参考にして頂ければと思います。
そもそも束石の芯からずれているのはいくつか考えられます。
１．単なる施工ミス。
２．天井の位置とみて垂直に立たせるため(天井基準)束芯から少しずれてしまっている。
３．費用を抑える（要望）為このような施工にしている。
４．本来の施工とは違う為サービス施工の為簡易的な突っ張り程度の補強をしている。
そもそも束石で柱を支えている時点でどうかと思いますが…。

束石の上に乗っているのアルミっぽいのは本当に柱ですか？


本来の工事の目的は何でしょう？
柱の木がシロアリなどに食べられてしまって。腐ってしまっていた為柱のやり替えをした。
↑このような工事依頼でしょうか？

写真を見た感じコンクリートブロック（CB）を基準に柱を立てているかと思います。
今回は台形の束石を使っている為どうしても芯からずれてしまいます。
束石が下に固定されている。
束石と柱が固定されている。
この２点が確認できていればそう簡単に動くことはないかと思うので大丈夫かと思います。
大きな地震とかの場合は動くことはあります。

直感的な心配点として、この柱が濡れてしまった際にきちんと乾くように施工されていないと、また朽ちてしまいます。一見、板金で巻かれて心配なさそうに見えますが、これは何か別に使う用のホームセンターで売っている既製品の板金を司法にくっつけて釘で留めただけなので、水が入る可能性があると思います。加えて２枚目の写真で下をコーキングして水が逃げないようにしているので、数年後にまた腐らないか心配です。

構造的な問題としては、これもホームセンターなどで売っている束石で柱を受けているだけなので、固定されておりません。柱を一時的に支える効力はありますがそれが横ずれしたり、引き抜かれたりする力に対応することはできません。この柱が上に何を背負っているかによりますが、構造的にもあまりよろしくないかなと思います。
芯がずれていることよりもこの柱自体の支持力が大事です。