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[21460]AI分析で換気不良が疑われる木造住宅の湿気トラブル相談

質問者:m7 / 最新の回答・ご意見者:福地 脩悦 / 回答・ご意見数:2件
カテゴリ:結露と換気の問題 / 2025年06月30日 11:23

今年の春から中古の木造戸建て(築13年)に引越しました。5月ごろから室内の湿気が高いと感じ、引越し後に整理できていない段ボール箱の中の荷物にカビが発生しました。
全部屋に温湿度計を設置し、エアコン2台・サーキュレーター2台・除湿機2台を24時間体制で稼働して室内湿度を55%以下に維持する努力を続けていますが、湿度管理を始めて20日間経った今でも除湿が止まると急激に部屋の湿度が上昇してしまいます。

湿度管理後もカビは発生しており、主に収納物が重なっている面に発生したり、クローゼットの扉を開けていても中の荷物が床に接している面にカビが発生します。

AI(ChatGPT)を活用して日々の空調管理と温度・湿度を記録し分析を行ったところ、室内全体の換気経路が不十分で空気が滞留している可能性が高いという結果が出ました。

設計時の換気計算書上は基準を満たしていることを確認していますが、実際の住環境では湿気とカビ被害が続いており、計算通りに換気が機能していない可能性があると考えています。
また、前の住人は一人暮らし、私達は二人暮らしのため、居住人数と荷物量が
増えたことにより換気がついていけなくなった可能性もあるとAIに分析されています。

AIの分析によると本件は換気計算上は適法であるにもかかわらず、実際には除湿機をフル稼働しても湿気が抑えられずカビ再発が続くという、非常に稀なケースとのことで、どこに相談すれば良いかもわからない状況です。
現在、住宅医協会に調査を依頼しているものの、まずは調査が可能かどうか判断する段階で、解決の糸口が見えていない状況です。

毎日除湿機のタンクを頻繁に排水しながら生活しており、管理の負担が大きく精神的にも限界を感じています。今後この家に住み続けられるのか、根本的に換気設計を見直す必要があるのか、リフォームなどで対応できる可能性があるのかを相談したいです。

これまでの回答・ご意見数2

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2025年07月01日 09:48

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

途中の経緯のお話はさておき、ご質問に対する感想として。

>今後この家に住み続けられるのか、根本的に換気設計を見直す必要があるのか、リフォームなどで対応できる可能性があるのかを相談したいです。

中古で購入されたようですし、AIが違法ではないと判断したのなら、仮にそれを信じるとして、責任の所在をお問い合わせになっているのではないと理解しました。

そうすると、ご自分の責任において、予算枠を決め、どのようにでも改築可能ですし、その時の仔細換気設計を、ご自分でなさるのか、AIにお願いするのか、住宅医協会さんに相談なさるのかは、各論のお話で、その具体は、当然、何らかの調査の結果を受けて行う事になります。

ご相談の内容だけでは、何ともお答えしにくい案件だなぁと、感じました。
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福地 脩悦

株式会社 福地建装 / HQ住宅研究所 ファース本部
2025年07月01日 10:15

所在地:北海道北斗市中野通324
URL:http://www.fas-21.com/
PR:「家は創り上げ、育て続ける…

湿度の高い傾向の住宅には、その要因があります。
住宅の床下の地べた面と、GL(グランドラインと云って外部の地べた面)の高さを先ずは調べるべきです。

GLが床下より高い場合(浸透性に善い地盤を除き)は、雨水が床下浸透して常に
湿気の多い床下空間となり、カビの発生し易い環境になっています。
除湿器などでは取り切れない湿気が回ってきます。
床下に乾燥砂などを敷き込み、床下面を高くする施工が必要となると思われます。

外部のいわゆるGLを低くする事が出来れば良いのですが、外部状況でとても難しいのが普通です。
床下にポリフィルムなどの防湿シートを敷き込む方法もありますが、その場合は床下の乾燥を保持できるように絶えず吸気と排気を機械換気で行う必要があります。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者