋を4か所交換し途中経過を見ている段階です。

これだけ様々な点を調べても原因がわからなかったのですが、本日施工会社に確認をとったところ通気弁(ドルゴなど)は設置しているが、通気管は設置していないとの返答をいただきました。


空気の流れが悪く、負圧が原因なことに間違いはないと思っていましたが、通気管が設置されていないのであれば尚さら封水切れが発生するのも無理はないかと思いました。


一般的に戸建てでは通気弁や通気管の設置有無は義務ではないかと思います。私が利用した施工会社もこれまでに自分たちの会社でも通気弁は設置するが通気管を設けて家を建てていないようです。


ですが、今回の我が家のケースのように、2階にリビング、排水管経路が通常より長くなることが最初からわかっていたにも関わらず、通気を十分に確保しなかった設計には問題にならないのでしょうか?

仮に、これまでそのようなトラブルが施工会社で発生していなくても、この家で発生しています。これから通気管を設けるとなるとかなりの大工事となります。以前にも何度も封水切れのことを担当に問い合わせていましたが、のらりくらりの対応で、うちに構造上の問題は無いと言われてきました。何だったら市の下水管やたまたまそういう土地だからとろくに調査もせず、責任転嫁に繋がる発言をしていました。


8年間原因がわからずトイレの封水切れに悩まされてきました。帰宅時に家中に汚水臭が充満していたこともあります。

年数が経過しているので難しいのかもしれませんが、施工会社の責任有無を教えていただきたいです。


よろしくお願いします。(..)

これまでの回答・ご意見数3

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
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現場監督A

所在地:東京都
2024年04月17日 22:55

URL:
家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…

施工会社に責任があるかないかで言えば、封水切れの頻度にもよりますが基本的にないと思います。法的に何か規制はないかと思います。下水の検査など通っていれば不備はないかと。その中でも何か原因があれば、それを無償で直すのか、有償なのか、のらりくらり知らんぷりをするかは、各対応担当者のスキルや会社自体のモラルの問題かと思います。

すでに試している項目はトイレに関連した箇所のものが多いようですが、家全体の配管経路で考える必要があると思います。トイレの排水は基本、宅内では他の排水管と接続されずに外に出すことが多いですが、まずそこが宅内で合流されていないかの確認が必要です。例えば、2階トイレと2階浴室の排水が一緒になって一階に落とされていると、トイレを流さなくてもお風呂の排水を行えばトイレにも影響が出ます。それから各所の配管径が適切かどうか、スムーズに流れるような継ぎ手が使われているかなどです。y字やインバートが使われるべき場所にチーズ継手などが入っていると、流れがスムーズにいかず逆流したり、それが原因で余計に流れが悪くなります。水が流れるのとは逆に配管内で空気が流れますが、流れが悪い場合、そのすれ違いがうまくいっていません。その場合、ゴボゴボという音がすることがあります。

住宅の給排水設備においては、配管経路の決定などはおおよそ設備業者任せで決められます。昨今だと、一式価格の中で一棟の設備工事を請け負うこともよくあることなので、多少のルールは決められていたとしてもコスト重視の形に施工されることもあります。なので、元請け施工会社の中でもこう言った知識がある人間は限られています。そのため対応もスムーズにはいかないことが多い分野に感じられます。細かく履歴を残して、根気よく対応をお願いするしかないと思います。
myph

あおまる

所在地:栃木県
2024年04月18日 09:55

返信ありがとうございます。
責任はないのですね…。

配管は、2階汚水管と雑水管の二本に分かれています。雑水管は二階で一か所あつまり合流してから一階へ下りています。キッチン、お風呂で夏場になるとややにおいがすることがありました。また、お風呂は大量の湯銭を流すとゴボゴボした音が発生していました。この音は、汚水桝の蓋を交換してから軽減されました。

また、給排水設備は設備業者任せとのことですが、最終的な配管経路などに不備がないかの確認は住宅メーカーでは誰もしないということなのでしょうか?例えば、設計士や現場監督、責任者などです。設計士はあくまでも図面の間取りを決めるだけで配管や電気経路などは対象外ということでしょうか。

素人の質問ですいません…。
myph

現場監督A

所在地:東京都
2024年04月22日 01:48

URL:
家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…

法的には責任がない。責任を追及できるような法律がないという意味です。
現実として生活が不便になる事象が起きていて、知らんぷりをするということは、そうすることで商品が売れなくなってしまいますよね。評判も落ちます。でもそれ以上にコストがかかってしまうのであれば、、そういう部分で対応が決まってくると思います。加えて、どうしたらいいのかの経験やスキルの問題で対応が遅くなり後回しになりがちなケースと思います。

>>キッチン、お風呂で夏場になるとややにおいがすることがありました。

この場合、封水切れだとやや臭いって程度じゃ済まないと思うので、原因はわかりません。お掃除不足の可能性もあります。
>>汚水桝の蓋を交換してから軽減

これは外の蓋を通気蓋にしたのだと思います。これにより変わったということは、外の埋設感がスムーズに流れていないということだと思います。配管が細かったりまた別の何かの原因で、スムーズでなかった可能性があります。

確認申請を出す際の配置図に建物の外の配管経路が書かれているかもしれませんが、正確にその通りになっていますか?また、建物内の配管経路や系統がわかるような図面はありますでしょうか?設計者が厳密に配管経路などを考えて図面を書いていれば、それを図面の時点で確認をし、訂正をして施工をすることができます。
ただ、これは私の経験上ですが、戸建住宅で設計者が排水管の径や経路まで細かく設計し図面を書いて、それを元に施工をすることはごく稀です。一定のルールのもと、水道業者が現場で考えて配管を施工していくのが一般的です。施工した配管を直すことは大変なので、もしするとしたら施工前に、自分なら配管工事をする日の朝、現場に行って水道業者と打ち合わせをします。現場監督以外はあまり関連しないイメージです。電気の回路分けや配線経路などもそこまで細かく設計士が考えてってことは少ないと思います。もちろん、天井裏が狭かったり、吹き抜け部分など、事前に経路を考えておかないと施行が難しくなる部分に関しては考えられていることもあります。対象外ってわけではありません。事前にわかることを事前に検討することもできますが、どこまで細かく事前検討して、どこからは現場で問題あったら考えようか、とするかです。
myph

現場監督A

所在地:東京都
2024年04月22日 02:06

URL:
家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…

難しいんですが、まず一番無難なのは、施工したメーカーの人ってよりは、実際に施工した設備業者にみてもらうのがまず1番です。新築の工事をした職人さんが自分の工事した家のその後を見ることは非常に大事です。そこで自分の責任を認めてしまうと、タダで手直し工事をさせられてしまうかも、という思いが働いてしまうので、なかなか真実に辿り着かないかもしれませんが、一番どうしたらいいのかがわかるのは、工事した人です。

次には別の設備業者さんにみてもらうことですが、ここで注意したいのが、知り合いや、無償で見てくれる人は絶対にやめてください。ただ、文句だけ言って自分では直せない人の意見はあまり当てにはできません。誰が出すのかという問題は出ますが、きちんと費用が発生する中で、施工会社が直せないなら自分が直せますよって方に見てもらってください。24時間とかのはあまりお勧めできませんが。同じように新築戸建ての工事を普段施工している方がいいです。

私が経験した中で原因としてあったのは、新築でいうと、新しい排水マスを使った事例です。通常、外の埋設管を合流させる場合、インバートにしたり落差をつけて逆流を防止するんですよね。それが、1個のマスで2方向からの排水を接続できるマスが発売されて、それで下水の検査が通るものが使用された際に、お風呂とトイレの排水がそこで激突して排水が滞ると言う事例がありました。お風呂を流している時にトイレを流すと、その時だけトイレが詰まるという症状でした。なので頻度が少なく解決まで3年かかりました。

どこまで徹底的に調査してくれるかという部分があります。その時はお客様も知り合いの業者に見てもらい、その方も無償で有る事無い事文句を言ってくるので、結構トラブルになりましたが、その方では直せないということになりました。

責任が誰にあるのかという視点では、施工会社は対応に前向きにはなりません。下水の検査に通っているということで責任はないと考えがちです。原因がなんなのか、という視点で交渉をする方が良いと思います。