
こんにちは。新築後およそ2年経過した家(2008年3月引き渡し)に住んでいます。2009年末に別件で修繕をした際に、基礎断熱の施工に間違いが発覚しました。施工した工務店とは、是正のための工事をする約束をしておりますが、工務店の計画には少々不安があるため、相談させていただきたいと思います。
家は、工務店が紹介してくれた建築家が間取り・デザインのみを決め、工務店の建築士が詳細図面を書きました。木造在来工法の2階建てですが、宅地が道路より1.5mほど高いため、玄関と玄関ホールを半地下としていて、半地下部分はRC造です。1階居室へは階段を上って入る構造になっています。断熱・換気については、外断熱・第3種換気ですが、具体的な断熱工法や換気計画(換気システムを使用)に関しては、市販の工法を買うというような形で計画が進められました。
基礎断熱は、ベタ基礎の土間下と立ち上がりの内側にウレタンボードを使うという方法でしたが、工事の時点で一度ミスがありました。通気タイプの基礎パッキンを使用してしまい、後から気づいたために、外周の基礎パッキンは、すべての穴にスプレータイプのウレタンフォームを吹き付けて塞いだと聞いています。
2009年末になって、別件の修繕で床下を見てもらった際に、工事担当者から、本来なら不要なはずの床下にもウレタンボードが張ってあるということを聞きました。床下の断熱材をすぐに外してしまうと、室内と床下の温度差が大きく生活上の不快感や結露につながるだろうとのことで、もう少し気候が暖かくなってから工事をすることになっています。
そもそもの修繕の理由は、半地下部分の夏場の結露でした。1年目の夏に半地下部分が濡れてカビが発生し、すぐに工務店に連絡して現状を見てもらったのですが、工事担当者(現場監督)が次々変わるなどということがあり、実際の工事は連絡から1年半近く経った2009年末となりました(2年目の夏は除湿機を24時間つけてしのぎました)。
結露の原因については、ようやく決まった工事担当者が床下等を見て総合的に判断したところ、1階の床下の冷気が通気基礎パッキンの穴を通って半地下部分のRC壁と仕上げの壁の間に流れ込んで躯体を冷やしているのではないかとのことでした。RCの躯体自体の断熱はきちんと施されているそうで、1階床下に接する部分以外では結露は発生していませんでした。ひとまず1階床下と半地下空間の空気が行き来しないよう、ウレタンフォームで塞ぐという工事をしてもらいました。その際に、床下にも断熱が施されているということがわかったのです。
ですが、よくよく考えてみると、本来の基礎断熱工法がきちんと施工されていれば床下と室内の温度差はないはずなので、玄関も結露しなかったはずです。いろいろと調べてみてわかったのですが、我が家の床下は、計画換気の中に含まれておらず、室内との空気の出入りもありません。2年経った現在、床下は強いカビのにおいが充満しています。床下の断熱材を取り外しただけでこの問題が解決するのかどうか、不安があります。
床下換気の件について工務店の担当建築士に確認したところ、1階床の何ヵ所かにガラリを取り付けるという対処法を示されました。換気扇等の計画は特にありません。私としては、すでに床下がカビている以上、床下からの空気が室内に上がってくることには抵抗感があります。そのことを伝えたところ、「現時点ではこれ以上のことをできる能力、建築的知識は自分にはない」というようなことを言われてしまいました。年末に修繕に来てくれた工事担当者は頼りになる感じだったのですが、我が家の工事が終わったあと、すでに退職してしまっています。
現在決まっている対策は、5月の連休前後で床下の断熱材を外してみて、1年通して暮らしてみるということと、夏場の結露の様子を見て、何かあればそのときは対処する、というものです。床ガラリや床下換気の件については、うやむやのままになってしまっています。床ガラリや床下換気は、法律上必要ないものなのでしょうか。
打ち合わせと建築の途中で建築士も何回か変わり、最終的に担当した建築士は4人目です。着工から引き渡しまで1年半ほどかかりました。打ち合わせも含めるともっとかかっています。施主としても苦労した分、家には愛着があります。家自体は気に入っているので、長く快適に暮らしていきたいと考えています。
これからしなければならない工事はどのようなものでしょうか。特殊なケースだと思いますが、ご助言いただけるとありがたく思います。工務店のほうは、しなければならないことはきちんとする、という姿勢で、おかしなところはすべて直してくれているので、悪質なものではないと思っています。
家は、工務店が紹介してくれた建築家が間取り・デザインのみを決め、工務店の建築士が詳細図面を書きました。木造在来工法の2階建てですが、宅地が道路より1.5mほど高いため、玄関と玄関ホールを半地下としていて、半地下部分はRC造です。1階居室へは階段を上って入る構造になっています。断熱・換気については、外断熱・第3種換気ですが、具体的な断熱工法や換気計画(換気システムを使用)に関しては、市販の工法を買うというような形で計画が進められました。
基礎断熱は、ベタ基礎の土間下と立ち上がりの内側にウレタンボードを使うという方法でしたが、工事の時点で一度ミスがありました。通気タイプの基礎パッキンを使用してしまい、後から気づいたために、外周の基礎パッキンは、すべての穴にスプレータイプのウレタンフォームを吹き付けて塞いだと聞いています。
2009年末になって、別件の修繕で床下を見てもらった際に、工事担当者から、本来なら不要なはずの床下にもウレタンボードが張ってあるということを聞きました。床下の断熱材をすぐに外してしまうと、室内と床下の温度差が大きく生活上の不快感や結露につながるだろうとのことで、もう少し気候が暖かくなってから工事をすることになっています。
そもそもの修繕の理由は、半地下部分の夏場の結露でした。1年目の夏に半地下部分が濡れてカビが発生し、すぐに工務店に連絡して現状を見てもらったのですが、工事担当者(現場監督)が次々変わるなどということがあり、実際の工事は連絡から1年半近く経った2009年末となりました(2年目の夏は除湿機を24時間つけてしのぎました)。
結露の原因については、ようやく決まった工事担当者が床下等を見て総合的に判断したところ、1階の床下の冷気が通気基礎パッキンの穴を通って半地下部分のRC壁と仕上げの壁の間に流れ込んで躯体を冷やしているのではないかとのことでした。RCの躯体自体の断熱はきちんと施されているそうで、1階床下に接する部分以外では結露は発生していませんでした。ひとまず1階床下と半地下空間の空気が行き来しないよう、ウレタンフォームで塞ぐという工事をしてもらいました。その際に、床下にも断熱が施されているということがわかったのです。
ですが、よくよく考えてみると、本来の基礎断熱工法がきちんと施工されていれば床下と室内の温度差はないはずなので、玄関も結露しなかったはずです。いろいろと調べてみてわかったのですが、我が家の床下は、計画換気の中に含まれておらず、室内との空気の出入りもありません。2年経った現在、床下は強いカビのにおいが充満しています。床下の断熱材を取り外しただけでこの問題が解決するのかどうか、不安があります。
床下換気の件について工務店の担当建築士に確認したところ、1階床の何ヵ所かにガラリを取り付けるという対処法を示されました。換気扇等の計画は特にありません。私としては、すでに床下がカビている以上、床下からの空気が室内に上がってくることには抵抗感があります。そのことを伝えたところ、「現時点ではこれ以上のことをできる能力、建築的知識は自分にはない」というようなことを言われてしまいました。年末に修繕に来てくれた工事担当者は頼りになる感じだったのですが、我が家の工事が終わったあと、すでに退職してしまっています。
現在決まっている対策は、5月の連休前後で床下の断熱材を外してみて、1年通して暮らしてみるということと、夏場の結露の様子を見て、何かあればそのときは対処する、というものです。床ガラリや床下換気の件については、うやむやのままになってしまっています。床ガラリや床下換気は、法律上必要ないものなのでしょうか。
打ち合わせと建築の途中で建築士も何回か変わり、最終的に担当した建築士は4人目です。着工から引き渡しまで1年半ほどかかりました。打ち合わせも含めるともっとかかっています。施主としても苦労した分、家には愛着があります。家自体は気に入っているので、長く快適に暮らしていきたいと考えています。
これからしなければならない工事はどのようなものでしょうか。特殊なケースだと思いますが、ご助言いただけるとありがたく思います。工務店のほうは、しなければならないことはきちんとする、という姿勢で、おかしなところはすべて直してくれているので、悪質なものではないと思っています。
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