
[21629]外壁の水抜き構造について
質問者:beyourself1001 / 最新の回答・ご意見者:現場監督A / 回答・ご意見数:2件
カテゴリ:構造・建材 / 2025年10月06日 21:38
地元工務店の建設した建売戸建てを2年前に新築で購入。
最近ビルトインガレージの上部に外壁の下端のコーキングが欠損していることに気づきました。外壁はサイディングです。
施工不良と思って工務店に問い合わせると、外壁の水抜きでわざとコーキングで塞いでないので問題ありませんとのことでした。中で折り返しているので水が入ることはないとのことでした。
そういう構造自体聞いたことがなかったのですが、この画像のコーキングの隙間は水抜きとして説明がつくのでしょうか?かなり不自然に見えます。そこそこ空間が奥にあり、横なぐりの雨なら水が容易に入ると思います。そもそも反対側は空いていないので通気もしないですし、湿気が溜まって腐食の原因になるだけではないでしょうか?
他の機関にもみてもらう方が良いのでしょうか?ご意見いただければ幸いです。
最近ビルトインガレージの上部に外壁の下端のコーキングが欠損していることに気づきました。外壁はサイディングです。
施工不良と思って工務店に問い合わせると、外壁の水抜きでわざとコーキングで塞いでないので問題ありませんとのことでした。中で折り返しているので水が入ることはないとのことでした。
そういう構造自体聞いたことがなかったのですが、この画像のコーキングの隙間は水抜きとして説明がつくのでしょうか?かなり不自然に見えます。そこそこ空間が奥にあり、横なぐりの雨なら水が容易に入ると思います。そもそも反対側は空いていないので通気もしないですし、湿気が溜まって腐食の原因になるだけではないでしょうか?
他の機関にもみてもらう方が良いのでしょうか?ご意見いただければ幸いです。
これまでの回答・ご意見数2件
アドバイザーからの回答


※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見



取締られ役平社員
所在地:北海道
2025年10月07日 10:21
URL:
家づくりの想い:
あくまでも、現場の詳細な状況を確認できない状況ですので・・・
通常のサッシなどの場合は、一時期ほぼやっていた施工です。
現在はあまり見かけませんね。
ある時期、窓サッシの上部から内部に水漏れ。という現象が数多く報告されました。
いろいろな状況が考えられましたが、実際にサッシの上面のコーキングに切れ目を入れると、「水があふれ出てくる」ということが、多々あったのです。
それで、サッシ上面は両端だけにし、真ん中を残す、このような施工が広まりました。
実際に、それで室内への水は止まった経緯はあるのです。
その後、サッシと壁の取り合い、窓周辺のタイベックや防水テープ等の施工などに大きな改善がされて、現在は見かけなくなった工法ではあります。
そもそもとして、サイディングの裏面と建物の間には、「通気層」を施工することが当たり前になっています。
その、過渡期?いろいろな施工法、収まり、などなど、試行錯誤が繰り返されてきた経緯があります。
通気層には、もちろん名前の通り「通気」される意味合いと、まかり間違えて?サイディング裏に侵入した水を、ストレートに排出する意味合いを持たせているのですが、その入った水が、サッシの上面で留まり、排出経路が室内に向かったことが、問題点だったと推測します。ですから、室内に行かないうちに、外部に速やかに排出するための、このコーキング未施工部分なのでした。
笑い話に、「長靴に穴が開いちゃった!」「もう一つ、穴開けときな!入った水が抜けるから。」ってのがあります。
じつは防水が完璧すぎると、「入った水も抜けられません」
入ることも考慮しつつ、速やかに排出する手段も考慮する。こんな考えも「有り」なのでしょう。
今回のご相談が、この範疇か?というと、現場の確認が足りません。
施工業者と、納得いくまで話し合うことをおすすめします。
蛇足ですが、
これに関しても、「密封・密閉」することによる弊害も十分に考えられます。
濡れても、乾きが早ければ、物は簡単には腐りません。
濡れても、乾く暇も無く、湿気が多めの空気にさらされ続ける環境。これが腐りの大好きなシチュエーションなんです。
それでもご不安にさいなまれるようでしたら、お近くの「建築士会」などにご相談されると、現地に即して相談結果が得られると考えます。
通常のサッシなどの場合は、一時期ほぼやっていた施工です。
現在はあまり見かけませんね。
ある時期、窓サッシの上部から内部に水漏れ。という現象が数多く報告されました。
いろいろな状況が考えられましたが、実際にサッシの上面のコーキングに切れ目を入れると、「水があふれ出てくる」ということが、多々あったのです。
それで、サッシ上面は両端だけにし、真ん中を残す、このような施工が広まりました。
実際に、それで室内への水は止まった経緯はあるのです。
その後、サッシと壁の取り合い、窓周辺のタイベックや防水テープ等の施工などに大きな改善がされて、現在は見かけなくなった工法ではあります。
そもそもとして、サイディングの裏面と建物の間には、「通気層」を施工することが当たり前になっています。
その、過渡期?いろいろな施工法、収まり、などなど、試行錯誤が繰り返されてきた経緯があります。
通気層には、もちろん名前の通り「通気」される意味合いと、まかり間違えて?サイディング裏に侵入した水を、ストレートに排出する意味合いを持たせているのですが、その入った水が、サッシの上面で留まり、排出経路が室内に向かったことが、問題点だったと推測します。ですから、室内に行かないうちに、外部に速やかに排出するための、このコーキング未施工部分なのでした。
笑い話に、「長靴に穴が開いちゃった!」「もう一つ、穴開けときな!入った水が抜けるから。」ってのがあります。
じつは防水が完璧すぎると、「入った水も抜けられません」
入ることも考慮しつつ、速やかに排出する手段も考慮する。こんな考えも「有り」なのでしょう。
今回のご相談が、この範疇か?というと、現場の確認が足りません。
施工業者と、納得いくまで話し合うことをおすすめします。
蛇足ですが、
>湿気が溜まって腐食の原因になるだけではないでしょうか?
これに関しても、「密封・密閉」することによる弊害も十分に考えられます。
濡れても、乾きが早ければ、物は簡単には腐りません。
濡れても、乾く暇も無く、湿気が多めの空気にさらされ続ける環境。これが腐りの大好きなシチュエーションなんです。
それでもご不安にさいなまれるようでしたら、お近くの「建築士会」などにご相談されると、現地に即して相談結果が得られると考えます。

beyourself1001
所在地:鹿児島県
2025年10月08日 22:25
返信いただきありがとうございます。これまでのトレンドなどまで教えて頂き大変勉強になりました。とても違和感を感じたので質問させて頂きましたが、それなりに行われている処置だということがわかりました。ありがとうございました!

現場監督A
所在地:神奈川県
2025年10月09日 21:43
URL:
家づくりの想い:現場監督歴20年。アフターも…
こちら、隙間は水抜きであると同時に「外壁通気工法」の通気の入り口として隙間をわざと設けております。隙間の下にあるのは「オーバーハング水切り」と言って、外壁や通気層に流れた水を切って、ビルトインガレージの天井に水がまわらない様にしています。なので隙間の施工は正常です。
逆に右側の隙間の少ない部分ですが、このサイディングは「縦張り」になっていませんかね。隣の列のサイディングがスターター金具の施工不備によって下がってしまっている可能性があります。こちらの部分をぜひ指摘して、点検・修繕してもらう必要があるかも知れません。
逆に右側の隙間の少ない部分ですが、このサイディングは「縦張り」になっていませんかね。隣の列のサイディングがスターター金具の施工不備によって下がってしまっている可能性があります。こちらの部分をぜひ指摘して、点検・修繕してもらう必要があるかも知れません。