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[2076]ひねり金物の使い方、屋根裏の異音について

質問者:さとうきび / 最新の回答・ご意見者:竹沢 正弘 / 回答・ご意見数:4件
カテゴリ:構造・建材 / 2011年05月11日 18:11

築2年ほどですが最近になって、風が強い日に屋根裏からキシミ音が聞こえるようになりました。まさに風とともに鳴っている感じです。

屋根裏を確認したところ、外壁部分にあたる建物周囲はひねり金物で垂木と構造体が固定されているようですが、周囲以外の垂木と横架材と交わる部分では、ひねり金物による固定もなく、ただ垂木が横架材に乗っているだけの状態です(横架材側に切り欠きはありません)。


お聞きしたいのは、
屋根と構造体を固定するひねり金物の使い方について、
建物周囲以外の垂木と横架材と交わる部分では、ひねり金物による固定をしなければならないものか、それとも、しなくてもよいのでしょうか。

この異音は、垂木が金物で固定されていないことが関係しているのでしょうか。また、以外の要因として何が考えられるのでしょうか。

当方の家は、木造二階建ての緩い片流れ屋根です。
アドバイスをよろしくお願いします。

これまでの回答・ご意見数4

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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竹沢 正弘

瀬尾建設工業 株式会社
2011年05月11日 21:35

所在地:北海道羊蹄山の麓・倶知安町
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 うなり音、きしみ音、・・・あまりいい気持ちではないとは、思います。

あまり、気にしなくても、良いと思います。

 まず、ひねり金物 ですが、
 最近こそ、必ずのように、使っていますが、昔は無かったものです。
基本的な使い方は、外周というか、確認された状態のもので、問題ないですよ。
 逆に、最近は金物を使うせいか、「口脇」を取らなくなりました。
母屋など横架材の切り欠きのことです。
 もちろん、両方やるに越したことはないのでしょうが?

 周囲以外のひねり金物は、義務的なものではないと、思いますよ。
もちろん、相応のご予算を提示できるのなら、手間も資材も惜しみませんがね。

 音の問題ですが、
 極端に問題視はいらないと思います。
風が強ければ、どこでも、そんな音もしますし、

 そもそも、家は生きています。動いて当たり前。
と言っていると、また、語弊を生じますが、
 未来永劫 動かないものではないですし、
 呼吸もしないで、死んでるような「家」は、かえって長持ちはしません。

 昔から、「人がいれば、家はつぶれない」と言われているのは、なぜなのでしょう?
 現実的に、どんなに「あばらや」であろうと、人が住む限りは、つぶれないものです。が、人がいなくなったら、てきめんに「棟が落ちます」

 「家と会話する」くらいの考えと、愛情をもって、考えてみませんか?
強い風できしんでいたら、「ああ、がんばって、耐えていてくれてるんだ!」と思いましょうよ。
 
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福地 脩悦

株式会社 福地建装 / HQ住宅研究所 ファース本部
2011年05月13日 16:17

所在地:北海道北斗市中野通324
URL:http://www.fas-21.com/
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ひねり金物については竹沢さんの回答でなされています。

異音については、様々な要因が思慮されます。
建築2年ほどで発生した異音の場合、留め金を締め付けているボールトのナット緩みが要因の場合が多くあります。

屋根裏に入って束柱や桁を締めているボールト・ナットが木材の乾燥で緩んでくると、一方からの強風で軋み音が発生する場合があります。
場合によっては指先でナットが回るまで緩んでいる事があります。
その事で家が壊れる事はありませんが、異音だけではなく雨漏りの要因となる場合もあります。

手の届く範囲だけでも再度締め付けを行うか、加締め金物などで対処する方法があります。チェックしてみてください。
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竹沢 正弘

瀬尾建設工業 株式会社
2011年05月18日 08:37

所在地:北海道羊蹄山の麓・倶知安町
URL:http://www.seo-ken.co.jp/
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 今ひとつ「状況」にピンとこない部分を残しますが、
あくまで、一般論の範ちゅうで。

 周辺以外に「ひねり金物」ですが、必要ない。とは、言いませんが、
重要ではないと思います。(周辺に、問題無く使ってある限りは)
 「気休め」よりは、お金をかけたことに対する「効果」は期待できます。
ただ、全体的に見たときの、(完成したものに手をつける工事代金も考えて)
 それを行っての、金銭対効果は、疑問です。(新築時に予算をかけて、ならまた、別な考えですが)

 福地さんのアドバイスの「金物」の確認の方が確実な効果が期待できるように、私は考えます。

 申し訳ありません。現場の確認なしで、一般論に推移しますが、よろしく。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
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こんどる

所在地:兵庫県
2011年05月17日 18:44

URL:
家づくりの想い:

竹沢様、福地様

ありがとうございました。
先般の質問に記載してませんでしたが、
当方の家は勾配の高い方に、
平面図で見ると建屋が凹状になったベランダがあります。
このベランダに屋根がある状態で、
その軒の出は約2m、幅は6mはあります。

異音が聞こえるのはこの軒の付根にほど近い天井裏からです。
(付根部分にひねり金物があります)

この部分の屋根断面の形状は三角形となるように軒天が貼られ、
内部(屋根と軒天材の間)もそれなりに補強しているような構造となっています。
しかし、さすがに2mもある軒の出が煽られる力も相当だと思いますし、
ひねり金物が外周部しかないため、この力で垂木に動きが生じているのではと推測しました。

以上より、ひねり金物が外周部だけということに疑問を感じた次第です。

福地様が仰るように、ボルトナットの緩みを見るつもりをしていますが、
仮に緩みがない場合、
現状ひねり金物が取り付いていない部分に新たに設置することで、異音解消の一助となる、と考えるのは正しいでしょうか。

文字だけのお伝えで申し訳ありませんが、一般論としてアドバイスいただければと思います。