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[256]屋根の色を間違えて施工されてしまった。

質問者:パサール町 / 最新の回答・ご意見者:パサール町 / 回答・ご意見数:4件
カテゴリ:工事ミス・トラブル / 2010年08月02日 13:10

某HMにて建築中なのですが、板金屋根工事を発注した物と全く違う色で施工されてしまいました。しかも同等品とは言え契約書とは違うメーカーの材料を使用しています。色の違いも発注したのは『焦茶』で施工されたのは『シルバー』で似ても似つきません。当然クレームで再施工させるのですが、既にほぼ完了した状態でここから板金屋根を撤去するとなると、多数のビス穴がルーフィング及び野地板に残るので非常に心配です。HM側では板金屋根を撤去し、ルーフィングを残した状態でその上に野地板をもう1枚貼り、ルーフィングを敷き、新たに板金屋根を葺く方法で対応したいと言ってきているのですが、この場合野地板の荷重が増える分躯体に負荷がかかるのではないかと思うのですが大丈夫な物なのでしょうか?また、野地板同士が反る事によって密着せずに湿気を含んでしまうような気もします。何しろ基礎と屋根は一番重要な部分なのでとても気になっています。ご回答よろしくお願い致します。
myph

パサール町

所在地:群馬県
2010年08月02日 21:34

栃木様、飯田様。 すばらしく的確なご回答ありがとうございます。 特に栃木さまの「梁のたわみ」の点と飯田様の「再施工時に同じ位置(もっと怖いのは微妙に違う位置)にビス穴」は当方が最も懸念していた点でした。お二人のご回答をもとに業者側と交渉を進めて行きたいと思います。

これまでの回答・ご意見数4

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2010年08月02日 19:41

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

確認申請上の区分としては「4号確認」という区分の建物だと思います。だとすると確認申請にも構造計算書は添付されていませんので、少々、荷重が増えても、手続き上は全く関係ありません。

仮に、構造計算を施した建物だと仮定しても、計算の前提条件としては、鉄板、野地板、タルキ、更にその下の小屋梁などを全部込み込みで自重として1あたり、45kg〜50kg程度と我々は仮定します。これは、実態より重い設定ですので、野地板が増えた事が直接の原因で、何か問題が発生するとは考え難いです。

仮に屋根面積(建築面積)が20坪くらいだとすると、野地板の実質の増分重量は300kg〜400kgくらいです。。ある日突然、お相撲さんが二人、我が家に下宿することになったとしても「家全体として」負担が増えるから我が家が危険!!立ち入り禁止!!とは考えませんよね。

しかしながら、元々の梁のサイズが存外小さかったりすると、「野地板増えなかったとしても梁がたわむじゃん!!」という事はあり得ますので、ちょっと意地悪いですが、今回の事を理由に、構造計算(法的には要求されていませんが)をお願いしてみてもいいのではないでしょうか。その時は「許容応力度計算で、、、」と、言って下さいね。

ただ、何故、わざわざ手間のかかる、「野地板の重ね貼り」をするのかが解せません。もしやすると、バーサル町さんの「多数のビス穴がルーフィング及び野地板に残るので非常に心配です」という点に対応するためだけなのかな?と想像します。
そうであれば、荷重の点からというより、防水上、あるいは風の吹き上げ対策上は現況の鉄板をはがし、ルーフィングだけを重ね貼りをした方がいいと私は思いますよ。むしろ防水上は、現況のままより性能UPです。(理由は細かく、長くなるので省略します)

お腹立ちはごもっともと思いますが、そこそこ対応の良さそうな施工者なので、感情的にならずに話し合われてください。
お客様のクレームを「まぁまぁ・・」と納めるだけのために、野地板まで重ね貼りするのであれば、私は感心しません。
myph

栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2010年08月02日 19:59

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
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すいません。。

>込み込みで自重として1あたり

1?あたり、、、です
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栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2010年08月02日 20:00

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
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文字が変換されないようです。。。(^m^;;;

1平米あたり・・・です
myph

飯田 均

屋根サポートいいだ
2010年08月02日 21:13

所在地:北海道旭川市春光4条8丁目11-13
URL:http://sites.google.com/site/yanespptiida/
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どのような屋根材料なのかによって回答は変わりますが、似たような事例を経験したことが有ります。

改修方法としては、栃木様の指摘とおり、ルーフィングを重ね張りして、新たな屋根材を張りました。

金属瓦などで、屋根材料を屋根タルキだけでなく、野地板にもビス止めする製品であれば、野地板にビス跡が残りますが、防水性については問題ありません。ただ、再施工時に同じ位置にビス止めしないように注意が必要です。

どうしても、ビス跡が気になるようであれば、状況にもよりますが、小屋裏から、野地板にウレタンを吹き付けて、ビス跡を見えなくする、などの方法もあります。
強度が心配であれば、野地板の2重張りも一案かと思います。

また、指定メーカーの材料が在庫不足などで入手できない場合、工務店・施主様の了解をえて、他社の同等品を使用することはあります、事前の連絡があれば、よかったですね。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者