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[21254]ありえない施工不良

質問者:だいまる / 最新の回答・ご意見者:現場監督A / 回答・ご意見数:3件
カテゴリ:工事ミス・トラブル / 2025年02月12日 12:31

建築前の建売を購入し、引き渡し3日後、コンセント追加のため床下を開けると約15cmぬるま湯が溜まっていました。すぐにハウスメーカーに連絡し水を抜いて確認したところ、風呂の排水が繋がっておらず床下に直で流れていることが判明。断熱材の濡れはもちろん、コンクリートは削れ木材も水がポタポタ垂れるほど湿気ていました。断熱材は無償で交換するとのことでしたが、コンクリートや木材の痛みは確実にあるため、この先不安しかありません。これから弁護士に相談する予定ですが、このような事案の場合、建て直しや慰謝料の請求など、どの程度主張が通るのかご教授いただきたいです。

これまでの回答・ご意見数3

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
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取締られ役平社員

所在地:北海道
2025年02月13日 16:46

URL:
家づくりの想い:

>引き渡し3日後

引渡し前に、「完成」からどの程度の日数がありますでしょうか?
もし、文面から推測ですが、数日しかないとすれば、床下のお湯の影響を考えると、
お客様としての視点と、施工者としての視点とは違うのですが、極端な影響はないと思われるのです。
>断熱材の濡れはもちろん、コンクリートは削れ木材も水がポタポタ垂れるほど湿気ていました

断熱材に対する「水蒸気・湿気」等の影響は、その表面に付着しているにとどまります。
相当な長期間、または水に直接浸り続ける。というのでなければ、乾燥させることで、問題は無いと考えられます。
コンクリートは、あたかもスポンジのように水を吸う、あるいは水で軟化する、などということはあり得ません。これも表面にすぎません、乾燥で十分でしょう。
木材ですが、これも長期、現実に水にさらされる環境以外であれば、
ましてや最近は「人工乾燥材」を使用していますので、これも、表面の付着しているものにすぎません。乾燥が充分に行われていれば、問題はないだろうと考えられます。

>断熱材は無償で交換するとのことでしたが、コンクリートや木材の痛みは確実にあるため、この先不安しかありません。

断熱材を交換してもらえるのであれば、業者的には良心的な誠意のある対応と考えます。
先に言ったように、乾燥さえ充分に行えば、コンクリート・木材には、ほぼ、心配はいらないと考えられ、不安は払しょくしていただけると考えます。

>これから弁護士に相談する予定ですが、このような事案の場合、建て直しや慰謝料の請求など、どの程度主張が通るのかご教授いただきたいです。


もちろん、配管の不備、点検を怠った業者にノークレームというわけにはいかないでしょうが、これを行ったところで、関係の悪化以上の何かを得ることは無いと思います。
やるなということではないですが、そのかけたものに対するリターンは、期待外れかと思われます。

個人的なお勧めとしては、業者との良好な関係を維持できる方策のほうがいいのでは?
業者として誠意のある対応を求め、約束されている断熱材の交換以上に、どこまで責任を認め、誠意を見せてくれるか?交渉の範疇かと考えます。
さらに、現場での状況の度合いが不明ですし、私の推測以上の状況であれば、業者との相互での確認、打ち合わせを必要とするかもですね。
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現場監督A

所在地:東京都
2025年02月25日 22:07

URL:
家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…

引渡し3日後で床下に「ぬるま湯」が溜まっていたとしたら確実にお引き渡し後3日間のお風呂の排水が溜まっていたということになると思います。完成の時期に水道業者が「通水」する筈なのですが、そのくらいの水が「排水」から流れたくらいだと渇いちゃうと思うんですよね。なので、水がたまっていた期間はMAX3日間と予想します。その間にどんな悪いことが起きたかっていう部分が心配ですね。

3日の間に床下にお湯が流れるとお風呂場のように結露するでしょうから、その湿気の影響を考えないといけません。床下は床下換気されているでしょうが、自然換気なので水蒸気の発生の方が多く、湿度が80%以上であったと推測されます。順番に各部材の影響を考えていったら良いと思います。

「断熱材」
一番心配なのはやはり断熱材です。特に繊維系の断熱材(グラスウールボードなど)を使用していたら湿気には弱いので交換が望ましいです。グラスウールなんでしょうね。

「コンクリート」
コンクリートにとって水や熱は強度アップにつながるので直接今回の状況が「痛める」とかの要因にはならないと思います。打ち継ぎ部などに水が侵入して外部に滲み出ていたりすれば鉄筋には多少のダメージがあるかもしれませんが長い目で見たらほんの一瞬のダメージかと思います。表面にカビなどが生えていたらコンクリートというよりは人体に影響があるのでその対処は必要だと思います。もともと床下は換気されて乾燥が促進されている筈なので、それが正常であれば、床下の水を排出したら良い方向に行くと思います。

「木材」
こちらは長い間高湿度の状態にした場合、影響が出て「痛む」という可能性もありますが、3日間だけなのでどうでしょう、表面が結露しただけで実害はそこまでないような気がします。ただ、表面にカビなどが生えていれば、、、〜以下同文〜。

「電気配線」
あまり床下などにはないと思いますが、電気配線があった場合、水に触れると漏電します。まーこれはブレーカーが落ちてなければ大丈夫でしょう。あと電線が乾きにくいところにあり濡れている場合、乾かす必要があります。渇いていないと電線が錆びて断線の可能性があります。直接濡れていないところでも機密性によっては、床上の電線に湿気が届いていると錆びる可能性もあるのでその辺の確認もした方が良さそうです。



それからすぐに水を抜いたとはいえ、断熱材と床下地の間など乾きにくい箇所は断熱材を交換する際に濡れている可能性があるので、そこはよく乾かした後に再度、断熱材を入れるなどの配慮が必要と思います。
myph

現場監督A

所在地:東京都
2025年02月25日 22:15

URL:
家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…

>これから弁護士に相談する予定ですが、このような事案の場合、建て直しや慰謝料の請求など、どの程度主張が通るのかご教授いただきたいです。


まず、このような要因で立て直しが認められるケースは皆無だと思います。慰謝料の請求をすることは自由なのですが、認められるケースって少ないと思います。民法改正で「瑕疵」という考え方が変わりましたが、普通に住まえる住宅を提供できていてその上不具合に対して対応をしている状況であれば、それに加えて慰謝料とか損害賠償を支払うっていうケースは少ないかと。是正工事をする際にその間正常に住めない、というのであればその仮住まい費用やホテル代は請求できると思いますが、金銭の要求はしてもたかが知れてますし、弁護士を雇うお金の方が高くつく、あるいはとれる額が期待できないので弁護士が本腰を入れて依頼を受けてくれない、相談で終わる可能性が高いと思います。

前向きに考えて是正工事を行なっていただき、心配が残れば、第3者のホームインスペクションなどに費用を使う方が得策だと思います。