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[2956]新築中住宅の基礎クラック

質問者:なかちゃん / 最新の回答・ご意見者:福地 脩悦 / 回答・ご意見数:2件
カテゴリ:構造・建材 / 2011年09月04日 22:07

お世話になります。
現在建築中の住宅の基礎に既にクラックが入っており、深刻度と補修方法について相談させていただきます。

建物は、東西に11m、南北に8mの長方形型の木造総2階建てです。7月下旬に基礎の打設が終わり、現在、外壁設置工事が行われているところです。
基礎は、ベタ基礎で厚さ150mm、高さ450mm、呼び強度21Nのコンクリート使用です。
地盤は軟弱地盤で、柱状改良工事を2.5mまで行っております。

当該クラックは、東西方向の丁度真ん中あたりに、上端からスラブ部分までの長さで、北面(写真1)と南面(写真2)に同様に発生しております。北面側は、内部まで貫通しており、内側は、業者がシーリング材のようなもので勝手に補修しております(写真3)。南側は、内部まで貫通しているかわかりませんが、外側は写真2のように業者が補修しております(材料不明)。スラブ面のクラックは今のところないように思われます。

心配なのは、南北両面に同様のクラックが発生していることです。良く言われる「コンクリートの収縮に伴うクラック」でしょうか?南北面の丁度中間あたりに偶然できたとは思えません。

この基礎工事は、この他にもコールドジョイントよる継ぎ目が多数発生しており全く信用なりません。

どうぞ良きアドバイスをお願いします。
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なかちゃん

所在地:宮城県
2011年09月06日 01:02

福地様

早速の回答ありがとうございます。
念のため、北側の貫通クラック該当箇所の鉄筋状況(写真4)、立ち上がりコンクリート打設前の状況(写真5)及び養生状況(写真6)の写真を追加させていただきます。このような状況を踏まえても収縮クラックの可能性が大きいのでしょうか?当方は、東日本大震災の被災地であり、コンクリート打設後にも震度4クラスの余震が数回発生しています。その影響もあるのでしょうか?
また、補修方法についてですが、この程度のクラックの場合、充填剤は圧力をかけた方法が必要なのでしょうか?
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これまでの回答・ご意見数2

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
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福地 脩悦

株式会社 福地建装 / HQ住宅研究所 ファース本部
2011年09月05日 17:52

所在地:北海道北斗市中野通324
URL:http://www.fas-21.com/
PR:「家は創り上げ、育て続ける…

一枚目の写真を見ると強い引っ張り力が生じているように見えます。
しかし、基礎上部の鉄筋不足などの強度不足で発生したのであれば、亀裂がもっと下部までに及ぶものと思慮されます。

コンクリート打設の後に強い日射熱などを浴びると、収縮クラックも相当に大きくなる場合があります。
本件の場合は、その収縮クラックであると推察されます。

対応策としては、亀裂が外部に通じていると思われる事から、内部の鉄筋酸化を防ぐため、強烈な接着性の伴った充填剤で防水すべきでしょう。

本件は、完全に瑕疵担保責任履行法の対象案件となります。
つまり、この施工過程でのまずさが要因で将来的に問題が発生した場合は、施工工務店側の責任が法的に課される事になります。

このような写真を多く撮っておくことをお勧めします。
しかしコンクリートそものは綺麗に仕上がっており、施工状態が悪いわけでもありません。
様子を見守る事も必要と思われます。
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福地 脩悦

株式会社 福地建装 / HQ住宅研究所 ファース本部
2011年09月06日 09:53

所在地:北海道北斗市中野通324
URL:http://www.fas-21.com/
PR:「家は創り上げ、育て続ける…

写真を漏る限り、型枠などの施工状態は極めて正確に行われているように拝察されます。
特に本件は、完全にベタ基礎方式であり、外周基礎で建物の主要重量を支えているわけでありません。
写真で見る限り、震度4の地震で発生した亀裂ではありません。
あまり心配はいらないように思われます。

先施工業者を信頼しても大丈夫だと思慮されます。
家づくりはむしろこれから様々な事象が出てきますので、施工業者さんとの友好関係を保ちながら、一緒に家づくりを楽しむ事が賢明かと思います。
楽しむに足りる施工状況だと思われます。

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者