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[20964]外壁のずさんなタッチアップへの対応について

質問者:白石 / 最新の回答・ご意見者:現場監督A / 回答・ご意見数:1件
カテゴリ:工事ミス・トラブル / 2024年08月14日 16:18

お世話になります。
新築し7年目の家ですが、写真の通り釘頭タッチアップ跡の変色、釘のない箇所の変色が100箇所以上見られる状況です。
工務店に相談すると、こちらが数十万自己負担すれば全塗装修繕するとのことでした。
ご質問は、
1.タッチアップ跡の広がりは雨風によるものでしょうか?
 施工当初のずさんなら塗り方によるものでしょうか?
2.釘頭以外の箇所へのタッチアップあとはミスによるものと考えられますで しょうか?
3.雨漏り等はなく瑕疵保険は使えないかと感じているのですが、他に法令等で該当するものはないでしょうか?

アドバイスのほど、よろしくお願いいたします。
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これまでの回答・ご意見数1

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
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現場監督A

所在地:東京都
2024年08月16日 00:16

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家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…

>1.タッチアップ跡の広がりは雨風に〜

タッチアップは現場での塗装、それ以外は工場で塗装したもので品質が全然違います。なので、タッチアップを全くしなくてよければそれに越したことはないんですが、現場での作業は100%完璧とはいきません。そんな中でタッチアップした部分が先に色褪せてしまう。それは現場の人間の意見としては「仕方ない」が正直なところです。サイディング自体が基本、現場では塗装しない製品である為、タッチアップという過程が出てきます。現場で塗装する方式の外壁であればタッチアップはありません。サイディングとは「そういうもの」と我々は思ってしまいますが、お施主様としてはなかなか納得のいかないものなのかもしれませんね。この外壁は私も以前に使用したりメンテナンスをしたことがありますがこの柄の場合、単色ですのでどうしてもタッチアップは多くなってしまいますし、色褪せが目立ちやすいという特徴はあるかもしれません。
>2.釘頭以外の箇所へのタッチアップあとは〜

ミスといえばそうかもしれませんが、そのためにタッチアップ材という部品をメーカーは出してまして想定内の事象であると思います。この製品の場合、もともと化粧面を抱き合わせで納入する際に擦れ跡などがつく場合もあり、そういった部分のタッチアップも出てきます。施工店によっては、こういったクレームへの対応のため、あくまで大きな傷にしかタッチアップを行わない、釘頭もタッチアップは行わないとしているところもあります。
>3.雨漏り等はなく瑕疵保険は使えないかと〜

これを無償でどうにかする法律や規制などはないと思います。


こういった色褪せが1〜3年ほどで出てクレームとなった案件の対応もしたことがありますが、その場合でもできる対応はタッチアップのみです。また、お引き渡し寺でのご指摘で全面塗装をしたケースも聞きますが、新築時に現場塗装をすることは工場塗装よりもダウンする可能性があるので果たして本当に良かったのか不明です。
今回、7年目ということですが、サイディングは10年過ぎますと早めにコーキングの打ち替えや塗装をお勧めします。それが全て解決につながると思います。今、7年目の時点ですぐに行う必要はありませんが、色々なところに見積もりをとったりご自身も勉強をされて、数年後に全塗装を行うのが最善ではないでしょうか。