単純な白華現象（エフロレッセンスともいいます）であればクラビアさんの回答どおりです。
白華現象が発生してもコンクリートの強度に問題はなく、生成物も無害だからです。

気になるのが左端の写真です。
完全に基礎コンクリートの表面が剥離しているようにも見えます。
白華現象ではコンクリート水分が表面で蒸発して発生しますが、それでは左端の写真のような剥離状態になる事は不自然で説明が出来ません。

コンクリートの表面に塗ったモルタル剥離か、コンクリート表面の凍結剥離なども要因の一つとして対策を講ずべきと思われます。
表面剥離を放置しておくと、湿気が浸入して中の鉄筋を腐蝕させて、酸化膨張で基礎コンクリートが亀裂を生じさせる事もあります。
対応策としては、防水モルタルでしっかりと塗り込む事です。

私ははじめて見る症状です。

最近では、ありえないと思っていましたし、症状として、このようになるのかどうかも経験が無いので判りませんが、コンクリートに塩分が混じった状況、、、と推測します。単なるエフロエッセンス（白華現象）ではこうならない気がします。

一昔前は、コンクリートを調合する際、海砂利や海砂を平気で使っていたようで、それらに含まれる塩分が悪さをすると、パラパラとコンクリートが欠けます。公共建築物や、高速道路の橋脚にも、昔は普通に使われていたようで、昨今問題になっています。今でこそ、塩分濃度の規定もありますし、海砂利、海砂は、使わないのが常識ですが・・・・・。

圧縮強度が期待できず、コンクリートにとっては致命的です。角砂糖を上からグン！と押すと、バラバラと壊れますよね。。あのイメージです。また、鉄筋も錆びてきますので、当然、いいはずがありません。さらに、困ったことに、基礎「全体」がそのような状況ですと、補修の方法がありません。

コンクリートをサンプリングして、コンクリートの圧縮強度を調べる事もできますし、精度は若干落ちますが、シュミットハンマーという機械で簡易的な測定も可能です。

ちょっと頑張って、地元でそれらを測定できる業者さんを探し、依頼されてみては如何でしょうか？飛び上がるような（数十万）金額にはならないと思いますよ。

個人的には、ちょっと嫌な印象を持ちました。不安を煽るつもりはありませんが、「念のため」というつもりで、是非とも、お調べになってください。杞憂であればいいのですが・・・・。